ムジナモ”巨椋池産系統”

金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナルvol.24 2025年3月1号のお届けです!

Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です


日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています

この場を通じて新たな出会いや学び、楽しみが広がる一助になれれば幸いです


※主にショップや企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です

個人のツイートでも特に”紹介したい!”と思ったものについてはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m


弊blogでは表紙写真をご提供して頂ける方を随時募集しております!

是非皆様の素敵なお写真でご助力を賜われればと考えております

掲載の体裁上、お借りするお写真は縦長にカットさせて頂くことになると思いますのでその点のみご了承ください

よろしくお願いします


今週末注目のイベント

上野グリーンクラブ 春の山草フェアー(上野)3月7日~9日まで開催中!


台東区上野の上野グリーンクラブで春の山野草フェアーが3月7日(金)から3月9日(日)まで開催されます
早春に花咲く山野草や斑入り伝統植物などが扱われるそうです。山野草主体の即売会では一番早い即売会だそうです
注目は伝統植物や斑入りの銘品をお多くお持ちの中越植物園さんでしょうか?
お近くの方は是非!



第15回おかやま春の蘭祭り~熱帯植物との出会い~(総社市)3月8日(土)~16日(日)まで開催


岡山県総社市の農マル園芸 吉備路農園にて3月8日(土)から3月16日(日)までおかやま春の蘭祭りが開催されるそうです

様々な蘭から食虫植物、エアープランツ、ビカクシダなど様々な熱帯植物の専門業者が集まる即売会イベントだそうです
蘭の講習会などもあるそうなのでお近くの方は是非!


杜若園芸(城陽市)「早春!メダカとハスまつり」3月8日(土)9日(日)開催


水生植物の販売でおなじみの杜若園芸さんが「早春!メダカとハスまつり」いうイベントを3月8日、9日に開催するそうです

イベントでは抜群に仕上がった銘品メダカやこれからが植え付け時期のハス、スイレンなどの苗の販売、メダカすくいなども行われるそうです

春の準備にご家族連れで出かけてみるのも良さそうですね!

山城久雄 原画展『海にいきる』とギャラリートーク(石垣島)に長嶋祐成氏登壇 3月9日(日)開催

石垣島の石垣市立八重山博物館にて、「山城久雄 原画展『海にいきる』」が3月9日(日)に開催されます
「海にいきる」は石垣生まれの海人・山城久雄が漁の仕事の傍ら描き残した3,000枚に及ぶ鉛筆画作品から抜粋・構成された絵本
その出版を記念して原画展が開催され、そのイベントとして石垣島在住のアーティスト長嶋祐成氏が登壇されるそうです
長嶋氏といえば石垣島在住で美しい魚の絵(魚譜)を描かれるアーティストとしておなじみですが、石垣島の自然や魚と人との関わりなど興味深い話が聞けそうですね!お近くの方は是非!



今週の気になる情報


コトブキ工芸「フラットLEDS‐5」シリーズ発売



熱帯魚飼育用品メーカーのコトブキ工芸が新作のLED照明「フラットLEDS‐5」シリーズを発売しました
従来のフラットLED SSに比べて全体をスリム化、オレンジとグリーンのLED球を追加し、更に輝度を1.5倍以上増加させたモデルです
Ra83、色温度は9800Kとなかなかスッキリした光で良さそうな雰囲気を感じますが、何よりも驚くのはその価格です
オープン価格になっていますが、60cm水槽モデルで5千円前後です…攻めてますねぇ…
ジメジメに使うには若干光が強いので主にアクアリウム用になると思いますが、実際の使い心地が気になります!


ADA アクアスカイRGBベーシック300発売


ADAから30cm水槽用LED照明アクアスカイRGBベーシックが発売されました

水槽内を鮮やかに見せるRGB素子の入ったLED球を使いつつ、スッキリとした白色の光でADAらしい色の照明器具です

本体側面にタッチセンサーを搭載しており、3段階に明るさを調節できます(色は変えられません)

照度は24,000lux、色温度は9,000~12,000Kと過剰とも言えるくらいのスペックで、価格は約3万円前後です

実物を触ってきましたが、とにかく明るい!これに比べたらDOOAのSOL STAND RGBはカスや!非常に明るく照射範囲も広いのでとても良いと思いました。タッチセンサーも便利です。一方で、奥行き幅が大きすぎて野暮ったく感じること、そのため30cm規格水槽に使うと側面に配管の取り回しの余地がないこと、コードがとにかく短いこと、コネクトピンがL字ではないことが気になりました(正直アクアメーカーが作ったとは思えない…)

規格水槽では微妙ですが、30cmキューブ水槽用として考えればコードが短いこと、コネクトピンがL字ではないこと以外はそこまでデメリットではなく、むしろ全体を綺麗に照らせるので良いと思いますが、とにかく30cm規格水槽で使わせる気がないんだろうなという感覚は否めません

ADAは旧版のアクアスカイシリーズを廃盤にしてから長らく30cm水槽用と45cm水槽用の照明器具がない状態で、この間に他メーカーに移った人も多かったと思いますが、果たしてこの器具で捲土重来の時きたる…となるのでしょうか…?今後45cm水槽用のモデルも発売されるので、そちらは奥行きある分マシになるのかもしれません
個人的には30cm規格水槽用にスリムバージョンを発売してもいいんじゃないかなと思います。その時は是非コード長くしてください…

月刊アクアライフ4月号3月11日発売


今月のアクアライフは「令和の古代魚」特集だそうです!
先日NHKでのシーラカンスの放送で古代魚熱の高まった皆さんには刺さる内容ではないでしょうか?怪人松坂實さんの追悼記事もあるそうなので読んでみたいですね
またマレーシアのリコリス採集記も気になります…!結局毎号買っちゃうんだよねぇ…_(:3」∠)_


4月30日発売予定『アクアプランツ 22号』珍しい水草の写真を募集中!!


4月末発売予定の年に一度のお楽しみ、水草専門誌アクアプランツ22号では3月21日まで「珍しい水草の写真」を募集しているそうです
「珍しい」の基準は特にないそうで、珍しい気がすればOKとのこと。水草のアップの写真に水草の名前を付けて、「#アクアプランツ22号の珍草自慢」のタグを付けてツイートすると応募できるそうです
個人的には「自慢」って言葉が良くないなぁと感じたりしますが、年に一度のお祭りですし細かいことは気にせず皆様ふるって応募しましょう!

新着情報

サジタリア スブラタ 'ニードルリーフ'(Sagittaria sublata 'Needle Leaf' )

トロピカ社の組織培養の新作、サジタリアスブラタ'ニードルリーフ'だそうです

先月にトロピカのインスタグラムページに上がって好事家の間でちょっとだけ話題になってました
先週少量だけ日本に入ってきていたものが今週追加で入荷したようですね
トロピカのサイトによると”長さ15~30cm、幅はわずか数ミリの細い葉を持つこの植物は、淡水水槽に繊細でエレガントな雰囲気を添えます””この丈夫な植物はランナーで簡単に広がるため、繁殖は簡単です。必要に応じて切り取って植え直すだけです。”とのことで、案外無い細いテープ状で匍匐で繁茂する水草のニューフェイスとして期待できるかもしれません

コラム

1.迷宮探訪

ベタをたずねて三千里・カンボジア採集記⑤コンポントゥム編

前回、無事にストゥントレンでBetta stiktosを採集し、この旅で残す目的も最後の一種となった。

最後の目的はBetta smaragdinaである。
タイ東北部、ラオスの個体群が有名な本種であるが、カンボジアからもよく似た魚の目撃情報が僅かに報告されている。
現地のマニアでも数年探し続けて見られないほど珍しい魚であるとのことで、前回の訪問時には見つけることができなかった。

今回は最悪の想定よりも早くBetta stiktosを採集することができたので、余裕を持って捜索にあたることができる。

ストゥントレンから5時間ほどバイクを走らせコンポントム州に入った。この日は日差しも強く気温も30度を超えているため既にへとへとである

そんな中望みのありそうな湿地を探ること4カ所目にして、ようやくスプレンデンスグループのベタが網に入った。


Betta cf. smaragdina
発色はイマイチだが、随所にsmaragdinaによく似た特徴が見られる




Betta cf. smaragdinaの生息地
平地にあり非常に水温の高い場所であった



小さく、発色も悪いため分かりにくいが鰓蓋に入る緑色の色彩とその鱗の形状がBetta smaragdinaに類する魚であることを示している

その後も2時間ほど網を振り続け、あまりの暑さに身体が動かなくなってきたのでこの日の採集は終了

最終的に5匹ほどしか得られず、全てが恐らくメスであろうと思われたためまた再訪してしっかりとしたサンプルを入手したいと考えている。

いずれにしてもBetta smaragdinaに類する種はカンボジアにも存在するということを自身の目で確認できたことは非常に大きな収穫であった


Betta stiktosでは?と思われるかもしれないが、経験上Betta stiktosはあの水温では生存できないと思われる。地域的にも生息域から大きく離れているためBetta smaradginaもしくはそれに近い未記載種であると考えるべきであろう


これをもってカンボジアでの採集は終了となった



その後はタイへ寄ってマーケットを散策したり、スネークヘッドを釣ったりなどしてゆっくりと過ごしこの旅を終えた

マーケットやスネークヘッド釣りも非常に楽しいものなので、こちらの様子もいずれご紹介したい



レッドスネークヘッド
バイトシーンからファイトまで非常にエキサイティングな釣りを楽しめる
味もなかなか美味。








著者プロフィール

けんご

原種アナバス専門店「闘魚庵」
主催のアナバニスト

アナバス以外にもメダカや水草などの採集も行っており、業界注目度が高い熱帯魚ハンターである


”原種アナバスと呼ばれるグループの魚に魅せられ、闘魚庵という原種アナバスの専門店を営んでいます。

「アナバス全種の繁殖維持」を目標に掲げ、東南アジアをフラフラしながら観察、収集や繁殖などにも力を入れています。”


 


水の中の草のコラム


「しんりょく」と読むか「ふかみどり」と読むか



前回、前々回と、南米産水草ブームについて振り返ってみたが、その中で少しだけ触れたその他のブーム。

今回は「深緑系エキノドルスブーム」について振り返ってみよう。

エキノドルス自体は古くから日本のアクアリウム界に流通しており、アマゾンソードをはじめとした定番種と言われるものがいくつか店頭に並んでいた。

そんな中、「エキノドルスの王様」としてエキノドルス ホレマニーが国内流通し始める。

当初はヨーロッパや東南アジアのファームからの入荷が主だったが、その入荷数、流通量は少なく、価格も高価だったのも「王様」と言われる所以だったのだろう。


エキノドルス ホレマニー バース便



90年代後半になり現地採集株のホレマニーが散発的に入荷するようになり、ブロードリーフやダークグリーンなど、葉幅や色彩にバリエーションがあることも知られてきた。

エキノドルス ホレマニー グリーン ブロード


エキノドルス ホレマニー グリーン ブロード (別株)

エキノドルス ホレマニー レッド



一方でそれまでファームから極少数ながら入荷していたホレマニーは入荷が止まり、辛うじてバース便やオリエンタル便でホレマニー レッドが入荷するのみとなっていった。

その後は「エキノドルス ホレマニー」の名で入荷しても全くの別物が来るようになるのだが、それはまた別のはなし。



現地採集株のホレマニーが入荷していた同じ時期、97年にポルトアレグレンシス、98年にはいよいよオパクスが入荷し、この辺りから「深緑系エキノドルス」として他のエキノドルスと分けて認知されるようになっていったように思う。

エキノドルス ポルトアレグレンシス

エキノドルス オパクス ラタイ便




その後2000年にサターン、2001年にはサンタマリアなど2000年から数年にわたって深緑系エキノドルスの現地採集株の入荷が続き、ブームと言えるほどの人気の高まりを見せる。


エキノドルス sp. ラウンドリーフ ウルグアイ


エキノドルス オパクス ウルグアイ(初便)


エキノドルス sp. イグアス2009



南米産水草ブームのコラムでも触れた通り、オークションサイトの水草ページには多くの深緑系エキノドルスが並ぶようになり、ブームは最高潮を迎えるが、そうなると徐々に衰退の影も見え始める。

南米産水草と同じくエキノドルスの仲間も、昨今のレイアウトスタイルではなかなか使いづらい、使われにくい水草なので、レイアウトコンテストの盛り上がりと共に深緑系に限らずエキノドルス全般が衰退した感は否めないと思う。

しかしながら深緑系エキノドルスブーム衰退の一番の原因は、やはり「産地偽装」であろう。
2003年くらいまでは入荷情報なども追える、出所が明確な株がほとんどだったのだが、徐々に怪しい株が出回り始める。

まずは現地からやって来るエキノドルスの様子が変わってくる。

それまではいかにも採集株といった野生味溢れた草姿で入荷していたものが、増殖株のような小さく小綺麗な草姿の株の入荷が見られるようになる。

それらが過去に入荷した株の現地増殖株として入荷するならまだしも、初めましての産地名が付随して入荷するのである。

それまでの入荷状態とは明らかに違うので、一部のショップや趣味家の間ではここでまず怪しいと感じ始める。

同時にオークションサイトにも怪しい株が出品されるようになる。

元々まともに現地採集株として入荷していた時でさえ、同じインボイスで入荷しても一便目と二便目で物が違ったり、別名で入荷したものが育ててみたら同じタイプになったりと、曖昧な部分が多い点は否めなかったのだが、そこに付け込んでか、どんなに検索しても入荷情報が出てこない新たな産地や呼び名の深緑系エキノドルスが「レア」「希少」などの文言と共に出品され始めたのだ。


株そのものよりも産地名などの情報が価値を持ち過ぎてしまう悪い流れが出来て、目新しいインボイスや産地名が付いた出所不明の株が高額で取り引きされるようになってしまった。

こうなるとそれ以外のまともな株も含めて全体的に信憑性はなくなり、趣味家の興味は一気に冷めていったように思う。

その後は徐々にショップで目にする機会も減り、栽培する趣味家も少なくなり、国内から消えた種類も多くある、という流れは南米産水草ブームの衰退時と同じ。

こうして「深緑系エキノドルスブーム」は去っていったのだが、あれから20年近く経った現在、エキノドルスが再注目され始めているように感じている。

当時とは違い、今は深緑系だけに拘らず、黄緑系原種や改良品種も含めてその中で気に入った種類を入手し、レイアウトに活用するというよりは、「一株の美」を楽しむスタイルが多いように見受けられる。

そう、エキノドルスは改良品種まで含めれば非常にバリエーションに富んだグループで、探せばきっと自分の琴線に触れる一株が見つかるはずだ。

今後新たに現地採集株が入荷する見込みは残念ながらほとんど無い状況ではあるが、当時の深緑系エキノは少ないながらも国内に残っているし、昔ながらの改良品種や比較的新しい品種の流通も見られる現在は、エキノドルスを純粋に楽しむには良い時代なのかもしれない。

エキノドルス ウルグアイエンシス バリエガータ



大きくなるのがネックとする向きもあるが、大株に育ったエキノドルスにしかない魅力もあるし、根域制限すればある程度サイズコントロールも可能なので、是非ともお気に入りの一株を見つけて育ててみてほしい。

その先に「令和のエキノドルスブーム」がやって来るかもしれない。


著者プロフィール

アクア日記2は水草ブログの草分け的存在。数多くの飼育経験からまとめられた考察や記述は示唆に富み、飾らない語り口も心地よい。その記述は現在では流通しなくなった南米水草達の往時の情報や姿の記録として、今一層の価値を持つ

”ブログ時代の残党。
もはや過去の人。
アクア日記2は一応稼働中。
更新はごく稀。。。”

表紙




ムジナモ(Aldrovanda vesiculosa)

ムジナモは一属一種の食虫植物であり、浮遊性の水草である

装飾的な3次元的形状をしていて、目的のために不必要なものを削ぎ落とした機能美とフラクタル構造を併せ持つ切子細工のような繊細で美しい不思議な植物である

植物学者・牧野富太郎の発見した植物の中でも代表的な存在であり、その名や姿はかなり有名である

捕虫嚢にプランクトンを与える実験などで日本中の理科室で飼われていることも多いのではないかとも思う

そういった意味では希少でありつつも最も身近な水草の一つなのかもしれない


一方でムジナモの歴史は日本の水辺環境の破壊の歴史でもある

牧野により江戸川河川敷で発見された後、霞ヶ浦、巨椋池、多々良沼、宝蔵寺沼と日本各地で分布が見つかったものの、いずれも干拓による自生地の埋め立てや生活排水による水質の悪化、ソウギョ、アメリカザリガニなどの草食性生物の移入によって各地のムジナモは滅んでいった

最近になって石川県で新たな自生地が発見されたり、宝蔵寺沼での保護活動によって埼玉県においては野生絶滅から絶滅危惧1A類へと返り咲くなど、ポジティブなニュースもあるが、牧野が江戸川のほとりで柳にもたれて本種を見つけた頃のような自然は見る影もない


さて、ムジナモはそんな歴史を持つ希少な水草であるが、意外にも園芸ルートで維持されていて、植物即売イベントや道の駅などで愛好家が増やしたものが販売されている

今回表紙に使ったムジナモは巨椋池※1という、昭和初期まで京都府南部に存在した巨大な湖に由来するものを愛好家が維持してきたものだそうだ

本種の育成は特別に難しいことはないと思う。光を好む浮き草であるため、とにかくアオミドロとの相性が悪い。アオミドロが生えにくい貧栄養的で弱酸性の安定した環境が望ましい

おなじ食虫植物水草であるタヌキモなどにも見られるが、環境が合うと一気に殖え、殖えすぎると勢いがなくなる性質があるので適宜古い部分をトリミングして間引いてやると良いだろう

食虫植物なのでミジンコやブラインシュリンプなどのプランクトンを与えてやると成長が良くなるように思う


※1 巨椋池はオグラノフサモやオグラコウホネ、オオトリゲモ:Najas oguraensisに名を残す。水草豊かな湖であったそうだ

ボルネオの植物

Matang,Sarawak



PostScript

Cryptocoryne nurii "Lga7" from Pulau Lingga【HW0622-12】

Cryptocoryne nurii "Lga7" from Pulau Lingga【HW0622-12】


物事には必ず多数の側面があり、見る角度によってその色彩や形、見え方は変わるものである

物事の一側面を見て脊椎反射的に反応する前に、一度その言葉を飲み込み、反芻し、今自分の中に浮かんだ感情や論理は果たして本当に正当な道筋によって湧き出たものなのか

元々持っていた偏見や悪感情によって歪んだものではないか、詳察することは無駄ではない

人間とはいとも簡単に思考が偏り、認知が歪んでしまう生き物であると常に心得るべきだろう


曰く、”雄弁は銀、沈黙は金”とは、「無闇矢鱈に喋るよりも押し黙っているほうがスマートだ」といった意味ではなく

「雄弁であることは大切だが、沈黙すべき時を心得ていることはもっと大切だ」という意味である


(green)


エキノドルス特集に寄せて


エキノドルス 'ハディ レッドパール' 斑入り


我が家には珍しい改良品種のエキノドルス。真紅の新芽が徐々に暗めのオリーブグリーンに落ち着いていくグラデーションが美しい一株

'ハディ レッドパール'がどこから来たのか、由来は調べてもあまり出てこないので謎である。(※調べてみたところインドネシアで作出されたらしい)
自分で調べた範囲では日本には2011年の6月頃に初入荷していて、一説には古典改良品種のハービッヒと関係があるとかないとかいう話がある

斑入りが流通するようになったのはこの数年の話である。タイ便で入荷するため斑入り大好き園芸王国タイで作られているようである



確かに水上葉は素敵な斑模様を持っているのだが、水中葉ではせっかくの斑が分かりにくいのが難点だろうか?

とはいえ小さくまとまる可愛い丸っこい葉で真紅の芽を付ける様は、自然感はないが美しくはあると思う

斑入りは入荷が不安定でかなり値が張るが、斑のないものは年中安価に手に入るので是非一度水槽に迎え入れてみてその魅力を味わって頂きたい


…といった感じの文章の寄稿を3月28日公開予定のエキノドルス特集のために募集しております!
締め切りは3月21日です!奮ってご参加ください!お願いします!!助けると思って!!!

また、エキノだったらこんなネタあるけどどう?という企画持ち込みも大歓迎です!お待ちしております!!

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