ツヤツヤのクリプトコリネ ロザエネルビス

金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナルvol.28 2025年4月1号のお届けです!
Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です
日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています
この場が水草や生き物との出会いや楽しみ、学びが広がる一助になれば幸いです


※主にショップや企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です

個人のツイートでも特に”紹介したい!”と思ったものについてはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m


弊blogでは表紙写真をご提供して頂ける方を随時募集しております!

是非皆様の素敵なお写真でご助力を賜われればと考えております

掲載の体裁上、お借りするお写真は縦長にカットさせて頂くことになると思いますのでその点のみご了承ください

よろしくお願いします


今週末注目のイベント

第10回アクアブリーダーズフェスタ(大阪) 4月19日、20日に開催!


国内で繁殖されたメダカや熱帯魚、植物をメインに扱う即売会イベント「アクアブリーダーズフェスタ」が4月19日(土)、20日(日)に大阪国際交流センターにて開催されます!
関西圏でのアクア趣味を持つ方の交流の場として続けられてなんと今回で10回目!
素晴らしいイベントであることは疑いないので行ける方は是非!!関西の人が羨ましいです!



即売会イベントAQUAism(浅草)4月19日開催!


アクアリウムに関連した魚や水草、植物の即売会イベント「AQUAism」が4月19日(土)に浅草の都立産業貿易センター台東館で開催されます
過去にFiorestaさんが木更津で行ったイベントをメダフェス運営のaqua-styleさんが引き継ぐ形で開催する大規模なイベントになります
個人的な注目は札幌の熱帯植物専門店native forestさんです。北の大地で積極的に熱帯植物の仕入れ、販売で努力されている素晴らしい店舗ですので、今回も品揃えが楽しみです!

今週の気になる情報

今週末は山手線、京浜東北線が一部運休です!都内でお買い物やイベントに参加予定の方はご注意ください!

ADA LAB TOKYO移転オープン!

有楽町から東京駅の大丸に移転してから3度の移動を重ねたADA LAB TOKYOですが、ついにグランドオープンが決まったそうです(なのでいままではpre-storeだったんですね…)
場所は大丸東京店10Fでオープンは4月20日(日)だそうです!ネイチャーアクアリウムやパルダリウムのレイアウト水槽が12本展示されるということで、これは見に行かねばいけませんね!


Jungle Magazine vol.6のテーマ決定!

ぐりさんが個人出版されている趣味家も業界も大注目の熱い個人誌「Jungle Magazine」の最新号のテーマが”Bucephalandra”に決定だそうです!
未だに熱い注目を集め続けるブセの特集ということで、これは楽しみですね!今回も写真募集などあると思いますので続報に期待です!



新着情報

マルバハタケムシロ(Lobelia loochooensis


今年の春からcharmでラインナップされはじめた水辺の植物マルバハタケムシロが再リリースされています

奄美諸島と沖縄の一部に分布している多年草で、水田植物でおなじみのキジカクシの仲間です

這う性質があるので前景草として使えるんじゃないかと期待されている植物ですが、我が家はまだ水上で増殖段階です…
試しに水槽内に入れてみたところ暗めの環境だと立ち上がる傾向があるので、明るい環境が向いているように思います

新しい水草を利用した緑の絨毯を作ってみてはいかがでしょうか?

コラム

草を求めて東奔西走コラム


「カリマンタンの食事の話」

 最近オフラインでお会いする方から、カリマンタン行ってみたいけど、現地飯が不安ですという声がありまして、備忘録的に紹介してみたいと思います。私も行ってみるまでどんなものが出てくるか不安でしたが、一部のエクストリーム食材を除いてとても美味しくいただけました。

基本的に煮る、揚げる、焼くが調理の基本で、それをご飯にのっけて掻き込むという感じです。ローカルの方は基本手で食べます。果物を除いて生ものが出てくる事はありませんでした。

ベトナムやカンボジア、ラオスあたりは生の香草が食材に入っていたりして、それに当たることがしばしばありますが、今回の旅では全く当たることなく無事に帰国できました。とはいえ日本と衛生感覚は全く違うのはわかっていますので、渡航2週間前くらいからビオフェルミンと乾燥納豆で腸内細菌叢を鍛えていたのが良かったのかもしれません。


 今回の旅ではホテルには泊まらず、現地の方の家に宿泊させていただいたので“本物”を味わえた気がします。使用される食材は基本的にカプアス川でとれる魚の割合が多く、スパイニールやナイフフィッシュ、トーマン、エイなど朝市に並ぶ熱帯魚は壮観です。


朝市に並ぶ様々な魚


ナイフフィッシュ

トーマン(炭焼きで食べたがカツオのような風味)

エイ


ジャングルでとれた食材も新鮮採れたてで美味い。また自宅で鶏を飼っている家庭が多く、捌きたての鶏が食べられます。鶏のクオリティは日本より断然上で、地鶏レベルです。ブロイラーと違いぶよっとしておらず、適度な歯ごたえと口に広がるうま味は格別です。丸ごと煮込んでスープにしたり、ローカルの調味料kecapで煮たり、グリーンカレーみたいにして食べます。

チキンスープ



 渓流でキャンプをする際、食材はその場で採取が基本です。レッドフィンバルブやガラフィッシュ、カメなどを食べました。渓流のためか、魚も亀も全く臭みがありません。ただレッドフィンバルブは小骨が多く食べ辛い、、、カメは初めて食べましたが、食感は鳥っぽく、出汁が美味でしたね。


ジャングル飯

コイ科の何か
カメ


 巨大オスフロはココナッツスープの煮込みで食しました。ほぼフグの食感です。また鮒ずしのように川魚を米と塩で発酵させて保存させる方法があり、もしや生食か!?と心が躍っていたのですがやっぱり揚げるみたいです。味は塩辛いので米がないとちょっとしんどいです。


オスフロネームスグラミー

発酵魚

オスフロ(左)と発酵魚(右)


カプアス川でとれたエイも食べました。アンモニア臭がきついのかなぁと心配していたのですが、全くそんな事はなくフワフワの食感でした。となりは鳥のkecap煮込みです。これも美味。


エイとアヤムケチャップ



 ジャングルではさまざまな植物が食用に供されます。ちょっと正体がわからなかったんですが、シダの新芽やキャッサバ的な葉っぱなどをニンニクとエシャロット等と煮込みます。野生マンゴーもワイルド感溢れる味でまさにここでしか食べれないものでしたね。ただ男性陣がつくる飯は化調がきついので、その辺は日本の男飯といっしょかなぁと思ったりします。


野菜スープとワイルドマンゴー


変わったキノコとしては現地の言葉で豚の目キノコと言われているものがあります。ゼリー状の部分はふわっとしていますが、芯の部分はこりこりしており不思議な味でした。

豚の目キノコ
巨大なスッポン



スッポン鍋


カリマンタンの人もスッポン食べるんだなと感心したんですけど、多分インドシナスッポンだと思うんですが、サイズがめちゃくちゃでかいです。ニュータンタンメンのスープで煮込んだような味付けですが、これがご飯に合うんですよね。

結論、生もの気を付ければ案外大丈夫かと思います。また行きたいですねぇ。


White moon

行動派水草ハイマニア

面白い水草を求め日本のみならず世界を東奔西走。その収集力と育成技術、情報量の多さは計り知れない。

”草を求めてあっちにフラフラこっちにフラフラ。そろそろアジアをぶらつきたい。得意技は瞬間移動。”



表紙


Cryptocoryne siamensis
  var. siamensis ‘Rosanervig’

日本のアクアリウム界で扱われるクリプトのうちかなり大型になることで知られるのがこのCry.シアメンシスの仲間だろう

単純な大きさという点ではテープ系のスピラリスやバランサエ、クボタエなど長いクリプトは多いが、シアメンシスは葉の幅があるので存在感が強い

ロザエネルビスは特に葉脈の輝くような白さ(環境によって名前の通りバラ色に色づくとされている)、葉裏の鮮やかなワインレッドなど目を奪われる美しさがある

古のアクアリスト諸兄はロザエはコルダータじゃないの?と思ってしまうかもしれないが、最近シアメンシスに再編されたそう

昔は一株十数万という高級品で憧れのクリプトであったが、趣味家の増殖の努力などによって最近は価格もすっかり落ち着いているので、当時の憧れを自分の水槽にお迎えしてみてはいかがだろうか?

憧れは何一つ陰らない、素敵な姿を見せてくれるはずである

ボルネオの植物

Bau,Sarawak


PostScript

リムノフィラ sp. 'バタフライ'


気がつけば30回を迎えていました…

偏にコラム寄稿を頂いている皆様、読者の皆様のおかげです

今後ともよろしくお願いします

(geen)


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