Greenジャーナルvol.52 2025年10月1号

2025年10月3日金曜日

Greenジャーナル レイアウト 革命前夜 水棲シダ 水草水槽 熱帯魚 熱帯植物

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水中の湿度

金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナルvol.52 2025年10月1号のお届けです! Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です 日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています この場が水草や生き物との出会いや楽しみ、学びが広がる一助になれば幸いです ※主にショップ様や企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です 個人のツイートでも特に”紹介したい!”と思ったものについてはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m また、弊blogでは常に表紙写真をご提供して頂ける方を募集しております! 是非皆様の素敵なお写真で紙面を彩らせて頂ければと思っております 掲載の体裁上、お借りするお写真は一部カットさせて頂くこともあるかと思いますのでその点のみご了承ください よろしくお願いします


今週末注目のイベント

 

AKOMEYA TOKYO in la kagū(神楽坂)でPOP UP『縁日』10月4日から13日まで開催

暮らしを豊かにする植物の楽しみ方を提案するIMAMAさん主催のイベント「縁日」が神楽坂のAKOMEYA TOKYO in la kagūで10月4日(土)~13日(月)まで
開催されます 
 今回の『縁日』は「植物と愉しむ」の中でも、「暮らしとの調和」すなわち「植物に合わせる」でも「植物を合わせる」でもなく、互いに寄り添う在り方の道筋を示したいとのことで、インテリアと植物との共生といった新しい提案があるのではないかと期待が膨らみます 毎回コダワリの出品者が揃うイベントとして知られていますが、今年は新たな試みとして全国各地の生産者が出品したビカクシダの胞子培養苗が匿名で出品されるそうで、植物単体を見て気に入ったものを選ぶという楽しみ方は新しい試みとして良いかもしれませんね クローゼットからお気に入りの洋服を選ぶように植物をコーディネートするというのは面白そうです!開催期間も長いので是非!
 

九州の生物即売会イベントOnThePlants(福岡市)10月4日、5日開催

コダワリの生産者やブリーダー、クラフト作家さんが揃う九州最大規模の生物展示即売イベント「On The Plants」が福岡アイランドシティフォーラムにて10月4日(土)、5日(日)に開催されます! 生産者だからこそこだわって育てた植物、動物が揃い、また生産者さんに直接飼育のコツなどを伺うことができる、即売会の良さが詰まっているイベントだと思います 九州の方はかなりご参加されるかとは思いますが、こちらも九州外からでも参加したいイベントですね!

北海道最大級のアクアリウム&ビザールプランツ即売イベント「AQUARIUM NEXT -5th」-(札幌) 10月5日に開催

観賞魚・シュリンプ・水草・熱帯植物・塊根植物・多肉植物など、アクアリウムの枠を超え植物や小動物などのオールジャンルの展示即売イベント「AQUAEIUM NEXT 5th」がサッポロファクトリーホールにて10月5日(日)に開催されます 毎回濃い出展者が揃い北の大地の熱帯熱を感じるイベントですが、今回もジメジメや水草でもかなりの量の面白い草が揃っていて、正直北海道の人が羨ましいです…! 道内の人も勿論道外の人も、素敵な草に出会いに行ってみてはいかがでしょうか?きっと楽しいイベントだと思います!是非!
 

国内繁殖の爬虫類、両生類の即売会「とんぶり市」(浜松町)10月5日開催

国内で繁殖された爬虫類、両生類のみに縛った即売イベント「とんぶり市」が東京都立産業センター浜松町館にて10月5日(日)に開催されます! 爬虫類や両生類は勿論ですが、実は毎回植物も販売されていたりしてジメジメ的にも熱いイベントだったりします 植物を足がかりに両生類や爬虫類の世界に触れてみるのもよし、他ジャンルでどのように植物が活かされているかを見るのもよしでとても興味深い機会になると思います!是非!

今週の気になる情報

 

ベルテックジャパン公式YouTubeチャンネル開設記念キャンペーン開催中

熱帯魚界隈ではBioスコール、両爬界隈ではレインフォレストタンクでおなじみのベルテックジャパンがYouTubeチャンネルの開設を記念して、プレゼントキャンペーンを行っています YouTubeでもXでも何をプレゼントしてくれるのかちゃんと触れてないように思うのですが、おそらくレインフォレストタンクをプレゼントしてくれると思うのでご興味のある方はチャンネル登録とXのフォロー/RTをして楽しみに待ちましょう!  

「COMPACT BIBLE 日本のネコノメソウ」予約受注開始!

日本産ネコノメソウ属すべての分類群を、ボタニカルフォトアートを駆使した詳細な写真で細部まで徹底解説。「読まなくても見るだけでわかる」究極の写真図鑑。と銘打ち、日本のネコノメソウを網羅した図鑑「日本のネコノメソウ」がクラウド・パブリッシング(予約部数印刷方式)で出版されるそうで、現在予約を受け付けています 要するにカンパで同人誌を作るという事ですが、予約された部数によって発行価格が下がるというシステムになっています。予約価格は2,000円(予約数で変動アリ)で予約千部を達成するとぴったり2,000円で販売されるとのことです。現在432部の予約があり、販売予定価格は2,600円となっているそうです。 山野を歩くと群落を見かけたり、ジメジメをやっているといつの間にか鉢から生えてくる草でおなじみのネコノメソウの網羅的な書籍として手元にあっても良いかもしれませんね  

「月刊アクアライフ」11月号 10月10日頃発売

今月発売のアクアライフ11月号は特集「僕たちの好きな水草」ということで、人気種からニューフェイスまで、レイアウトで使えるおすすめの水草がたっぷり紹介されるとのことで、水草好きにはたまらない内容になりそうですね!各ショップに新しい水草を使ったレイアウトを依頼されているそうなので、レイアウト集としても面白いかもしれません! 首都圏の書店では10月10日発売予定だそうです  

ADAレイアウト水槽作り替えキャンペーン開催!

IAPLC2026の出品応援企画として、キューブガーデンと底床素材がセットになった特別販売が開催されています セット内容は、W300~W1200の各水槽サイズに対応したアクアソイル-アマゾニア Ver.2または同パウダータイプに加え、バクターRがセットになっていて通常価格から15%オフになるというオトクなキャンペーンです 
例えば60cm規格水槽だとアマゾニアver.2が3L×2セットパウダーだイプ3Lが1袋とバクターRが付いていて17,859円
バラで買うと水槽が14,520円、ソイルが1,870円×2、パウダータイプが3Lで2,750円で21,010円(※バクターRは非売品)と大変お得になっています
受付期間は12月14日(日)までです

新着情報

今週はお休みです

コラム

革命前夜

熱帯魚の写真集 
Parosphromenus sp.Gelam


今回発売した写真集は68ページほどの本だけど、これらの写真を撮影するのには相当の時間がかかっている。

魚を購入してすぐに撮影とはいかず、しばらく飼育してコンディションを整え、ようやく撮影ができるようになるわけだが、リコリスグラミーなどは撮影できるコンディションになるまでに最低でも半年以上はかかる。

リコリスグラミーは繊細な魚であり、入荷直後のコンディションからなんとか状態を持ち直してもなかなか前に出て来てはくれない。当然ながら撮影のポジションに来てくれなくては撮影はできないため、餌でつってみたりして機嫌よく前面に来てもらうわけだが……そんな事を繰り返していると撮影できるまでにまた半年はかかる。 

リコリスグラミーは平常時は地味な魚だし、最高の色を出している時でないと撮影する意味はない。 しかも色が出ているのは一瞬である事が多い。リコリスグラミーの撮影は大変だが、その分いい写真が撮れた時には感無量である。


Betta dimidiata

表紙に使っているベタ ディミディアータの写真は、我が家で繁殖したF1の魚をモデルに使っている。

最初に購入した魚は、2ペア導入したが臆病だったりオスのサイズが不揃いで残念ながら撮影には使いにくかった 

そこで、それらの個体は繁殖に専念させて、生まれた子どもたちを撮影する事にした。
子どもをまとめて飼育していると良くケンカをする個体が現れたのでそれをモデルにしたわけである。 
実際F1の方が色の乗りも良く、堂々とケンカしてくれるので撮影は非常に捗った。 

 撮影に必要なのは、やはりモデルで、よいモデルがいてくれると撮影もスムーズだし、作品の出来も自ずといいものだ。

いままでも購入した魚でも色々粘ってみたもののよいモデルになってはくれず、撮影を逃した魚も結構いる…。



追記

及川さんの熱帯魚写真集「Los duendes en acuario」は及川さんのTwitterにてDMで購入できます
また、笹塚の熱帯魚店CAKUMIさんにサンプルが置いてあるそうなのでご興味ある方は是非!

(green)

著者プロフィール

おさかな繁殖ラボ:及川義明


ベテランアクアリスト&フォトグラファー

バルブス ヤエの繁殖など数々の育成難魚のブリーディングを手掛け熱帯魚雑誌への寄稿もされているベテランアクアリスト兼写真家

中米、南米、スリランカ、パプアニューギニアと広く海外に在住した経験から現地の風土を知る数少ない日本人でもある

パプアニューギニアの蘭を捉えた写真集を自費出版、更に今まで撮りためた熱帯魚の写真集「Los duendes en aqario.」を自費出版予定(green)


1998年頃ショーベタのブリーダーを廃業、その後、愛と花の大使として世界各地を巡る。

コロナ禍をきっかけに海外生活を辞め日本国内で「おさかな繁殖ラボ」を創める。


表紙


6月の写真


クレピドマネスsp.パプアニューギニア


パプアニューギニア産の水棲シダ。

クレピドマネスの仲間には何種類か水中に適応性のあるものがいるが、この種も水中でもいけるらしい…と聞いて沈めてみた。

今年の1月に沈めてかれこれ9ヶ月は経っている。目立った成長はないがゆっくりと硬い針金のような根茎を張り巡らせているため一応動いてはいると思う

今さっき追撮してみた

1年も飼育せずに「水中育成可能!」なんておこがましいとマニア諸氏には叱られそうだが、今のところは水中でイケそうな雰囲気はある

ちなみにクレピドマネスは根を付けないのが特徴らしいが、これはしっかり根を張るのでおそらくハイホラゴケに近い種類であると思われる
ハイホラゴケではおなじみの硬い根茎を枝のように伸ばし、そこに点々と葉を付けていく形のためレイアウトに使うのは若干難しいのかもしれないが、棒状の流木などに上手く這わせたり巻き込んだりすればボルビティスでは作れないような面白い景色を作れるかもしれない

週刊「自宅田園ビオトープを作ろう」

先週このビオトープの土を拾ってきた田園地帯に行ってきたのですが、田んぼに生えていた湿地植物な趣の草を色々摘んできました
おそらく多くは一年草であるため、この後枯れていくと思われるが、ここで開花してこぼれ種が落ちたら来年はまた新しい楽しみがあるのではなかろうか
若干チート感はあるが、来年への楽しみとして追加してみたわけである

しかし植物の生命力はすごいもので、先週摘んできてもう根を張っている…命のたくましさを感じることができるのも、生物飼育の楽しみだ


オススメTOOLS


後日追記します

PostScript


「しかし君の出会う最悪の敵は、いつも君自身であるだろう」

低きに流れようとする自分を、ぐっと足を踏み込んで堪え続けるのだ

(green)

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