Greenジャーナルvol.03 2024年9月3号

2024年9月20日金曜日

ADA Greenジャーナル 新着情報 水草 熱帯魚 熱帯植物

t f B! P L

 

レッドチェリーテトラとハディレッドパール斑入り


Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など、僕が個人的に気になったモノや入荷情報などを記録&整理してみる備忘録的な試みです


金曜夜のお楽しみ(?)Greenジャーナル9月3号のお届けです


※主にショップや企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です
個人のツイートで特に紹介したい!と思ったものはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m


今週末注目のイベント

9月20日~23日(月)秋のオーキッド&ボタニカルフェア2024(池袋)開催

国際園芸主催の秋のオーキッド&ボタニカルフェア2024が池袋サンシャインシティ文化会館2F展示ホールDで20日から23日の間開催されます
国内外併せて60社の参加するランや植物の展示会&即売会です。即売の方はラン、アガベ、塊根、ビカク、シダ、古典植物などあらゆるジャンルに強いショップが参加しているので、新たな植物との出会いを求めている人にもピッタリだと思います!





9月21日~23日植物販売会 Sakuya Green Jam3開催(守口市)

大阪の植物園、咲くやこの花館で開催されている即売会イベントSakuya Green Jamは週替りで選りすぐりの専門店が入れ替わりで出展されるイベントで、今回は9月21日~23日分の告知
です
個人的な注目は大阪市のハイセンスな植物店hanatsumugiGREENさんですかね…通販も熱いので要チェックですよ!
また皆さん気になるLA熱帯草屋も21日、22日に出展するそうですよ!関西羨ましい…


ということで今週の気になる情報コーナー

9月14日

都立小松川高校(江戸川区平井)文化祭9月14日~15日開催


都内でも屈指の水草強豪校として知られる?小松川高校生物部の展示を見に行ってきました

展示は水草だけでなく日淡やグッピー掬い、顕微鏡ピント合わせ選手権など、部員の皆さんがお客さんを楽しませるために考えたであろう企画が目白押し!気合いが入っていてお客さんも皆さん楽しまれていました

美しいレイアウト水槽や希少な水草の展示、つくばの水草展を思わせるビオトープ風の展示など水草視点で興味深いものが沢山ありました

活字の展示も細かいところまで分かりやすく説明しようと工夫している心遣いが沁みました

部のOBが手掛けた汽水水槽のヤハズカワツルモは初めて見ました…日本にはまだ見ぬ水草が沢山あるなぁ…勉強になりました

今後も注目してきたいですね!


高校の門扉をくぐるのは何年ぶりか…(合法)




SNSもやっているそうなので検索してみてくださいね


現役生が管理している水槽や



OBが作ったオープンアクアリウム

フィールドワークで集めた水草


展示のこの熱量…!


希少な汽水性水草ヤハズカワツルモ(北海道産)の展示


9月16日

AquaTalkingReview5(大阪市)11月23日に開催決定 受付開始


大阪で行われている魚マニアによる魚マニアのためのアクア系トークイベントAquaTalkingReview5が11月に開催決定したそうです
参加受付が開始されているので興味のある方はお早めに…!
今回のテーマは山田 充哉氏『いにしえの"Japanese Home Aquarium"を求めて』と、大森 尚也氏『ウツボを採る!飼う!調べる!』の2タイトル
山田氏は老舗熱帯魚店を渡り歩き聞き取りをしているフィールドワーカーだそうで、そんな方の語るクラシックなアクアリウムの講演なんて聞きたすぎます…!配信してくれ…!!
!!

9月17日

上野グリーンクラブ 第7回秋の大収穫祭 秋の山野草と盆栽大即売会(上野)9月20日~22日開催

常設で様々な盆栽が見られたり、山野草の売店があることでおなじみの上野グリーンクラブの秋の即売イベントが9月20日~22日に開催されます
注目は中越植物園さんでしょうか?伝統植物、山野草、斑入り植物に強い専門店です
行けば絶対に惹かれる植物と出会えると思いますので、是非!



9月20日

秋のオーキッド&ボタニカルフェア2024(池袋)に出かけてきました


会場は人でいっぱい。蘭展なので蘭を中心に今回は特にジュエルオーキッドが多かったなぁという印象です。海外業者のアンスリウムと食虫植物のブースが特に混んでいました!



ホールDはサンシャインの端っこなので東池袋駅が最寄りです

海外業者の魅惑のジュエルたち

ビカクもいっぱい

かわいいファレノも

京セラさんも出展!


京セラのいきもの電球CERAPHICCご担当者の方に色々とお話を伺ってきました
製品にかけた時間や思い、モノ作りへの真摯な姿勢など頭が下がる思いでしたね…
実物をちゃんと見るのは初めてだったのですが、やはり使用している皆さんが口にする圧倒的な光の質の良さを感じました(正直こんな違うのかと思いました)

耳寄り情報としては、要望が多かったため今後照射角80度程度の広角モデル(現行品は30度程度)を発売する予定があるそうで、現在開発中だそうです
ビカクやアンスの人には吉報かもしれません!他のお客さんがバータイプを作って欲しいという要望を出されていたので皆様の応援次第では…?!
メイドインジャパン、盛り上げていきたいですねぇ…


イベントは23日(月)まで開催です。ブースによっては日毎に植物の追加もあるそうなので最後まで目が離せませんね!


ボトルアクアリウムバイブル10月17日発売!Amazonで予約開始!

美しいボトルアクアリウムで注目されるSONOさんのSONOメソッドの全てが網羅された一冊が発売されるそうです
誰もがその美しさに惹かれ、気になりつつ、結局そのメソッドの勘所はなんなのよ?2年掛けて底床育てるならすぐにはできないじゃん!どうすればいいの?!と思うSONOさんの世界
僕もそんな一人なので、この本を読んでその真髄に触れたいですね!






新着情報

トゥッカーノイチス sp. ピンクライン“ネグロ” 

透明鱗なのか、トゥッカーノテトラの特徴である太いバンド柄が抜けたピンク色のトゥッカーノテトラ
不思議な見た目ですがかなり魅力的ですね!








カシンボ ダイヤモンドイエローコギャルテトラ(WC)

思わず目が止まったとても美しいカラシン。コギャルテトラとは違うような気もしないでもないですが、まあそこらへんは…ね?群泳させたら映えるでしょうねぇ


ミッドナイトドラゴントリム(ルーシーリバー) 


文句なし!絶品の素晴らしい個体!こういったまだ見ぬ美しい生き物が世の中にいることを知れる博物学的な楽しみもアクアリウムの魅力の一側面だなぁとしみじみ感じます

コラム

ワイルドだぜぇ?

今回の表紙のレッドチェリーテトラは行きつけのショップであるAquagrassさんで購入したもので、アジアブリードの個体である
元々魅力的な魚であるが、素晴らしい体型、発色であり、言われなければブリード物とは誰も思わないだろう

昔はタイやマレーシアのブリードの熱帯魚は体型が崩れる、色が出ない、病気に罹患していると散々な状態だったけれど
近年の、特に明らかに技術と金と愛を注いで生産されている養殖魚のクオリティは正直ワイルド物と遜色ないレベルになってきていると思う

近年、過去に定番種のカラシンであったプルッカーやスティクタス、ヘテロラブドゥスなどがほとんど入荷されなくなった
これらのカラシンは一部は東南アジアブリードもあったが、ほとんどはワイルドキャッチ(WC)のものであった

入荷が無くなった原因は現地の自然環境の悪化や、採集場所の私有地化、採り子の後継者問題(採り子は自分の漁場を秘密にするため亡くなると無くなる)など様々な理由があるそうだ
今年はブラジル国内の港湾労働者の大規模なストライキによってマナウスやベレンなどのブラジル便はストップして、半年近くブラジルのWCカラシンは入らなかった(ペルー便などの迂回はあったが…)

熱帯魚趣味は経済格差を利用した搾取的な側面が多少あるものだと僕は思っている(それは博物学が流行した17世紀からあまり変わらない)が、日本の経済成長が滞り、途上国が発展したことでその差は埋まり現地の立場が強くなりその構造自体が弱体化している
また、現在は南米のシッパーはより輸送しやすい欧州や、高い値段をつける中国などへの輸出の割合を増やしているとも聞くが、これも経済格差が影響しているとも言えるだろう

過去に定番種であったが現在流通がほとんどないプルッカーやスティクタス、ヘテロラブドゥス、ビルマエ、ナノストムスエスペイetc…過去には普通に買えた魚である。にもかかわず、日本ではその血脈をほとんど残せなかった

勿論加温しなければ冬を越せない日本と、そのへんの川で養殖ができる東南アジアでは事情は違うが、それでも残せなかったという事実は重い

近年、希少種の域外保存についての関心が高まっているが、我々趣味家も希少な魚を楽しむだけでなく”残す”方向に舵を切ってもいいのではないかと思ったりする

日本産の養殖個体は真面目さ、勤勉さ、実直さがあってワイルド個体よりもむしろ素晴らしい!と各国で評価されるような、そんな未来を夢見てはいけないだろうか?

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