Greenジャーナルvol.44 2025年8月2号

2025年8月8日金曜日

Greenジャーナル 自宅田園ビオトープ 新着情報 水草 闘魚庵 熱帯魚 熱帯植物 迷宮探訪

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緑の花火

金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナルvol.44 2025年8月2号のお届けです

Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です 日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています この場が水草や生き物との出会いや楽しみ、学びが広がる一助になれば幸いです ※主にショップ様や企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です 個人のツイートでも特に”紹介したい!”と思ったものについてはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m 弊blogでは常に表紙写真をご提供して頂ける方を募集しております! 是非皆様の素敵なお写真で紙面を彩らせて頂ければと思っております 掲載の体裁上、お借りするお写真は一部カットさせて頂くこともあるかと思いますのでその点のみご了承ください よろしくお願いします


今週末注目のイベント

hanatsumugi GREEN 通販サイト SUMMER SALE 8月9日~11日まで開催!

大阪長居公園の園芸店hanatsumugi GREENさんが夏季セールを8月9日(土)21:00~11日(月)21:00まで開催予定だそうです
園芸店ながらジメジメ系熱帯植物にも力を入れているお店で、こちらのWebショップでしか扱いを見かけない面白い草が結構あったりするので、お得なこの機会に覗いてみてはいかがでしょうか?
          

新カボフェス熱帯植物即売会(豊橋)8月9日に開催!

惜しまれながら閉店されたCaffeGrassさんが開催していた即売会、カボフェスが装いも新たに新カボフェスとして愛知県豊橋市の豊橋サイエンスコアにて8月9日(土)に開催されます
趣味家が増殖したブセをはじめとした様々な植物なが集まるイベントにるようで、出展者さんの情報を見てるだけでもワクワクします!
これはジメジメ好きの皆さんは駆けつけないといけないイベントではないでしょうか 
実行委員会さんのXで当日のレギュレーションなども紹介されていますので、参加される方は事前に確認しておきましょうね!

 

Plants Base(相模原)お盆セール&tanakay小さな販売会

相模原の熱い熱帯植物ショップPlantsBaseさんのお盆セールが8月9日(土)~17日(日)まで開催されます
更に10日には南米の植物を採集するTanakayさんのプチ即売会も開催されるとのことで、購入だけでなくアマゾンについてのお話を伺うチャンスになっています!
これは趣味家は大注目ですね!

今週の気になる情報

 

月刊アクアライフ 9月号発売中

今月のアクアライフは特集「The Borderless Green 自然×インテリア×暮らし パルダリウムという選択」ということでパルダリウム
の特集になっています
室内に美しく配置されたパルダリウムケージが沢山見られるので好きな作風が見つかるかもしれません。またパルダリウムに使いやすい熱帯植物の紹介もあり、目が楽しいです
また、小特集でハゼの仲間の特集が9Pに渡り掲載されているのでハゼがお好きな人はたまらないかもしれません

天野 尚 没後10年追悼 特設サイト公開

今年で没後10年になる天野 尚氏の追悼 特設サイトがADAのHP内に公開されました
現状没後10年記念で販売された商品やイベントの便覧となっていますが、今後更に内容が追加されたりするのでしょうか…気になりますね

ADA LAB at nanamica MOUNTAIN 期間限定でオープン

代官山のアパレルセレクトショップ nanamica MOUNTAINにADA LABが8月8日~8月20日まで限定オープンするそうです
8月9日(土)、8月16日(土)にはLABスタッフが出張し、パルダリウムの製作ワークショップを開催するそうです(参加希望の方はnanamica MOUNTAINさんに問い合わせて下さいとのこと)
最近のADAはIndoor Greenを提唱して主にパルダで精力的にアプローチをしていますが、異業種コラボはその一環なんですかね?
観葉植物やアクアリウムはアパレルや美容系の業界と相性が良く、実際趣味にしている方も多いように思うので今後更に増えていくのかもしれませんね

UNIQLO FLOWERノベルティ「ちいかわ x ナガノのくま オリジナル ガーデンピック」プレゼントキャンペーン中

ユニクロFlower(店舗/Webショップ)にて、観葉植物を購入すると先着順で人気キャラクター「ちいかわ」のプラスチックタグプレゼントキャンペーンが開催中だそうです(6月23日~)
店舗とWebでプレゼントの条件が異なるそうので興味のある方は確認してみて下さい
ユニクロが花きの取り扱いを始めるのはニュースで知っていたのですが、観葉植物も扱うそうで…アパレルと観葉植物の流れ、あるのかもしれませんね(おじさんにはついて行きにくいですが笑)

無印良品有明店に伊藤蟻植物農園のアリ植物が陳列

無印良品有明店に伊藤蟻植物農園のアリ植物が店内展示されているそうです
有明店はもともとグリーンコーナーがあり、植物を販売していたのですが、今回伊藤蟻植物農園さんの農場で仕立てられた植物が展示され、都会的な空間に野性的で風変わりなアリ植物が並ぶコントラストは見応えがありカッコイイ展示になっていると思います…見に行かねば!


アクアテイクEがクリープハイプの新曲『ざらめき』のMVロケ地に!


ロックバンド”クリープハイプ”(ユニバーサルシグマ)の新曲「ざらめき」のMVロケ地に足立区綾瀬の老舗熱帯魚店「アクアテイクE」が登場しました
MVでは実店舗にネオンサインや小道具が追加されていて、まるで香港の熱帯魚街の店舗のようなアジアンでレトロな雰囲気が醸し出されています
アクアテイクEはバブル末期に開業されたお店で、古きよき熱帯魚店の匂いを残した平成レトロな感じが逆にイマドキなのかもしれません
個人的には店長の上野さんが自撮りを撮っている画角がそのままMVに出てくるので、上野さんの情報発信が実を結んだのかな~とか思いました

新着情報

今週はFeelPlantsさんに面白い水草が入荷されていましたので紹介させていただきます

ハイグロフィラ sp. ソウシャープリーフ





ギニアンハイグロ(Hygrophila odra)的な雰囲気のあるハイグロですが、バリエーションであるタンドンともまた違った雰囲気があり面白い水草ですね…問屋では産地不明ということで一体何モノなのやら…
一足お先に入手されていたWhitemoonさんのお宅で綺麗に育ったお写真をお借りしました
ミクロソリウムのサンダーリーフ的な趣もあって良い草だなぁと思います

アルトラクソン ヒスピドゥス パープル



インボイス名であるArthraxon hispidusはコブナグサの学名ですが、これはコブナグサ…に近縁な違う植物な気配を感じますね…何者でしょうか…?FeelPlantsさんによると水中適性結構高いそうなので気になります…
と、思って4.04さんに聞いてみたところ特徴からSphaerocaryum malaccenseであろうとのことでした(すぐ分かるのすごい)。海外のアクアリウムシーンでは既に利用されている植物のようなので水中適性も勿論ですが、水上で育てることもできるそうで面白い遊び方ができる草になりそうですね!個人的にも気になります

コラム

迷宮探訪

「番外編:海外釣行ツアーのおさそい」

お世話になっております。けんごです。

いつもはアナバスに関することやその採集について書かせていただいておりますが、今回は番外編としてタイでの釣りについてご紹介をさせて頂きます。

なんと、たまたま現在次回の釣り遠征の同行者さんを募集していますのでご興味あればご連絡頂けますと幸いです。笑

さて、タイにおけるゲームフィッシングのメインターゲットといえば"チャドー"でしょう。



日本ではレッドスネークヘッド、英語圏ではジャイアントスネークヘッド、マレーシアではトーマンなどと呼ばれております。
学名でChanna micropeltesと呼ばれている種ですね。

東南アジアに広く分布しており、生息している水域によって色彩などの表現が大きく変化します。





基本的には緑〜紫色がかった美しい色彩をしており、釣りの過程だけでなく釣ったあとも楽しませてくれる素晴らしい魚です。(ちなみに味も淡水魚としては美味しい部類なのでひとしきり眺めたら食べるのもアリです。笑)

肝心の釣り味の方なのですがこれは"最高"の一言に尽きます。

私は国内外でそれなりの数の魚を釣ってきましたが、今まで釣った魚の中でも本種が最も好きなターゲットです。
東南アジア全体でゲームフィッシュとして広く愛されており、(私含め)わざわざ海外から本種を釣るために訪れる外国人も少なくないということからも、本種の釣り魚としての人気が伺えます。

本種はある程度の広さの水場であれば流水止水問わずどこにでも生息しており、ウィードの中やブッシュの下で定位している個体、ある程度回遊している個体など行動パターンも様々です。

基本的にはトップウォータールアーであるバズベイトやフロッグなどを使って岸際や障害物を撃つ釣法と、稚魚を連れている親(所謂ボール)にクランクやミノーなどを投げて怒らせることで釣るという2つの釣法がメジャーです。


先ほども書いたように回遊している個体がいること、チェイスのスピードが桁外れに速いため、ルアー回収間際でのバイトも多くずっと気を抜けない緊張感もこの釣りの魅力です。



どの方法でも釣れるのは釣れるのですが、私はバズベイトを用いた釣りを最も好んでいます。
理由としては水面の爆発と凄まじいチェイスというこの魚の魅力を余すことなく楽しむことができる釣りであることと、細かいアクションなどが必要なく"とにかくいいところに投げて巻く"という単純な動作の繰り返しで良いことがあげられます。

場合によっては早朝から夕方までボートを流しながらひたすらストラクチャーを撃つことになるので、この"アクションがいらない"という点は非常に助かります。
ボール撃ちについてはなんだかあまり釣れる気がしないクセにボールを追いかけ始めると数十分単位でボールを追いかけ回すことになるので飽きてしまうのと、単純に子供が可哀想なので個人的にはあまり好きではありません…。

以上の理由から私はバズベイトを好んで使っています。
愛用はボルケーノグリッパーの1/2oz。これの黒と白、トレーラー用のワームを数種類大量に持ち込むようにしています。
まぁ、実際それなりに立ち上がりが良く飛距離を出せるバズベイトであればなんでも釣れます。笑

トレーラーの使用は好みによりますが、立ち上がりがよくなることと魚に"食うべき場所"を知らせやすい気がして使うようにしています。
ワームは凄まじい頻度で尻尾を噛みちぎられるのでトレーラーを使う場合は「絶対にこんなにいらないだろ…」というくらい大量に用意することをオススメします。


ファイトに関しては正直「サイズの割には良く引く」という程度であり、他の魚と比べて特筆するほど強くはありません。(90cmオーバーのバケモノを除く)
本種の釣りにおける最大の魅力はトップウォーターでのバイト時に発生する豪快な捕食音と水しぶきであると私は思います。その迫力はまさに「爆発」と呼ぶに相応しいものです。

遊泳速度、瞬発力ともに素晴らしいものがあり、かなり高速で巻いているバズベイトを横から引ったくるようにバイトが出る場合もあります。

爆発の虜になってしまった私はバズベイト以外でネイティブの本種を狙うことは基本的にありません。それくらい素晴らしいバイトを本種は見せてくれます



タイにおける本種ですが、相当広い範囲に分布しており、それなりの広さの水場であれば割とどこにでもいると考えていただいて問題ありません。
また、タイ国内にも本種を釣ることができる釣り堀が数カ所ありますので釣り堀で狙うのもよいでしょう。

釣り堀のものをバズベイトで釣るには早朝のワンチャンスをモノにするしかなく、バイトやファイトも野生の個体と比べるとやや大人しめなので諸々が許すのであれば是非ネイティブを狙っていただきたいところではあります。

ネイティブについては「1日中バズベイトを引き倒してボウズ」といこともままあるような釣りですが、自分の予想通りの場所にいた魚が水面を爆発させながらルアーを引ったくって行く様はヤミツキになります。

また、前述の通り色彩的にも非常に美しく、食べても美味しい魚ですので1匹で3度オイシイ魚と言えます。笑

チャドーの唐揚げ。肉食の川魚にしては臭みが少なく肉厚なので食べても楽しい魚です


本当に素晴らしい魚、楽しい釣りですのでご興味のある方はぜひ一度狙ってみることをオススメ致します。
1匹釣り上げたら貴方も本種の魅力から抜け出せなくなることでしょう。

※冒頭で書いた通り、次回の釣り遠征の同行者の方を募集しております。
現状4人くらいですが、人数が多いと費用が安くなるうえに単純に楽しくなるのでまだまだ募集中です。
詳細はこちらのポストよりご覧ください。


著者プロフィール

けんご

原種アナバス専門店「闘魚庵
主催のアナバニスト

アナバス以外にもメダカや水草などの採集も行っており、業界注目度が高い熱帯魚ハンターである


”原種アナバスと呼ばれるグループの魚に魅せられ、闘魚庵という原種アナバスの専門店を営んでいます。

「アナバス全種の繁殖維持」を目標に掲げ、東南アジアをフラフラしながら観察、収集や繁殖などにも力を入れています。”



表紙

トニナsp.マナウスナローリーフ

"花火"を思わせるような水草は色々あるが、個人的にはオランダプラントの仲間(ダッセンやパンタナルレッドピンネイトも捨てがたい…)が最も美しいと思う

次いでトニナの仲間が上げられるが、ベレンよりもマナウスナローのような少し抜け感のある草姿の方が寂寞とした趣があってお盆には合うのではないだろうか…

と、わけわからないことを考えてのチョイスである。

週刊「自宅田園ビオトープを作ろう」

今週は水を半分抜いて光の当たりを強くしてみました
週末に施肥をしてみます。コケ爆発しそうなのでタニシでも入れようか…

反射した夏空にそこはかとない侘しさを感じます

PostScript


エキノドルス フォックステール

今週末から来週にかけてドイツの老舗ファーム”DENNERLE”から水草が、特に今回はエキノドルスが届くそうで、ずっと心のどこかがソワソワと落ち着かず浮足立っています

とはいえ、そんなに種類は多くないそうで、現在もデナリーのHPに掲載されているものから数種が来るそうなので、そこまで騒ぐほどでもないといえばそうなのですが、やはり東南アジアの違法コピー(ライセンスとってたらごめん)ではなく、本家本元から来るのはやはり別格のロマンを感じますし、ありがたいことだと思います
輸入に際して様々尽力された皆さんに感謝しつつ、もしもお迎えできたら大事に育てていきたいですね…

(green)

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