金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナル vol.63 2026年1月1号のお届けです!
Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です
日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています
この場が水草や生き物との出会いや楽しみ、新たな知との出会いの一助になれば幸いです
※主にショップ様や企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です
個人のツイートでも特に”紹介したい!”と思ったものについてはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m
また、弊blogでは常に表紙写真をご提供して頂ける方を募集しております!
是非皆様の素敵なお写真で紙面を彩らせて頂ければと思っております
掲載の体裁上、お借りするお写真は一部カットさせて頂くこともあるかと思いますのでその点のみご了承ください
よろしくお願いします
今週末注目のイベント
板橋区立熱帯植物館「らん・ラン・蘭展2026年」1月18日まで開催中!
板橋区立熱帯植物館にて、ランの展示会「らん・ラン・蘭展2026年」が1月18日(日)まで開催中です8つの代表的なランの他、地生ラン、着生ランの展示が行われ即売も開催されるそうです!
ランは世界で一番種類が多い植物ですし、大規模なラン展に行っても多すぎて良く分からない方も多いのではないかと思います(僕もそう)
そういう意味で植物館の学術的な展示は大変勉強になりそうです。また最近注目を集める地生ランも見られるそうなのでご興味のある方は是非!
「サンシャインシティ世界のらん展2026」 1月12日まで開催中!
毎年お正月の恒例イベントサンシャインシティ世界のらん展2026がサンシャインシティワールドインポートマート4階展示ホールAにて、12日(月)まで開催中です!らん展といえば長谷さんの出展に注目が集まりますが、海外業者も多く集まるイベントですのでランに限らず様々な植物が大集合します!
また香りのよいランの展示や講演もあるそうなので、お買い物だけでなくお花を愛でに行くのも一興かと思います!
【拡散希望】全日本蘭協会主催
— pure waterオーキッド (@purewater_masa) December 20, 2025
サンシャインシティ世界のらん展2026
公式ポスターと会場レイアウトを公開致します🎉
展示規模は800鉢以上!
過去最多62社の出店!
詳細は以下のURLをご確認ください✨️
皆様の御来場お待ちしております。https://t.co/2qDE5kaOhg#ご蘭なさい #サンシャインらん展 pic.twitter.com/ynPdIu1jZL
第52回全国小品盆栽名品展(上野)1月11日、12日開催
毎年お正月の恒例、全国小品盆栽名品展が上野グリーンクラブにて11日(日)、12日(月)に開催されます名品の展示が約40席と一堂に介するそうです。小さな鉢に美意識をギュッと凝縮した小品盆栽の空間美、「小さな宇宙」に触れる良い機会ですので、是非!
また即売会も行われているようなのでお気に入りの一鉢に出会えるかもしれません!
アクアリウムバス(浅草)1月11日開催
2026年1回目となる生き物マーケット「アクアリウムバス」が都立産業貿易センター台東館で1月11日(日)に開催されます熱帯魚だけでなく様々な生き物が集まるので、ご興味のある方は是非!
今週の気になる情報
アクアライフ2026年2月号 1月9日発売
MPJの熱帯魚情報誌、月刊アクアライフは本日発売です。今月の特集は「“推しの熱帯魚”ランキング!」ということで、全国のプロショップスタッフの”推しの熱帯魚”をアンケートしたそうです。面白い試みですね!
ピクタ Youtube動画「テラベイトの特性について」公開
株式会社ピクタの陶さんが開発したテラベイトの原料や効能について説明した動画がYouTubeに公開されました。テラベイトに限らず植物育生に興味がある方には非常に勉強になる動画ですのでオススメです!
アカデミックな内容をここまで噛み砕いて平易に説明できる人はなかなかいらっしゃらないのでただただ尊敬ですね…
新着情報
今週はお休みです新年特別企画「2025年ベストバイ」
今回は2025年に買って、飼って良かった、印象に残った生き物や器具などをベストバイとしていつものコラム執筆陣やXの皆さんにご投稿頂きました!
色々違う視点のアイテムが集まっていてとっても面白いですね!
僕がなにか言えそうなモノには蛇足ではありますがコメントを付けてみました
お魚部門
・Betta sp. "Western Thailand"(闘魚庵けんごさん)
印象に残った魚は以前こちらでもご紹介させて頂きましたBetta sp. "Western Thailand"ですかね。
魚自体が派手ではないので世間的には何でもないと思いますが、個人的にはその分布も相まって非常に衝撃的でした。
来年は本種の生息地も調査してみたいなと思っています。
・Betta sp. "Kamphaeng Phet"(でぃあさん)
魚は候補が多すぎて中々絞れませんでしたが、ベタの人だと自認しているのでBetta sp. "Kamphaeng Phet" に決めました🐟
ベタの仲間のプリマに良く似たよく分からない魚です😵💫
僕は元々タイとカンボジアのプリマを飼育しているので見比べたくて買ってみたんですが、蓋を開けてみるとそれぞれちょっとずつ違っていて結局僕のような素人にはよく分からないという事が分かっただけでした
でも、一観賞魚としても写真の通りよく見ると綺麗な味わい深い良い魚でしたよ!
上手く殖やせたらどこが違うのか明確に調べられると思うので、本種のF1を採るのが本年度の目標の一つです。
・アカクナイヒレことタニクティス sp.Guangxi(KJさん、Whitemoonさん)
私は先日のアカクナイヒレです。店頭で見た感じでも20〜30かそれ以上の数が出回った筈なので、今後CBが広まっていく事を期待したいです。もちろん私も努力します。(KJ)
年末に彗星の如く中国からやってきたモノクロアカヒレ。渋すぎる。ちなみにお値段はアカヒレではない。ラオス産で入ってきたものとも全く異なる形質で未記載種ぽい。来年はこいつと仲良くなりたいですね。(Whitemoon)
寸評:まさに彗星のごとく青天の霹靂といった感じで現れたクロヒレ…と勝手に呼んでいたけど、どちらかというとシロヒレタビラのようにヒレのエッジの白さが目に鮮やかな種類である
日淡にいそうでいないエキゾチズムを感じる素敵な魚なので今後の追加輸入や国内流通に期待したい(green)
・シルバーカージナル(ユルさんさん)
シルバーカージナル!!綺麗だよね〜!この子ね、砂地に合うんですよ。
白系の低床だとこんな感じになります。欠点はすぐ隠れちゃうこととレアなこと笑
寸評:グリーンネオンやカージナルなどネグロ川流域のカラシンに稀に混ざることのある銀線テトラ(Hyphessobrycon sp.)に近縁な種と思われる。僕自身はシルバーカージナルという名前で見たことはないがH.sp.ブルーラインやグリーンラインといった感じの名前で稀にまとまった数が入ることがある。特徴がないのが特徴のような魚ながら渋い良さがある素敵な魚だ(green)
・フォールスバルブ(z1z1z2さん)
フォールスバルブですが、シャイ過ぎて写真が撮れていません……
近縁に四種いるそうなのですが、ちょっと怪しい分類だったところも、分類学の妙が垣間見れて懐かしく思いました。
水草部門
・エキノドルス ホレマニー ブラッドレッド Roots(TKさん)
一位はRootsさんで購入させて頂きましたエキノドルスホレマニーブラッドレッドです!
大分前に予約させて頂きようやく手に入れられた時は嬉しかったです。ずっと維持出来るように頑張って育成します。
・クリプトコリネ キー Kpg. Sogo Bau Sarawak Roots(TKさん)
・クリプトコリネ ヒュードロイ Hans Barth Dessau Roots(TKさん)
・クリプトコリネ bullosa "Bintang" Sarawak (AS便)Roots(TKさん)
第二位〜第四位まで同率でRootsさんで購入しましたクリプトコリネです。初めてのクリプトで溶かさないか心配でしたがこちらも順調に成長してくれています!
寸評:Roots名物?の20年以上の長期間維持系水草の数々。まさに日本アクアリウム界の至宝と言ってもいいのではないだろうか。Ech.ブラッドレッドは言うに及ばず、クリプトも古のバース便由来株が未だに残っているのは偏に店主の趣味と、不断の努力によるものである。TKさんはボコ葉がお好きなのかな?というラインナップであるが、大パッチを作ってもらいたいものである
・クリプトコリネ ストリオラータ Muara wahau Roots(でぃあさん)
草は間違いなく“Roots”さんで購入したストリオラータ Muara wahauですね。
水草は初心者の頃の失敗や読み物からどうしてもマメな方がお金と手間暇をかけてやるものというイメージでした。この株は僕の水草栽培へのイメージを良い意味で破壊してくれた思い出の草になりましたね。
この草のお陰で密かに溜まっていた水草への興味が解放され、僕の水草への向き合い方が遠巻きに眺めるものから魚と同等に楽しむものへと変化しました。
上の写真が半年前の購入時、これが今の状態です。水中クリプトがこんなに目に見えて育ったのは初めてで、水草好きの皆さんの気持ちが少し実感できましたね☺️
寸評:Cry.ストリオラータ ムアラワハウはTeamBorneoの季子さん採集に由来するクリプトコリネであり、”黒いストリオ”としてマニアの心を掴み続ける素晴らしいクリプトコリネである。探している方はRootsさんで是非。(増殖のタイミングがあえば買える!)(green)
・クリプトコリネ アフィニス 'ダークオレンジ' DENNERLE(ぽん酢さん)
水草は、デナリーのアフィニスダークオレンジです。
水上葉から水中葉への移行が難しくなく、CO2無添加の状態でも十分に綺麗に育ってくれています。使いやすく、パンチのあるクリプトです。
寸評:アフィニスダークオレンジは名前の通りのとんでもない色になる素晴らしいクリプトコリネである。25年デナリー便のダークホース枠という感じで水上で育てても上の写真のような明るいオレンジ色になり非常に目立つ。
かなり強い色なので使い所は難しいと思うが、育生は容易でありインパクトはご覧の通りなので、是非一度手にとってみてほしい(green)
・リムノフィラsp.フィリピン(落ちる月さん)
寸評:個人的に2025年入荷のベストバイはこのリムノフィラsp.フィリピンかなと思っている。リムノフィラが好きなので若干贔屓目があると思うが、素晴らしい発色で今後流行るのではないかと思っている…が、入荷が続いていないので入荷待ちである
生育は結構ゆっくりなのでなかなか増やせないが国内流通株が増えるといいなぁと思う
・ポゴステモン サンプソニー(z1z1z2さん)
ポゴステモンの割に大変丈夫で環境変動にめげず、差し戻し、トリミングどちらにも耐えるところ、そして根張りが大変よくポットから抜けて来ないところも良いです。
ジメジメ植物部門
Araceae "Black Mahakam" Kal-tim(Whitemoonさん)
TBさんから5度目の正直で入手した謎の渓流サトイモ科植物。黒い=かっこいい。増えるのにとんでもなく時間がかかりそう。逢坂の関を超えないとくじ運が基本死んでいるので、今回入手できてよかった。今後が楽しみです
寸評:25年2月のTBさんの即売会「芋わるん」にて販売されたTB便の渓流サトイモ。
スキスマやプルセグロベイアに近いような雰囲気を感じているが、入手している方々は口を揃えて成長が遅いというのでなかなかの難物のようである。
真っ黒でヌルっとしたツヤのある葉に構造色の照りが乗る複雑な色味が美しく、また根が赤いという変わった特徴を持つ。渓流サトイモマニア垂涎の一株である。入手した皆さんは頑張って増やしてほしい
器具部門
・エーハイム 2213外部式フィルター (平葉剣士さん)
パイプも全部店から出てきた廃盤品で揃って1万円とちょっとで導入できてしまいました
ろ材も高性能なやつが突っ込まれていたし、CO2の効率が上がったのか水草の成長が止まらないです
寸評:みんな大好き2213。結局クラシックフィルターが一番シンプルでいいんだよなぁ…
近年の中国製はプラスチックに粘りがなく驚くほど強度が低く、堅牢性が売りにも関わらず非常に細かい破損が多い
西ドイツ製まで遡ると経年劣化でプラの油が抜けていて同様に破損することがあるので、マレーシアやベトナムで生産していた00年代くらいの中古品を買うと堅牢性が高く価格も安いので個人的にはオススメである。
コストを削るのは結構だがそれで信頼性まで目減りしてしまっていてはお話にならないと思うのですが、どうですかねエーハイムさん?varioはイタリア製だそうなのでマシなのかなと気になっているが果たして…(green)
・GEX クリアLEDフラッティパワー(でぃあさん)
器具はGEXのフラッティパワーです!この写真はパワーに変えてから撮影したものです
こっちの写真は以前にフラッティを使用していた時に撮影したものです。同じ消費電力にも関わらず、ここまで照度が高いとは驚きました。水草の成長も少し促進された気がします!名前がコトブキのフラットLEDと似ていて紛らわしいのが欠点ですね……
・アデックス エアーポンプX202(ぽん酢さん)
用品は、アデックスエアーポンプX202です。もともと水心SSPP2Sを使っていましたが、古くなったタイミングで交換しましたらかなり静かでパワーもあっておすすめです。(個体差は結構あるかもしれませんが)
寸評:アデックスのエアーポンプは昔は定番の一つであり、ニッソーと覇を争っていた知る人ぞ知るエアーポンプであった。静音性が高く、構造がシンプルなので何年も使えるのが良いところ。デザインもレトロ感があってカッコイイと思う。水心の取り回しの良さは勿論オススメであるが、価格もそこまで変わらないのでコダワリの一台として使っても良いのではないだろうか?(green)
・ナルビー アクアステンレススクレーパー(しろがねさん)
今年買って良かったものはナルビーのステンレススクレーパーですね。60cm水槽にも丁度いいですし、ステンレスなので錆びないのも良きです!
寸評:ナルビーのアクアステンレススクレーパーは一度使ってしまうと戻れないくらい素晴らしい性能の苔取りアイテムだと思う。愛好家は勿論、もっとショップで使われるべきアイテムだなあと思っていて、コケで汚れた展示水槽を見る度に毎日20分くらいかけて店内の全部の水槽をナルビーでこそげやい!と言いたくなる逸品である。ではADAのプロレイザーは要らないか?というとそんなことはなく、適材適所なので両方あったほうがいいと思う(green)
・ADA ファインファイバークロス(green)
2025年僕のベストバイは年末に買ったこちらのファインファイバークロス(水槽を拭く布)。どうせ最近のADAのことだからどこかのメーカーのOEM製品なんでしょ?と思いつつ、まあ試してみるかと買ってみたらこれがすこぶるよい
先にナルビーのスクレーパーを紹介したが、これは言わば拭くスクレーパー的な布であり、水槽表面の汚れが綺麗にこそぎとれる!そして毛足がつかない!
明らかにメンテナンス効率が上がるのでピカピカの水槽を維持したい方には中はナルビー、外はファインファイバークロスの二段構えがオススメである。
そうは言っても車用ガラス拭きのOEMなんだろうなとは思っているけど、探す手間を考えたらこちらを購入しても後悔はしないと思います
・フルプラ ダイヤスプレー ヨーデル(なんがたもんさん)
ダイヤスプレー ヨーデルはかなりよかった気がします。作りが堅牢なので壊れる気がしない。あと、タンク部分が半透明じゃないのでライトが当たる場所に置いといてもコケが生えないのもいいポイント
・DAISO クリーナースポイト(z1z1z2さん)
メダカや卵メのフン取りのみならず、ベアタンクで溢れたソイルの吸引、黒砂から出てきた軽石や貝殻を下に押し込む時などに大変便利でした。しかしながら、デザインが……
・アップルウェアー 育苗コンテナ6型(ツネオカさん)
・アクアランドはなばた 組み立て式二段水槽台(Xinさん)
私の2025年アクアリウム用品ベストバイはこちら!頑丈なスチール製の水槽台で、構造上若干のぐらつきはあるものの、水槽を載せれば安定します。ビスやボルトなどを使わずに組み合わせるだけの構造なので引っ越しの時にも簡単に分解して持っていけます。
マグネットが張り付くのでライトやコードホルダーを吊り下げることができるのもポイント。オプションで専用サイズにカットされた底板も付けられます。
値段も手ごろで、一般的な木製のオシャレ水槽台より安く、+1000円で高さ変更、+1500円で幅と奥行きを変更可能です。
我が家の水槽台はサイズ問わずすべてこの水槽台で、高さは83cmに統一しており、フローリング保護のため冷蔵庫用のポリカーボネート樹脂板の上に設置しています。コスパ、安定性、カスタマイズ性、どれをとってもバランスのいい水槽台です。
欠点は、人気過ぎて生産が追い付かず納品までに1月ほどかかってしまうことですが、その他の器具をそろえたりレイアウトを練ったりしているうちに届きます。
2026年、水槽が繁殖の兆しを見せているアクアリストの皆さんにはぜひ検討していただきたい水槽台です。(計画的に、ね…)
寸評:”水槽台はどんなにお金がなくても合板製だけはやめておけ、木製か鉄製キャビネット以外は論外”と古のアクアリストは言うものだが、そうは言っても安くて合板ではない水槽台は本当に選択肢が少ない。はなばたさんの水槽台は堅牢な鉄製で価格も安いので大手メーカー以外の選択肢として持っておくのは良いと思う(green)
・ピクタ TERRA BAIT(Whitemoonさん)
器具じゃないですけど、今年のぴか一はTERRA BAITですかね。高いですけどサトイモ系とは相性がよさそうです。水中クリプトの新芽の展開が早い。
寸評:テラベイトはピクタの陶さんが数年前から開発してやっと形になったアイテムである。大雑把に説明すると”溶けにくい固形完熟堆肥”であり、陸上植物は勿論水槽にも使える有機物の塊…といった所だろうか。
コレ自体に肥効があるというよりは、これをエサにして継続的にアンモニア態窒素を補給することができる肥料であり、オスモコートなどと違って無機肥料ではないため多めに使っても肥料焼けをすることがなく、陸上植物に使っても虫が沸かないのもポイントだそうだ。
テラベイトにおまかせしておけば上手いことやってくれるので、特に難しいことを考えなくても植物が育つ。
我が家でも昨年から様々な植物に使っているが結構効果があるように感じているので継続して効果を見たい(green)
・協和 ハイポニカ液体肥料(蒼の人さん)
ある程度成分の挙動がわかっている人向けになるかと思いますが、ハイポニカ液体肥料は陸上植物にも水草にも使いやすい印象でしたね。
NPKに加えて鉄以外の中量要素もカバーできるし、用途に応じて+αを加えて使っても良しで。
寸評:ハイポニカはハイドロポニックス(水耕栽培)の世界ではかなり知られた肥料であり、あえて2液性であることで幅広い肥料を総合的に添加することができる液肥である。
我が家では主に渓流サトイモの水耕栽培ケージに使用しているが、非常に成績がいい。価格も安いのでオススメの液肥である。なお水槽には使ったことがないので水槽への影響は良く知らないが悪くはないのかも?(green)
・ハイポネックス 芝生の液肥、リキダス(z1z1z2さん)
あまり液肥は使わないのですが、弱った時や、葉の変色がある時はこの二種類に頼ってます。高額なメネデールをジャボジャボ使わずに済むようになりました
寸評:リキダスはフルボ酸などの有機酸によって成長停滞している植物を刺激し、育生を助ける作用がある。パッケージにもあるがCaが入っているため硬度を変動させるので使用する際は添加量に注意が必要である。(総硬度を下げるためにリバースグレインなどを使っている人には寿命を縮めるので向かない)
我が家では3000倍をシリンジで底床の最奥に注入して使う時があるが、まずまず良い効果があるように感じている。なお水槽に使うと普段あまり見ないピンク色のコケや茶色の珪藻が発生することがあり、そういうコケを好んで食べる生物のエサ補給源として使えないか考えていたりする(green)
メーカー部門(!?)
・GEXアクアリスタ(闘魚庵けんごさん)
当店は用品の取り扱いがなく自分の飼育でも瓶とかブロー容器ばかり使っているのでアクアリウム用品とは無縁の生活をしています…笑
そんな中でも印象的だったのはGEXさんのAquaristaシリーズです。
かれこれ20数年魚を飼っていますが、昔のGEXさんの製品は「見た目や品質はそこそこにとにかく安い」という印象を持っていました。
それが昨今の物価高騰に逆行するように「こんなに手頃な価格でこんなにオシャレな用品が買えるのか…!」と驚くにカッコいい製品が沢山売られていてとても驚きました。
余談ではありますが、GEXさんのグラステリアfitシリーズはウチで唯一現役の水槽です。
アナバス(ショーベタ含め)の飼育には本当に最高の水槽なのでよろしければ皆様も試してみてください。
寸評:低迷し続けるADAに対してGEXアクアリスタは非常に良いアイテムを作っていて個人的に応援しているメーカー(ブランド)である。が、致命的に広報が足りていないなぁと感じていてせっかく新しいコンセプトの良いモノを沢山作っているんだからもっと積極的に情報発信した方がいいのでは…と老婆心ながら思っている。イベントに行くと広報が頑張っているのは感じるのだがソーシャルメディアへの情報出しをもっとすればいいのになぁと思う。トップシリコンの水槽とか一度使うとコレが全部の水槽にほしいと思うくらい素晴らしいです(green)
コラム:2025年を振り返って
2025年は特にアクアショップの閉店のニュースがちらほらあり、一方で独立する若者(じゃない人もいますが)もいらっしゃったりで変化の年だったのかなぁと思います。あとは例年にも増して、植物関連のイベントが多すぎでしたね。マニアックな方向けのアクアイベントもあってほしい。ブリフェス@Tokyoとか。
(Whitemoon)
2025年は大型店や有名店、個人店など本当に数多くのアクアショップの閉店報告を目にしたな…とか為替レートが凄いことになっていてウチも他所もだいぶ厳しいだろうな…とかマイナスなことはたくさん思い浮かぶのですが…笑
とはいえこれも1つのトピックではあるので少し深掘りしてみることにします。
アクアショップの閉店については物価高騰で趣味に回すお金が減ったとか、エンタメの多様化で魚を飼う人が減ったとかそういうところが大きいかと思います。
最近はYouTubeなどのように全くお金をかけずにいくらでも時間を潰せる娯楽が溢れていますし、サブスクで月に数百〜数千円払えばより高品質なエンタメを手軽に享受できる世の中です。
そんな中で時間とお金と手間のかかる飼育趣味を続ける人が減るのは当然といえば当然かなと…。
そこに追い打ちをかけるように為替レートの悪化で輸入、仕入れの代金が増加。
当然生活コストも増加しますし、この生活コストに至ってはお客さんの財布の紐が固くなる上に業者側の生活維持コストも上がるということで二重苦です。
ウチの輸入量でもドル円が130円ほどだった2023年と比べて1便あたりの費用が10-20万円ほど上昇しているので大手の問屋さんなんかは凄まじいことになっていると思います。
そんな感じで非常に苦しい1年でしたね。そして来年以降も業者目線では苦しい状況が続くんじゃないでしょうか。
通常こういう状態になると仕入れを絞ったり、水槽を減らしたりして事業の維持コストを削る選択をすることになると思うのですが、それをしてしまうとつまらないお店が出来上がってしまって余計に衰退すると思うので、闘魚庵としては楽しく好きなことを続けていきたいなと思っています。
来年も遠征や国内未輸入のアナバスの輸入を計画しています。
当店の業態的に「アクアリストを増やす…」みたいな動きは難しいですが、自分にできる範囲で盛り上げていきたいと考えています。
(闘魚庵けんご)
2025年のアクア業界を振り返るとやはり大型店の閉店が相次いでインパクトがあったなと思う。この流れ自体はこの数年続いていて、アクアリウム界の節目に立ち会っているなと感じる。
24年のチャーム館林店、熱帯魚ギブリ、アクアフォレスト新宿、まっかちんの閉店に続き、25年はP.D.熱帯魚センター、かねだい横浜店など名だたる名店、有名店がこの数年バタバタと閉店していく流れがある
日本が不景気なのは間違いなく、趣味に使われる予算が減っているのも事実だろうが、勿論各店には個別の事情があり、必ずしも不景気だけが閉店の理由ではないだろう
そもそも問屋からモノを仕入れて、在庫して客に売る小売業という経営スタイル自体が今の時代あらゆる点で厳しいのはご存知の通り。いわんや熱帯魚屋なんて元々儲からない商売である。また、どこの分野でも後継者不足でマンパワーが足りないのも間違いなくあるだろう
かつて昭和から平成の頃、第一次熱帯魚ブーム以降に開店した個人店(その多くが名店であった)が徐々に減り、総合的な大型店が増える流れがあった。令和のいま、時代が一周し大型店から個人店への流れが来ている。こちらは時代の節目だ。
そういう時代的な事情とは別に、個人的には各地にある"名店"と呼ばれているような20~30年近い歴史を持つ店に世代交代のタイミングが来ているとも感じている
我々が行きつけの店の経営者の多くはそろそろ引退を考えるお年の大ベテランだったりしないだろうか?
終わりがあれば始まりがある。一方でこの数年はかつて名店で腕を磨いた若い店主達が独立して個人店を開業する流れもある。僕自身そういった店に何件か通っているが、いずれの店もそれぞれの店主の強みを活かした個性が光りつつ、名店の記憶や手触りを引き継いだ店になっていると思う。これはいわば世代の節目だろう。
自分自身の趣味に寄り添ってくれた、様々な記憶や体験が積もった通い慣れた名店の終焉を嘆くのは当然だ。だが心の涙を拭って、名店のエッセンスを汲む若い世代の活躍を前向きに応援していきたいものである
我々はそういう連綿とした流れの上に生かされているのだから
(green)
いにしえのアクアティックプラントとして知られるいわゆる”ホトニア”はHottonia palustrisという欧州を中心としたユーラシア大陸に産する水草である(なんとサクラソウ科である)
今回の表紙のものは真贋はともかくとして、ホトニアインフラタという北米に産する水草である
海外の写真を見るとプロセルピナカパルストリス的な羽状の細かい葉を付けているものが見受けられるが、今回入手したものはホトニアパルストリス”ナロー”とでもいった趣であり、実際ホンモノのインフラタなのかはなんとも言えない
ホトニアインフラタは水上葉がとても奇っ怪な構造をしていることで有名なので、そのうち表に出して育ててみようと思っているが、果たしてどうなることやら…
そういう良く分からない種類を入手して正体を探るのも水草の楽しみの一つである
日本水草紀行
セリ(芹:Oenanthe javanica)
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| トロ船で蘇生されるセリ |
「芹・薺・御形・繁縷・仏の座・菘・蘿蔔」これぞ七草。
でお馴染みのセリ。おつとめ品コーナーに横たわる彼でも、水に放り込んでおけば1~2週間でご覧の通り蘇生する強靭種。
蕪と大根以外で、七草粥の他で食卓に出番がある数少ない山菜で、クレソンやアシと並ぶ浅瀬大好きさんです。
川や水路の砂泥が溜まった箇所に群生することが多く、在来種の中ではエンカ率は非常に高い。どのくらい高いかと言うと、初夏から秋にかけてのフィールドシーズンには「もういいよ」と言われ、挙句には視界に入っても景色扱いされてしまう程。
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| 沈水形のセリ |
しかし、環境次第では一風変わった姿を見せます。冬のまだ寒い時期、浅い水路を覗き込むと赤いのぺっとした奴がウッカリ芽を出してしまったのかジッと耐えていたのかは不明ですが、水中勢の私としては嬉しい雰囲気。
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| 湧水河川で沈水するセリ |
湧水河川だと夏でもこのような姿に。陸生形に近いです。同じ川にミズタガラシ等がいたので本当にセリかは怪しいです。
ショップでのアルバイト時代にはオーバーフロー水槽に放り込んだりもしました。水上の姿からだと想像が付きませんが、ランナーで増えることも可能なようです。CO2無添加なせいか赤くはありませんが、成程中々良いではないですかぁ……。
環境次第では沈水下で美しく群生していることもあるそうなので、見てみたい方はレッツら湧水。「冬は水草が見られない~」なんてことはないので、草の声とGoogle mapに身を委ねて是非探してみてくださいませ。
今月は冬でも見られる水草を紹介していく予定です。
著者プロフィール:Shoof
草探しで一生分の運を使い切る侍.東京→千葉→佐賀と流れ,現在は群馬帝国民として丸太の付いた棒を押す日々を送っている.群馬よりも長野等などのフィールドをよく巡っている.
PostScript
何者かになんて一生なりたくないわけよ
年始ということで改めて弊blog連載の姿勢について
毎週趣味でblogの更新をしていますgreenと申します
弊blogは古のADAの情報誌アクアジャーナルを意識して、熱帯魚や水草に関する情報、専門分野を持つ方の独自の視点をコラムとして掲載することで、自分の専門領域よりも外側にある趣味の世界の近接領域に触れたり、楽しみの広がりを発信したいと思って連載しております
また、近年ネット上から消えていくその時その時のフレッシュな情報を連載という形で保存しておくための場としても使うことが出来ないか試みています(個人blogにしか情報が残っていない20年前の水草や魚の情報ってありますよね)
弊blogは広告収入などは設定しておらず、Noマネー、Noスポンサー、No謝礼(それは流石に失礼では?)の手弁当スタイルでやっています
コラム執筆陣は僕が”この方のお話を聞いてみたいな”と思っている方にお願いしており、お願いした以上は頂いた原稿を掲載することをモチベーションにして連載を途切れさせないように努力しています
無償で連載をお願いしているのは、お金が絡むことで趣味としての純粋性が穢れると思っているためで、また執筆して頂いている方に変な気負いや責任が生まれないように配慮してのことです
これはインターネット黎明期に生きた人間に特有のネットに商売を持ち込みたくない嫌儲的な潔癖感に基づく感覚だと思いますが、若干時代遅れかなとも感じてはいます
結びに、僕自身はこの情報発信を通じて何者かになりたいわけではなく、一趣味家でいたいと思っています。実際現実の場でわざわざ自分から名乗ることはほぼないです。(即売会などで何かプレゼントする時には目印を発信することはありますが…矛盾)
さてそんなわけで今年も楽しく更新を続けられるように頑張っていきたいです(昨年同様2月は丸々お休みを頂戴する予定ですが…)
相変わらず凝り固まったマニアの駄文を書き散らしていくと思います。今回のベストバイのようになにかにつけて皆さまにご助力をお願いすることがあるかと思いますが、是非お力添え頂けましたら幸いです
(green)

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