金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナル vol.71 2026年4月4号のお届けです! Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です 日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています この場が水草や生き物との出会いや楽しみ、学びが広がる一助になれば幸いです ※主にショップ様や企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です 個人のツイートでも特に”紹介したい!”と思ったものについてはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m また、弊blogでは常に表紙写真をご提供して頂ける方を募集しております! 是非皆様の素敵なお写真で紙面を彩らせて頂ければと思っております 掲載の体裁上、お借りするお写真は一部カットさせて頂くこともあるかと思いますのでその点のみご了承ください よろしくお願いします


今週末注目のイベント

Aichi植フェス宴2026 Vol.O1(江南市) 4月25日、26日開催

様々な植物があつまる即売イベントAichi植フェス宴2026が愛知県江南市のすいとぴあ江南にて、4月25日(土)26日(日)に開催されます
伊藤蟻植物農園、TheGAKI、太陽園芸など見知った販売業者さんなど約30の業者さんが集まり幅広いジャンルをカバーしたイベントになりそうです
お近くの方は是非!

mishima高岡店「植物と生きもの即売会vol.7」(高岡市)4月26日開催

富山県高岡市の熱帯魚店mishima高岡店さんで植物と生き物即売会が4月26日(日)に開催されます
気が付けばこのイベントを告知するのも4回目くらいになる気がしますが、続けて開催されているのはお店とお客様の熱意があるという証拠ですから、素晴らしいことだと思います
熱帯植物や両生類、亀などの販売業者さんが集まるので新しいジャンルを開くきっかけとしても良いイベントだと思います!是非!

今週の気になる情報

 

伊藤蟻植物農園オンラインショップ 4月24日18時から新商品ラインナップ

蟻植物の生産で注目される伊藤蟻植物農園さんのオンラインショップに新たにアロイドやサボテンが追加されるそうです
更新は本日24日18時からということで早速チェックしてみましょう!面白い植物がいっぱいいますよ!

MPJ水草専門誌「AQUAPLANTS vol.23」 4月30日発売

年に一度の水草マニアのお楽しみMPJの水草専門誌「AQQUAPLANTS vol.23」が4月30日に発売されます 今年の特集は 『最新「斑入り水草」大全』ということで斑入り植物にフォーカスした内容。そのほか、最新の水草情報が満載だそうです これは楽しみですねぇ  

AquaFocus店舗限定決算月セール4月30日まで開催中

大阪府堺市の熱帯魚店AquaFocusさんでは現在決算月セールを開催中ですが、店舗限定で4月30日まで用品も全品20%オフという破格のセールを開催されています!
A◯A製品も対象ということで、欲しいアイテムがある人はいまがチャンス!!お近くの方が羨ましい…!

タカギ ウルトラファインバブルを発生する散水用バブルコネクター新開発

散水用品メーカーのタカギがウルトラファインバブルを発生する散水用バブルコネクターを発売しました
約900万個/mlのウルトラファインバブルを発生し、ウルトラファインバブルを含む独自水形が、植物の育成や車の洗浄をサポートとのこと
マイクロバブル系の水栓は農業分野で結構前から導入されていて好成績をあげています。ジメジメの生産者さんでも愛用している人がいるとか…
そんなマイクロバブル発生装置をホースノズルの直下に設置でき、家庭でも簡単に扱えてしかも安いということで、趣味の園芸にも良さそうです
信頼性の高いタカギらしく2年保証もあり価格もそこまで高くないので試してみる価値アリかも?

新着情報

 

ヘミグラムス・ルエリンギィWILD(リオナナイ ペルー)

千葉県佐倉市の熱帯魚店スリッシャーズアクアリウムさんにヘミグラムスルエリンギィ(Hemigrammus luelingi)が入荷しています
ヘッドアンドテールライトテトラ(Hemigrammus ocellifer)と混同されることが多いカラシンですが、H.ocelliferは肩の斑点が縦長で色が薄い一方、H.luelingiは肩の斑点が丸みがあり色が濃いことで区別されます
とはいえ滋味のある美しいカラシンですし、まとまって輸入されることは稀なためお好きな方はお迎えして間違いのない魚だと思います

コラム

水草、果てしない挑戦の数々

「春の水田イネ科ぶらり旅」 


お久しぶりです。 

新年度。

 今年の水草探しもやはり、アレから始めていこうと思います。

 春の水田性イネ科植物探しです。 

水草は全体的にシーズンが少し遅めで、メインとなるような観察は7月に始まって10月に終わる、というスケジュールになります。それまでの間は比較的一年中みられる植物を探すことになります。 
しかし、春は春らしく、春らしい植物を探したいな、とも思うのです。 
たとえばタウコギ、止水域のミズハコベ、キタミソウ(地域により)、オオアブノメ、などなどです。しかしタウコギは簡単に見つかるもののミズハコベ以降になるとなかなか見つかるものでもなく、捜索する、となるとちょっと目標として微妙です。 

ということで白羽の矢が立つのが、春の水田性イネ科植物。 

気にしながらぶらぶら動き回るとついでにいろいろ見つかるかも、という算段です。

 私が今まで行動していた地域では、スズメノテッポウが最普通種でカズノコグサがそれに続き、狙おうと思えばヒメウキガヤやセイヨウウキガヤが見つかり、そこそこ探してムツオレグサが見つかったら結構ラッキー、ミズタカモジとセトガヤが最レアキャラです。 
しかし、今回は全く地域を変えて探ってみることにしたので、まったくもって何が出るのやら。初めてのフィールドだけに胸が高鳴ります。
 
で―― 
駅から降りてみたけど、田んぼ、ない! 
ただ、河口域でマツモやホザキノフサモが漂着していたので、上には何かしらあるはず。とりあえず何か飽きないように探し続けるために水田性イネ科植物を狙いながら遡上し、その途中で周囲の水路で水草に会えればいいな、という算段なのです。
 自転車で遡上しつつ、ようやく1つ目の公園で、いきなりホソイに遭遇。
ホソイ

ホソイは普段の行動圏ではかなり珍しい植物なので、とてもうれしいです。 

粉を吹いたような小型のイグサ類で、ごく稀に園芸流通もしています。増え方もおとなしくランナーも作らず丈夫なので、イヌイと並んで栽培向きのイグサ属だと思います。通常のイグサに比べて非常に株別れが多く、群落がどこか横に広がったような印象を受けるのもポイントですね。(イグサの場合は放射状に見える)

比較的海沿いというか、すこし石灰分の多い土地を好むのではないか、と個人的には思っていたりしますが確証はありません。あと、めったにないのですがたくさん生えていると色合いと言い大きさと言いスジヌマハリイを連想してしまって、ギョッとしてしまうんですよね。一緒に生えていることもあるらしい(好む環境はそっくり)ので、紛らわしい共演をいつか見たいと楽しみにしています。 それからタウコギを見たりしました。やはり春はタウコギです。 

そこから移動して手近な谷戸に。 
ウキガヤの類は斜面沿いの湧水が出てすぐの場所が好きなので、そういうところを重点的に探していくと、スズメノテッポウに混じって1本だけ、矮小化したウキガヤ類を発見。

ウキガヤ類の一種…しょぼすぎてピント合わず

ウキガヤともムツオレグサともつかない中途半端な大きさで、おそらくセイヨウウキガヤかそのあたりの種だと思います。こういう中途半端なウキガヤ類は帰化なのか何なのか広く分布しているのですが、個体数はたいてい少ないです。たぶん好む環境のレンジが狭すぎる上に、種子散布も微妙だからじゃないかと思います…この類はまるで米粒を小さくしたようなタネを持っていて、風で飛んだりすることはできないし効率的な拡散手段を水力しか持っていない上、下流域が大の苦手だからです。逆に言うと、どうやって谷戸にしかいない、というくらい入ってくるのかがものすごく不思議です。湧水があれば平地にも一応出てくることができるのですが…。

あと、この季節の水田廻りというとケナシチガヤの咲く季節です。
ケナシチガヤ

ジメジメの休耕田や畔を好む湿生植物で、チガヤより早く、4月はじめあたりから穂を出しています。一応乾いたところにも出るのですが、やはり本場は休耕田。放置されると乾燥化して消えてしまうので、定期的に耕起されたり草刈りがされるところで見ます。水田に侵入しているのも見たことがあります…。
 密度も低く影も薄いのですが、気にし始めるとそこそこ見かけます。
 タネはそこらへんにそこそこ飛んでいるのか、私が栽培している個体は実家の庭に勝手に生えてきた個体です。よく探すと、路側帯などで見つけることすらあります。ただし!コンクリートの周囲の通常チガヤは温められて花が早く咲くので注意です。茎を抜いて葉を剥いて節の毛を確認します。春の風物詩みたいな感じです。

 さらに移動。 水田に見慣れないイネ科がわんさか茂っているので足を留めたら、一面のセトガヤ!
セトガヤ、レンゲ

形がシュッと整っていてかっこいいのです。麦のミニチュアみたいで。類縁で普段よく見るスズメノテッポウも草体が銀白色に粉吹いていたり穂が赤茶色だったりと目立つのですが、セトガヤにはこういった色彩の派手さがないぶん、スタイルがいいと思います。あくまで個人の主観です。 

私の行動圏ではまず見かけない光景なのでもう大興奮でした。 

私の行動圏では田んぼのセトガヤはムツオレグサより珍しく、ミズタカモジ並みなのです。そしてセトガヤもミズタカモジも、春先の減水裸地にミズハコベとかコカイタネツケバナ、コイヌガラシなんかと一緒に出てくる草のイメージ。

 で、何が違うのだろう、と観察していました。
セトガヤ、コオニタビラコ

私の行動圏ではそんなに多くはないコオニタビラコやレンゲあたりが見られることからして、耕起の時期と土壌水分が違う、というのはあるかもしれないかな、とまず頭に浮かびました。しかし、決定的なファクターでもなさそう。こちらの水田よりも少し湿っていそうなのでセトガヤのほうが少し水を好むのかと思いきや、湿田に近いような水田ではスズメノテッポウがこちらと同様に優先している(そこを外れるとやっぱりセトガヤのほうが強い)。あと水浸しになるとやはりカズノコグサが出てくる。
カズノコグサ

スズメノテッポウよりも適応レンジが著しく狭く、あっているところでは優占する、という予想はできましたが、うーむ…よくわからないです。
 もしかすると、こういう草が突然ぱったり姿を消してしまうのかも、と思いながら。

 そうこうしているうちにヤナギモとツツイトモとエビモとヒシを見つけることができました。おまけ作戦大成功。ただ、春なので量も見栄えもしないので写真はなし。
ヤナギモ(暫定)花が咲くまで待ちます

夏に訪れる機会があれば、この方角と水系を軸にしつつ探索を続けることにします。
 (でも河口にあったのはホザキノフサモとマツモだったんだよな…。) 

 ちなみにアクアリウムに関して。 

スズメノテッポウ、ウキガヤ類ともに水中で生育する姿を見ることがあります。 

おそらく条件を整えれば沈む草だと思うのですが、私は今のところあまりうまくできたことがありません。陸で育てるのは簡単です。セトガヤはどうなんだろう。。。

著者プロフィール


4.04

今まさに失われつつある水草のある景色を求め、日夜フィールドを彷徨い記録している

"いつまでもあると思っていた。
ようやく手が届く、そう思ったとき、もう何もなかった。
空虚と無念と後悔は、記憶と合して憧憬を生む。その先が過去なのか、未来なのかは、もはや朧げで。
ただ私を引き込んでいく。もっと知れと。

ここを翌年訪れた時、もう水草はなかった。しかしいまでも夢に出てくる。"




表紙


今週の表紙なエキノドルス”紅脈”です
以前にも紹介したことがあると思うので簡単に紹介すると、ホレマニーオレンジとエキノドルスルビンの栽培下交配種で、新芽の葉脈が赤く染まりよく目立つ非常に美しいエキノドルスです
個人的にはこの新しい品種が日本で作出されたことに非常に価値があると思っていて、もっと普及して楽しまれるといいなぁと思うのですが、シュート出てくれないかなぁ…



日本水草紀行

ミズニラ/水韮(Isoetes japonica
休耕田に茂るミズニラ

 どこがニラなんでしょうか.ニラというよりはノビルのような見た目の草です.一度見た ことがあれば簡単に分かるのですが,初見ではイグサやカヤツリグサ,イネ辺りの科に紛れ て見逃すことも.この外見からは全く想像が付きませんが,実際にはシダ植物です. 
 休耕田から湖畔のような抽水環境から,水路や湧水河川,溜池のような完全沈水まで,か なり幅広く自生しています.
湧水に生えるミズニラ
棚引くミズニラ





分布も日本全国に渡り,関東だろうが九州だろうが見ることができます.ただ,RD(レッ ドデータ)を読むと絶滅危惧種となっている都道府県が多く,分布の割に見掛けることの少 ない水草となっています.どこにでもいるのに,どこにもいない,そんな印象です.ミズニ ラの保全とかやってる自治体ってあるのでしょうか......

シナミズニラ?

 そして,ミズニラと言えば同定が難しいことで有名?です.筆者はハナから同定を諦めて いるので詳しくはないのですが,そこそこ多くの種類がいたと記憶しています.外見はほぼ 同じなので,種類の判別には根元に付く胞子を観察する必要があります.しかしそれも肉眼 ではまず不可能なサイズ.余程のマニアでなければ「わぁ,ミズニラ.」で終わりでもよい でしょう.種類が分からなくても,綺麗なものは綺麗なものなのです.
ミズニラの付け根



著者プロフィール:Shoof



花粉症が収まってきた侍.先週はフライング気味にフィールドに飛び出し,何も見られずに 帰路に付いた.











自宅田園ビオトープを作ろう2026


先週と同じ写真じゃないのか?フザケンナと言われそうな雰囲気も感じつつ、よく見ると結構色んな草の芽が出てきています
まあこれがなんの芽なのかはさっぱり分からないわけですが…今年はミジンコやホウネンエビがまだ出てきていません…もう少し暖かくならないと休眠から覚めるスイッチが入らないのかもしれませんね

さて、先週作り方について触れると申しましたが、これは昨年も紹介しているので過去記事を参照していただければと思うのですが、簡単に説明しますと

①発泡ケースを用意する(画像はダイソーの200円の発泡ケース)

②田園地帯に行って田起こしや代掻きでコンバインのタイヤから道路に落ちた土を拾う(ビニール袋とシャベルなどを忘れずに)
※田んぼの土を勝手に持っていくのは法律に触れる上トラブルの元ですが、道路に落ちた土を拾うのは合法です(でも農家さんがいたら挨拶しましょう)

③発泡ケースに土を入れて水を張る(浅すぎると厄介な植物が出てくることが多いそうなので10cm程度は張りましょう)

④観察する(一日中日が当たる場所だとコケの発生率が上がり水が蒸発するのが早くなるので、面倒を見られる頻度で置き場所を半日陰にするなど調整しましょう)


実に簡単です

これで場合によっては地域ではもう見られなくなった水生植物や水草が埋土種子から目覚めて出てきます
更に土の中に埋まっていた卵からミジンコやホウネンエビなどのプランクトンも出てきます
とても面白いですよ!皆さんもやってみてはいかがでしょうか?




PostScript




”今春看又過”


今年も用水路に水が入り、淀んだ堆積物を押し流していく

毎年春が来たと喜んでいるうちにあっという間に夏の足音が聞こえてくる気がする昨今

春の盛りのうちに体いっぱいに春を摂取しましょうね

(green)

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