Greenジャーナルvol.47 2025年8月5号

2025年8月29日金曜日

Greenジャーナル イベント情報 新着情報 水草 水草水槽 熱帯植物

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紅く煌めく
写真提供:けんなかさん 


金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナルvol.47 2025年8月5号のお届けです! Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です 日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています この場が水草や生き物との出会いや楽しみ、学びが広がる一助になれば幸いです ※主にショップ様や企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です 個人のツイートでも特に”紹介したい!”と思ったものについてはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m また、弊blogでは常に表紙写真をご提供して頂ける方を募集しております! 是非皆様の素敵なお写真で紙面を彩らせて頂ければと思っております 掲載の体裁上、お借りするお写真は一部カットさせて頂くこともあるかと思いますのでその点のみご了承ください よろしくお願いします


今週末注目のイベント

2025アクアリウムフェアin二子玉川 8月30日,31日に開催

日本観賞魚振興事業協同組合主催の「2025アクアリウムフェア」が二子玉川ライズにて8月30日(土)、31日(日)に開催されます
アクアリウムフェアといえばこのイベントというくらい歴史のあるイベントです。熱帯魚や日淡の展示、生体の無料配布やメーカー試供品の提供、新しいグッズの展示など見どころが沢山あるイベントです
カミハタブースではAn aquariumの志藤さんによるレイアウト講座などもありますので、初心者から玄人まで楽しめるイベントなんじゃないかなと思います
皆さんご参加されてみてはいかがでしょうか?

第2回全国水石逸品展 上野グリーンクラブ(台東区)にて8月30日、31日開催

一般社団法人日本水石協会の主催による「第二回全国水石逸品展」が東京上野の上野グリーンクラブにて8月30日(土)、31日(日)に開催されます
水石(すいせき)とは、山水景石の総称であり、一石のなかから山水の景色や自然の風物を想起、感得する物で盆栽と並び日本的美意識を強く感じられる趣味の世界です
今回は逸品展ということで素晴らしい水石が沢山揃っているとのことですので、趣味の世界の入口に、アクアリウムのヒント探しにお出かけしてみると楽しいかもしれません
即売会も開催されるということで入門したい人にも良いイベントになるかもしれませんね

Heat Wave植物販売会[豊中夏の陣 2025]がDiscovery(豊中市)にて8月31日開催

大阪豊中の熱帯魚&パルダリウムのお店Discoveryにて、福岡のHeatWaveさんによる植物の販売会「豊中夏の陣2025」が8月31日(日)に開催されます
AZの甲斐さんと共に採集に出かけたHeatWave古賀さんの採集植物の即売会ということで、素敵な植物に出会えるチャンスですね!
イベントは31日開催ですが、整理券は30日に30枚、31日に上限枚数まで配布ということで若干変わった形態になっていますので参加される方はご注意ください
お近くの方は是非!

東京ペット貿易(竹ノ塚)夏のディスカスセール31日まで

足立区竹ノ塚の大型熱帯魚店「東京ペット貿易」のディスカスセールが8月31日(日)まで行われています
都内のディスカスの品揃えではこのお店はトップクラスで、広い店内に沢山のディスカスが揃い、更に小型魚から海水魚、金魚まで幅広い魚種が揃っていますので、お魚がお好きな方にはオススメのお店です
機材の在庫も豊富なので見ごたえがありますよ!

ADA水景クリエイターセミナー (東京駅)8月31日開催

大丸東京店 10Fカルチャースクール 特設会場にてADA水景クリエイター の内田 成氏が講師を勤めるネイチャーアクアリウムセミナーとミニNA制作ワークショップが8月31日(日)に開催されま
参加費は66,000円となかなかの価格ですが、約5万円のミニNAセットを購入して更にセミナーとワークショップを受けられると考えると意外とお得……かもしれません!
ミニNAセットでの水槽立ち上げをご検討の方は是非!

今週の気になる情報

IAPLC2025結果発表Youtube配信 8月30日20時から

ADAが開催する世界水草レイアウトコンテスト(IAPLC)2025の結果発表が8月30日(土)20時からYoutubeのADA公式チャンネルにて生配信されます!
今回は区切りの25回大会ということで、日本勢の躍進に期待したいところですが果たして…
世界各国のレイアウターの手掛けた水槽を一挙に見られる機会はなかなかないと思いますので、是非!

水作HP 山崎浩二のSmall Beauty World「タイ産ホウネンエビ」公開

今週のイチオシ!(?)水作HPで好評連載中の山崎浩二氏のコラムですが、今回はタイのホウネンエビについての記事です
…タイのホウネンエビの記事ですよ!?絶対面白いに決まってるじゃないですか!今すぐ読みに行ってください。面白いですよ!!

新着情報

ホプロカラックス ゴエッセイ(Hoplocharax goethei

相変わらず新着ではないですが、赤い目に輝くような金色のラインが入るシンプルながらゴージャスな印象を残すカラシンが、まとまった数アクアFさんに入荷していました
存在自体は古くから知られていて、ネグロ川産カージナルテトラの中に混じっている事で知られている混じり抜きの当たり枠(他の当たり枠としてはHyp.コペランディ、ブリタニクティスアクセルロディ、ワイツマニーテトラなどなど…)として知られる魚の一種である
こういういわゆるライン系テトラは”似てるけど少し違う”魚が多く、狙って同じ種類を集めることが難しく、マニアであれば誰しもが群泳したいと願っていた魚の一つであろう
少年時代の筆者もこの魚は随分探して5匹くらい飼っていたのを密かな自慢にしていた

近年は単体で輸入されることもありそこまで珍しいということも無くなったが、輸入は安定していないためまとまった入荷があった時に買っておかないとあとで後悔するタイプの魚であろう
飼育自体は難しくないが、ワイルドカラシンの常でカラムナリスやエロモナスに弱いので入荷時のトリートメントだけはしっかりしてあげよう

コラム

ちっちゃいものクラブ

僕のTwitterをフォローして頂いている方は、今年やたらに”◯◯が生まれた”とか”種を撒いた”とか”芽が出た!”みたいなツイートが多いなと感じられるかもしれません
狙っているわけではないのですが、今年は地味に生産をしている気がしますので、今年増えた子や感じた雑感などを記してみたいと思います

お魚編

去年から継続して増やしている魚はベタ インベリス'イエロー'とエンドラーズのお年玉で、お年玉は増やしたいと思って増やしていて、一方インベリスは魚が発情してるのに付き合ってやってるという感覚が強いです(みすみす混泳魚のエサになるのも可哀想だし…)
直近だとたまたまオトシンネグロが水槽内でいい感じになっていたのをサテライトに入れてみたら即産卵したので、これは狙ってたわけではないですが嬉しいサプライズでした

エンドラーズ

エンドラーズ’お年玉’



去年の夏に 新宿京王百貨店の吉田観賞魚で行われたAquarium&Botanical FestaというイベントでCAKUMIさんからお迎えしたペアから繋いだ子です。
その日にご一緒した方に増やして渡しますねと軽口を叩いた結果、なんとか増やそうと思っていたらオスが途中で落ちてメスのみになり、なんとかかんとか繋いだという曰く付きな魚です。
数は増えたのでこれからは表現にこだわっていきたい…と簡単には言えないなぁと思っています。そういう洗練させていくような飼育は自分にはあまり向いてないなぁと感じる今日この頃です


ベタ
初代の親インベリス’イエロー’

交尾の瞬間…神秘的

親×f1の戻し交配の子たち


f1×f1の交配の子たち(昨日孵化したばかり)

ベタ インベリス'イエロー'は闘魚庵さんからお迎えした魚で、そもそもは原種のベタ マハチャイエンシスを飼いたいなと思いつつ、ベタを真面目に飼ったことがなかったので練習用(ひどい)にお迎えしたペアから繋がっています
親は綺麗なイエローのベタでしたが、子供は結構赤が出てきます。おそらく地色の赤が優生で赤が発現しなかった場合に黄色が出るんじゃないかなとか愚考していますが、実際は分かりません
累代でf1×f1で交配すると更に赤がちになったため、親×F1で戻し交配をしていますが、やはり黄色い個体が多い気がします
とはいえ僕はブリーダーではないので生まれた子はどんな色形でも可愛く思ってしまい表現を絞りきれていません…原種ならともかく改良ベタでそういう態度は良くないなぁと思っていますが……赤がちでも綺麗なんですよね…


オトシン
オトシンネグロのTポジション

狙っていたわけではないのですが、でっぷりしたメスと痩せたオスが並んでじっとしていて、なんかいい感じじゃん…俺ちょっとやらしい雰囲気にしてきます!とサテライトに閉じ込めたらすぐに繁殖行動が始まりました。
ネグロは殖えやすいと昔から言われていて(逆に並オトシンが難しい)飼育下でも自然繁殖で勝手に増えている事はあるんですが(↑のオス親も自然繁殖した個体)狙って掛けたのは初めてでいい経験をさせてもらっているなぁと思います
とはいえ水槽に対してのオトシンの匹数のキャパを考えると大小4本しか水槽のない我が家では生まれた子の半分も育てられないので里子に出す予定…ベタよりは引く手がありそうです

植物編

オブオブ
Blechnum obtusatum var. obtusatumの親株


胞子嚢タップリの葉を乾燥させているところ


前葉体からの発芽

コケシノブログさんからブレクナム オブツサタムvar.オブツサタム(通称オブオブ)を購入し、飼育していたところやたらに細くてねじれる葉っぱが出てくるので何か変なことしたかなぁと思って調べてみたら、それが胞子葉のようでした
ということで、早速枯れ始めた胞子葉を回収し乾燥させた後に取れた胞子をジフィーに撒いて待つこと2ヶ月、表面にうっすら緑色のものが生えてきました。これがいわゆる前葉体のようです
シダ植物は前葉体に水を与えることで受精させて芽が出てくるので霧吹きをして更に2ヶ月放置していたら最近コケっぽいものが生えてきました
これが更に大きな葉を発芽してくるはずなのですが、まだまだ時間がかかりそうです。ちゃんとした子株になるまで2年かかるそうです気の長い生き物ですね…

リドレイ
ビカクシダリドレイの胞子嚢(通称スプーン)

カビか…前葉体か…

オブオブで胞子培養面白いじゃん!と思っていたら、ビカクシダの胞子葉にも胞子嚢が付いていたので収穫して乾燥して、更に胞子嚢を茶こしでこそいで胞子を採り、ジフィーに撒いて、カビやすいと聞いたのでADAのパルダミストケアスプレー(たしか次亜塩素酸水)をかけて様子を見ています
2週間と待たずに表面がうっすら緑色になってきたのですが、カビなのか前葉体なのかいまいちわからないので霧吹きをして放置しています。前葉体だったらいいなぁ…
なんでも知らないことを調べて自分なりに手探りでやっている時が一番楽しいですね…

クリプト
Cryptocoryne striolata ID-240911-4 Landak KAL-BAR

Cryptocoryne aura Nanga Taman ID-250519-1 farm.KBLB KAL-BAR

Cry.striolataの芽

Cry.auraの芽

クリプトコリネの種子栽培はまともに育てられた試しがないのですが、チャレンジしてみたくて現地便のクリプトが入ってくると毎回フルーツ(果実)の付いている株を選んできます(種子栽培というオマケが付いてると思うとお得ですよね)
今までの経験上発芽から双葉までは種のエネルギーがあるのでどの種でも用土でも意外にも順調に育つのですが、そこから先が難しい印象です。魚でいうとヨークサックを吸収し終わってからの立ち上げに失敗しているような感触です

今までもワイルド株や自家株から得られた種を何種類かの用土で育ててみていますが、最近試している栄養系ソイルの上にジフィーミックスを敷くスタイルが案外うまくいっているように思います。Cry.auraなんて爆速で育ってちょっとびっくりしました

本葉3枚目くらいでスペーシング(1株ずつに植えかえる)しようかなと思っているのですが、3枚目がなかなか出てきません…ここが栽培の曲がり角なのかもしれませんね(いっそ水中に沈めたほうがうまくいくかも…?)

今のところは週一でリキダス1000倍液を霧吹きで与えて様子を見ています

クリプトコリネの自生地はどんどん開発が進んでいて破壊され続けているので、可能な限り株を増やせる実生での栽培方法の道筋を立てられればなあなんてぼんやり考えたりしています(写真のauraの自生地はもうないそうです)


ギムノスタチュム

Gymnostachyum sp. from Tigalingga [HW0219-02]



以前に4Gさんからピクタムを買った際に、オマケでHW便のGymnostachyum sp.という紫がかったステムに葉に斑の入る素敵な植物を頂戴しました。
その際に”花放置してるとケージの中で種が弾けて爆発的に増えますよ”と脅された(笑)のですが、いやいやそんなまさか…と思っていたら、ある日ケージの中のあらゆる鉢から双葉が芽を出していました…
その双葉をなるべく回収して水苔に植えて育てているのですがGymnostachyum sp.で間違いなさそうですね…成長が楽しみです


番外編1




自分で殖やしたわけではないですが、組織培養ブセの導入について最近考えていること

組織培養で育った植物は、植物体自体に培地の栄養が蓄えられていて、立ち上がりは良好である事が多いと思います
培地という無菌の環境から突然菌まみれの世界に放り出されるわけですから、株が落ち着くまではなるべく雑菌に触れないようにしたほうが良かろうと思います

常々言っていますが、僕は水苔には(ある程度の)抗菌作用があると思っているので、組織培養の植物を順化させるには水苔が向いていると考えています。しかし、水苔でもピシウムが生えるのもよく見かけますよね。これは主に植替え作業をしている室内のホコリなどにカビなどの雑菌が含まれているか、作業用具や手が汚染されていることが直接的な原因ではないかと思います

そのあたりを意識しながら、清潔を心がけて作業するとうまく育ってくれるような気がしています。
具体的にはアルコールや殺菌作用のあるウェットティッシュを用いて作業スペースを常に清浄にし、殺菌作用のあるハンドソープで手を洗い、刃物はバーナーやライターによる火炎消毒などを行い、植え付け後に次亜塩素酸水などで水苔自体を消毒するなど、園芸ではある程度当たり前に行われていることを粛々とこなすと導入成功率も自然と上がるのではないかと考えたりしています。気のせいかもしれません

番外編2

ジップロックリウム

コンテナリウム

選り分けたクズの水苔や、袋の底に粉状に残っている水苔などをジップロックやコンテナなどに適当に入れて、植替え作業などで余った植物の茎や根、ベゴニアなら葉っぱなどを包んで入れておくとある日見違えるほど綺麗になっていたりします
ポイントは動くまでは換気など考えずに多湿で放置しておくことでしょうか?(換気しようとすると放置してカラカラにしがちです)あと光も大事です
…もちろん途中で枯れたり腐るモノも出てくるので、適宜取り除きつつ、芽吹いた子はたまに霧吹きやリキダススプレーなどをして見守ってやりましょう。気がつくと可愛い箱庭ができますよ

番外編3
ケンティンオオフチゾリネッタイコシビロダンゴムシ

前々回のアクバスで購入してきた台湾出身のグレー色の可愛いダンゴムシ
せっせとエサをやっていたらだんだん増えてきました…殖やしてどうするつもりなのかは僕にも分かりませんが、小さな子から大人まで肩を寄せ合ってひしめいている姿は結構萌えます
写真はカルシウムを補給するためのホタテパウダーを振ってから撮ったせいで、なんとなく小汚く映ってしまって残念ですが、ケンティンちゃん自体は色白で小綺麗な生き物なので虫が苦手な人でもあまり嫌悪感も沸かず楽しめる…は言い過ぎか?(ケンティンのバリエーションで真っ白なイエティという品種もいますが更にクリーンな雰囲気です)
最近はケンティンのフンをコケテラリウムに撒いてみたりして様子を見ています(ダンゴムシのフンにはカビを予防する効果があるそうです)
ダンゴムシを長く飼っているとトビムシが湧いてくるそうなのですが、湧いたら湧いたで稚魚のエサに良いかもなぁと回りくどいことを考えたりしています笑



意識して殖やしているもの、意識せずに殖えてしまうもの、生き物を健康に飼育していれば必ず生き物の最大の本能である繁殖に付き合うことになります
アニマルウェルフェアなんて大上段に構えるまでもなく、気に入って飼っている生き物に可能な限り幸せな生を全うさせてやりたいと思うのは飼い主ならば誰しもが思うことではないでしょうか
矮小な自分のできることなどたかが知れていますが、やはりできるかぎりはサポートしてやりたいと思っていたら知らぬ間に生き物が殖えてきました。無責任に増やしていると他頭飼いからの崩壊なんてこともよくあるので、そういう隘路にハマらないように気をつけながら付き合っていきたいですね
卵から生き物を育てると、その生き物に対する視点の変化、思ってもいなかった生態や成長の壁に触れることが出来たりして、その生き物が自分の手に来るまでに辿ってきた道を思い生き物に対する知識や愛着がより深まるのを感じます
気軽にオススメしたりはできませんが、自分が特に気に入っている生き物をより深く理解したいと思った時、繁殖にチャレンジしてみるのも良いかもしれません

以上、最近の我が家のちっちゃい生き物達のお話でした

(green)

表紙


スカーレットジェム(Dario dario)
超小型のバジスの仲間。スズキ目の魚種の中では最小種らしい
真紅の見た目で大きくならない。水槽でも非常に目を惹く素晴らしい魚の一種である
飼育は見た目ほど繊細ではないが、バジスの例にならって生き餌を好む傾向があるため、人工飼料よりはイトメやブラインなどの生き餌や冷凍エサを用意してやると良い
記載論文によると、生息地は"the water is crystal clear and around 26°C; dense vegetation of aquatic plants (e.g. Limnophila, Hygrophila, Vallisneria, Ottelia, and Rotala species); bottom cover was sand and fine gravel"(Sven O. Kullander,2002)ということで流れのある水草の繁茂する砂底の川に生息するそうで、水草水槽にうってつけと言えるかもしれない(なんとなく日淡水槽的なものを想定する)

ちなみに写真でスカーレットジェムの姿を見ると、ピーシーズの書籍「MiNiMa」の創刊号を思い出す方も多いかもしれない。あれは日本の熱帯魚史に刻まれた鮮烈な1枚だったと思う

週刊「自宅田園ビオトープを作ろう」

近頃はかなり日も短くなり、夏から秋への季節の移ろいをうっすら感じてはいるが、気温だけは全然夏真っ盛りで上書きしてくるのでバイオリズムが乱れるような感覚がある
しかし、いざフィールドに出てみるとトンボが飛んできていたり、光の感じが夏とは変わってきていたり、稲穂が風に揺れていたりと生き物達はしっかり変化を捉えているようだ


イヌホタルイ?
相変わらず謎

翻って、我が家のビオトープもカヤツリグサ的なものに花序がついていたりして、季節の移ろいを敏感に感じているようである
季節が移れば花がつくのは当たり前とは思いつつ、植物の生理の不思議を感じずにはいられない
身近に自然の移ろいを感じるサインがあるのは人生を豊かにするなと、この企画を初めてよかったなぁとしみじみ感じたりする




オススメTOOLS

スドー ベタのフィルター


今週のオススメツールはスドーのベタのフィルターです
シンプルな構造で手のひらにすっぽり収まるサイズのスポンジフィルターで、メーカーによると5L以下の水量の水槽に適するフィルターとのことです
ニュービリーフィルターを付けるには水深が足りず、水作を置くにはちょっと手狭な環境に設置するのに適したフィルターでありそうでないアイテムだなぁと思います

二分割!

最大の特徴は正中線でパッカーンと二分割できるところで、メンテナンス性が高いです
デメリットは留め具のキスゴムを留める構造で、ちょっとだけ動かしたいなと思っていじるとすぐキスゴムが留め具からハズれてしまいます
これは古来色々なメーカーが苦戦しているところなので構造的に鬼門なんでしょうね…

小ささを活かしてサテライトの中に設置したりもできます(わざわざ循環を止めてサテライトを小型ケースとして使いたい時に便利…そんな需要ある?)




サテライトはともかく、小型のプラケにもつけられるので稚魚を育成したり親魚を隔離したりする時にも結構便利ではないでしょうか
スポンジフィルターなのでしっかりしたろ過能力を期待するにはある程度スポンジを育てる必要がありますが、安定したスポンジフィルターの良さは今更語るまでもないですよね

肝心のベタの水槽に付けて意味があるかについては意見が分かれると思いますが、ポコンポコンくらいの微弱なエアレでも水を回すと多少なりとも水が傷みにくくなるので、初心者さんの第一選択としてはアリなんじゃないかなと思います(丸々水替えする方が楽じゃろがいというのも分かりますが)
なにせ安い(実売450円程度)ので2個くらいは手元に置いておいてもいいんじゃないかなと思います。オススメ!

PostScript


エキノドルス ハディレッドパール 斑入り


油かすとはアブラナの種から油を絞った残りカスの事である。カスになっても人の役に立つアブラナは偉いなぁ…という話

今週は僕の書く量が多すぎて、客観性に欠けているなぁと感じました
自分のblogなのに人様の手を借りないと面白くできないって本末転倒だなあと思いますが…一人じゃ出来ないことを様々な人の力を借りて面白くなるって素敵な事だと思います
僕はもう引き出しをほとんど搾り尽くして出枯らしもいいところですが、懲りずにお付き合いいただければ幸いです

(green)

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