ただいま表紙画像ご提供募集中です!
Greenジャーナルでは現在表紙写真をご担当して頂ける方を大大大募集しております!
わが家の表紙用写真ストックが底を尽いています_(:3」∠)_
是非皆様の素敵なお写真でご助力を賜われればと考えております
掲載の体裁上、お借りするお写真は縦長にカットさせて頂くことになると思いますのでその点はご了承頂ければと思います
一回限りのご担当でもありがたいです。ぜひぜひお気軽にお声がけ下さい
今週末注目のイベント
第99回国風盆栽展(台東区)前期:2月8日~11日、後期2月13日~16日に開催
盆栽の伝統的な展示会である第99回国風盆栽展が東京上野の東京都美術館にて2月8日~11日、13日~16日と前後期に分けて開催されます
国風展とは昭和9年から行われている日本で最もレベルと格調の高い盆栽の展覧会であり、その作品は普段お目にかかれない逸品ばかりです
僕も子供の頃に見に行ったきりですが、本当に素晴らしい作品ばかりで未だに印象に残っているので、また見に行きたいと思います
オススメです!
上野グリーンクラブ(台東区)立春大市2月8日~16日に開催
そして上記の国風展と同時開催されるのが上野グリーンクラブの立春大市です
この市は年数回行われる大型の即売市で盆栽から山野草、鉢、資材まで、あらゆる専門の業者が集まって行われる大規模な即売会です
興味はあるけど入口が分からないという方が見に行くにはとても良い機会になるんじゃないかなと思います
会期中は都美術館との間で無料バスが運行しているそうなので、国風盆栽展を見に行った帰りに見に行くと便利ですね!(グリーンクラブ微妙に不便な場所なので…)
大阪植物宴vol.1(大阪市東住吉区)2月23日に開催
hanatsumugi greenさん主催の植物イベント大阪植物宴vol.1が2月23日(日)に長居公園店前で開催されるそうです!
注目はジュエルオーキッド生産でおなじみのThe GAKIさんや、TK便のtakkunさん、多肉で有名な芳明園さん、独自目線の熱帯植物の輸入販売で知られるトイ吉さんなど錚々たるメンツが揃っていますので絶対に楽しいイベントになると思います!関西の人が羨ましすぎる…
今週の気になる情報
月刊アクアライフ3月号 2月10日発売
毎月のお楽しみ月刊アクアライフ、今月の特集は「スマートフォンとアクアリウム」ということで、Twitterで行われていたスマホで愛魚コンテストの結果発表、スマホを使っての魚やエビ、レイアウトの撮り方講座(かなり本格的な内容)などなど、SNS時代のスマホ(インターネット)とアクアリウムの関係性を感じられる面白い特集になっていました
また小特集で最新の小型カラシンとヒルストリームローチの特集があり、こちらも興味深かったです!オススメ!
AquaTalkingReview6(高槻市)参加申し込み開始
3月15日に開催が決まった第6回AquaTalkingReviewの参加申込が開始されています!
今回は「Snakehead巳idnnight」ということで最近ずっと人気があるスネークヘッドの特集回になるようですね!
毎回参加したいなあと思いつつ関東から指を咥えて見ているのですが、お近くの方は是非!
ガンクラフト×アワジヤ&AquaFocus オリジナル”熱帯魚”カラールアー開発中!
先日開催されたフィッシングショーOSAKA2025にて、ビッグベイトでおなじみのガンクラフトと関西熱帯魚界の雄、アワジヤとAquaFocusがコラボレーションしたオリジナルの熱帯魚カラーのジョイクロ70のサンプルが公開されました
精巧に塗り分けられたグリーンバルブ、レッドライントーピードバルブ、コンゴテトラ、ラミーノーズといかにも釣れそうなカラーから、インペリアルゼブラプレコなんて遊び心のあるカラーまで!見ているだけでワクワクします!
現段階ではあくまでサンプルで、どのカラーが採用されるのか、発売予定も未定だそうですが、遊びに本気な感じビンビン伝わってきますね…!
もし発売されたら実用は勿論ですが、釣りも熱帯魚も好きな方ならコレクションしてみるのも良いかもしれません(ルアーは使ってなんぼやろ!とは思いますが笑)
アマゾン川でコンゴテトラのルアーを投げてピーコックバスを狙うとか…ロマンですねぇ
新着情報
パープルレッドラインテトラ(クーセウェイネリバー)
スリナムから珍しい色合いのラインを持つカラシンが入荷したようです
紫やピンクに見えるシックで落ち着いた色合いはなかなか見ないので目を惹きそうですね!
イエロートリカラージェットダータ(ニッケリーリバー)
おなじくスリナムから、こちらは昨年にも入荷していますが、今回の個体は若干寸詰まりな感じだそうです。ダータテトラとローチの間みたいな雰囲気があってとても面白いなあと感じます…スリナム、まだまだ未知で魅力的な魚が沢山いそうですねぇ…
コラム
1.水の中の草のコラム
第5回「はじまりと終わり」
前回のコラムでは南米産水草ブームについて、大まかにではあるが振り返ってみた。
今回は何故ブームとなったのか?
そして何故ブームは去ったのか?
ブームの始まりと終わりについて、少し考えてみようと思う。
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サンパウロ ラージパールグラス |
ブームに至る要因はいくつかあったと思われるが、一つはやはりトニナ以降の南米産水草の入荷ラッシュであろう。
前回のコラムでも触れた「アマゾンだいじょうぶだ探検隊ツアー」により、1990年代後半に数度にわたって数多くの魅力的な南米産水草が国内導入され、それらはその希少性やコレクション性、未知の水草に対する探究心、栽培難種への挑戦など、水草好きの心をくすぐるには充分だった。
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アマゾンハイグロ |
と同時に、96年から販売されたADAアクアソイルの普及も一役買ったと思われる。
多くの南米産水草はpHの低い軟水を好み、その水質を容易に作れるソイルの普及は、新たな水草たちの栽培を容易にした。
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ゴイアス ドワーフロタラ |
もう一つは、インターネットオークションの開始も大きかったのではないかと思っている。
「ヤフオク」は1999年9月にスタートし、それまで増殖した水草は趣味家同士で譲渡するかトレードするのが主だったものが、誰でも容易に個人売買が可能な環境が出来たのだ。
珍種、希少種、栽培難種は出品されれば価格が上がるので、当時まだ流通量の少ない南米産水草は良い「商品」となっただろう。
実際「珍種」「希少種」「レア」などのうたい文句と共に、多くの南米産水草が出品されていたのを記憶している。
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パンタナル ドワーフマヤカ |
これらのいくつかの要因が重なり、1990年代後半から2000年代前半にかけての数年間にわたって「南米産水草ブーム」が起こったのだ。
またそこから派生、移行するように「ホシクサブーム」や「深緑系エキノドルスブーム」も起き、水草好きにとっては楽しい時代だった。
しかしながら、ブームはいずれ去るもの。
「南米産水草ブーム」も徐々に落ち着いていき、あれほど多くあった南米産水草も一部を除いて少しずつ市場から姿を消していった。
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レッドマヤカ サンタレン |
さて、何故ブームは去ったのか?
これも原因はいくつかあったように思う。
一つは趣味家の興味が他ジャンルに移ったこと。
先述した「ホシクサブーム」や「深緑系エキノドルスブーム」が起こったことにより、流れがそちらに大きく動いたことは大きいだろう。
これによりオークションの出品ラインナップも、ある程度趣味家のもとへ行き渡った感のあった南米産水草よりもより高値で売れるホシクサや深緑系エキノへと入れ替わっていったように感じた。
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サンタレン ドワーフニムファ |
また、2001年からADAのレイアウトコンテストが世界規模になり、以降年々盛り上がりを見せるようにもなった。
南米産水草の多くは個性的でコレクション性も高いものが多かったように思うが、それは逆にレイアウトでは少々使いにくい水草であるとも言える。
レイアウトコンテストの盛り上がりと共に、市場で求められる水草も個性が強すぎるものよりも、よりレイアウトで使いやすい種類へと変化していき、少しずつ南米産水草の姿がショップから消えていったように思う。
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タパジョスドワーフニムファ レッド |
南米産、ホシクサ、深緑系エキノと水中の水草ブームが一通り終わったあと、いわゆる「ジメジメ系」とも呼ばれる水辺や林床の植物のブームがやって来て、個人的には水草の冬の時代がやって来たように感じていたのだが、ここ数年はまた水草界隈が少し盛り上がってきたように思う。
と同時に、南米産水草ブームでもたらされた水草たちも改めて注目されはじめ、懐かしい水草を再度目にする機会も増えてきた。
もちろん25年も前に導入されたもので、すでに国内からは消えてしまった種類も数多くあるが、自分としてはむしろよくこれだけの種類が残ったな、という印象が強かったりもする。
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タパジョスドワーフニムファ グリーン |
ブームの始まりと終わりを自分なりの考察も交えながら簡単に振り返ってみたが、いかがだったろうか?
さて、ここで一つご提案。
今自分の水槽にある水草の来歴を一度調べてみてはどうだろうか?
ブームよりさらに大昔から国内流通している種類や、初入荷はヨーロッパのファームから、なんて種類もあるだろうが、もしかしたら当時の「南米産水草ブーム」で導入・拡散された水草だったりするかもしれない。
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サンパウロ レッドアンブリア |
様々なルートで国内にもたらされる海外産の水草たち。
一度入手したら、できるだけ長く維持していきたいと思う。
今後二度と入荷しないかもしれないし、欲しいときにはもう国内に残っていないかもしれないから。
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サンフランシスコ ドワーフアンブリア |
※掲載画像は過去のものも含みます
著者プロフィール
アクア日記2は水草ブログの草分け的存在。数多くの飼育経験からまとめられた考察や記述は示唆に富み、飾らない語り口も心地よい。その記述は現在では流通しなくなった南米水草達の往時の情報や姿の記録として、今一層の価値を持つ
”ブログ時代の残党。
もはや過去の人。
更新はごく稀。。。”
2.迷宮探訪
「ベタをたずねて三千里・カンボジア採集記④ストゥントレン編」
ここまでお届けしてきたカンボジア遠征もいよいよ大詰め。
今回の遠征最長の移動となるシェムリアップからストゥントレンまで340キロを移動しました。
その日はストゥントレンのホテルに宿泊し、翌日に前回の訪問時にBetta stiktosの生息を確認した湖を訪れるが水位が高く1尾も採集することができませんでした。
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Betta stiktosの生息地。このときは水位が高く魚を観察することはできなかった。 |
本来の予定であれば半日でサクッと採集を終えて夜までにシェムリアップに戻る予定であったが、大幅に予定を変更して一から捜索をすることに。
この時点で既に昼を過ぎており、ゆっくりと情報を整理する時間もなかったためとにかく近辺を走りながらスプレンデンスグループのいそうな場所でひたすら網を振る。
この日は5か所ほど回ったものの結局目的の魚を得ることはできず、あたりが完全に暗くなったタイミングで終了…。
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訪れた湿地のひとつ 雰囲気はよかったが、水質が悪くBetta stiktosが住むには厳しい環境であった |
手ぶらで戻るわけにもいかないので、この日もストゥントレンで宿を取り地形図を確認しながら翌日の計画を練りながら夜を明かしました。
翌朝、日の出とともに行動を開始し、昨夜の考察でもっとも可能性がありそうだと判断したエリアへ。
目的のBetta stiktosはスプレンデンスグループの中では比較的清浄な水を好み、流水に対する適応力も高い種であるということは知っていたので、この日は流水域に狙いをしぼって探していくこととした。
比較的水質もよさそうなクリークを見つけたので、この日最初の採集はここで行うことに。
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水質もよく、非常に雰囲気のよいクリーク |
しばらくは美しいコイ科魚類を楽しみながら網を振っていたが、10分ほど続けるとベタが網に入った。
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コイ科の一種 詳細な種類は不明 |
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パールダニオと思われるコイ科 他産地のパールダニオと比べると色彩が鮮やかすぎるので、別種の可能性もあるかもしれない |
形態的特徴、生息域からしてもまず間違いなく目的のBetta stiktosである。
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採集直後のBetta stiktos 美しい緑色の体色と鰓蓋の鱗の形状が本種最大の特徴だ |
この日はまる1日をBetta stiktosの捜索にあてる予定であったが朝一番で目的の魚を得ることができたので、予定を再度変更しシェムリアップに向かいつつもう1種ベタを捜索することにした。
続く
著者プロフィール
原種アナバス専門店「闘魚庵」主催のアナバニストアナバス以外にもメダカや水草などの採集も行っており、業界注目度が高い熱帯魚ハンターである
”原種アナバスと呼ばれるグループの魚に魅せられ、闘魚庵という原種アナバスの専門店を営んでいます。
「アナバス全種の繁殖維持」を目標に掲げ、東南アジアをフラフラしながら観察、収集や繁殖などにも力を入れています。”
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