アイテム紹介 可愛い我が子のためにブラインを… ニチドウ ハッチャー 24 Ⅱとブラインシュリンプエッグ購入

2023年5月19日金曜日

ADA アイテム紹介 いぶき ニチドウ ハッチャー24 ブラインシュリンプ 水槽立ち上げ

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今回はニチドウのハッチャー24を購入してブラインシュリンプを沸かしてみました


このパッケージ写真何年使ってるねん……


個人的にブラインシュリンプ孵化器といえばハッチャー24という謎の思い入れがあります


懐かしの旧ハッチャー24

先日紹介したアピストくんのためにブラインシュリンプを沸かそうと思い立ちました。

調べてみると皿式なるやり方が流行っているようですが、一度に湧かせる量が少ないことと温度がある環境を作ることが面倒くさそうだったので、孵化器を使うことに

我が家には30年前に使っていた旧ハッチャーがあるのですが、今回押入れから引っ張り出してみたところ、キスゴムの劣化や蓋などパーツがいくつか無くなっていたので、いっそ新品買うかーと思い立って新品のハッチャー24を買ってみました


ハッチャー24Ⅱを購入


こちらが現行品のハッチャー24Ⅱ


中身はこんな感じ

名前もⅡになりパッケージも全体的に刷新されています。まあ写真は使いまわしですが…

過去のモデルとの違いは容量と設置方法とエアストーンの設置方と……要するに全部違いますね(笑)

機能的には色々改良されているようなので使うのが楽しみです


他にブラインシュリンプを濾し取って真水に晒すための茶こしとエアストーンを購入しました

茶こしは燕三条製のちょっとだけいいやつを買ってみました。200メッシュの二重構造で作りもしっかりしていますしステンレスだから錆びないし長く使えると思います

200メッシュの茶こし

また付属のエアストーンだと目が粗くてエアレーションがうるさいのでお気に入りのいぶきのエアストーンと交換

いぶきのエアストーン、本当にオススメです

エアポンプの稼働時のノイズは本体の動作音が半分、エアストーンから出た泡の発する音が半分ずつ原因になるので、両方ちゃんと静かなものを選ぶとかなりノイズが低減します

ポンプは定番の水作の水心。安くて静かで消耗品が安定して購入できるのでこちらもお気に入りです

箱の中身を全部並べるとこんな感じ

エアレーション周りのチューブ類、ストーン、ケースを自立させるためのパーツ(孵化したブラインを吸い出す時にも使います)、水槽の中に孵化器を固定するためのパーツ(気温が低い時に使う)、1回分の塩のサジ、簡易スポイトとほぼこれだけでもブラインシュリンプの孵化ができる道具がセットになっている感じですね

孵化器本体に目盛りがついていて、サジですり切り一杯の塩を入れてから水を目盛りピッタリに注ぐと丁度ブラインシュリンプの孵化に適した約2%の塩水ができるようになっています。便利。







孵化


買ったタイミングはまだ5月で気温が低かっため、水槽内に設置して孵化してみました。

まあまあの存在感…

蓋がしっかりできて飛沫が飛び散らないので周辺機器に塩ダレがつかなくてgoodです

昔の商品はわりと塩ダレするのが当たり前だったように思うのでちゃんと改良されていますねぇ……

注意点としては水槽の水位を少し下げておかないと水面と容器のフチがギリギリになって容器が浮いて不安定になるので予め水を抜いておくと良いと思います

ブラインシュリンプの孵化適温は28℃~30℃なので普段25℃で維持している水温を一晩だけ(24時間)ヒーターで上げてエアレーションをしました


ハッチャー24Ⅱはエアレーションで水中の白いカップと本体の中で対流的な流れを起こして、余分な殻はカップの外に弾かれる構造になっています

ただエアレーションが強すぎると全部卵が弾き飛ばされてしまうのでエアの吐出量の調整が結構キモになっていると思います(強さについては説明書に図解があるので確認しながらやってみましょう)

そういう点でもエアポンプは吐出量の調整できるモデルじゃないと差し支えがありますね


こちらは水上での使用方法

熱帯魚用具入れを探してみたら10年程前に処分品で買ったブラインシュリンプエッグがあったので、沸かしてみました

さすがに卵が古すぎたのか孵化率は惨憺たるものでしたが、一応使えることは確認できました

ほぼ1回分しか孵らなかった…


小さい懐中電灯を当てて集まってきたブラインを吸い出し吸い出し、真水で洗った状態が上の写真です

200メッシュの茶こしは丁度ブラインシュリンプの生体を残すことができる目の粗さでした

噂では80メッシュの網があれば卵と孵化した生体を分離できるという話なので、今後試してみたいと思います(ほんまかいな?)

とりあえず10年前の卵ではあまりにも歩留まりが悪いので慌てて現行品のブラインシュリンプエッグを買いました


週一回の利用だと20gあれば3ヶ月は使えます


10年ものとくらべると卵自体が黒っぽくて比重があって水に入れるとすぐ沈みます

10年ものは一応真空で保存されていたけど傷んでいたんだなぁと認識できました(それはそう



孵化率全然違う…


孵化したブラインシュリンプの抽出(摘出?)方法は色々あると思いますが、僕はオーソドックスに光で集めてスポイトで吸い取ってます

真面目にやると10分くらいかかるので結構な手間ですが、綺麗に分離できるので必要な労力かなぁと思いつつやっています

網で一気に濾せるなら超楽なのでそのうちためします…そのうち…


僕のやり方は、エアレーションを止めて5分ほど静止してから容器本体内の底部に沈んだ卵殻と未孵化卵、一部の生体が混ざった部分をまとめてスポイトで吸い出して小さな容器に開けてよけておきます

その後に改めて本体底部を懐中電灯で照らして光に寄ってくるブラインを吸い出します

その後、最初に吸い出しておいた底部に溜まっていた諸々の入った小さな容器を傾けながら水を足して、卵殻を片方に寄せてから浮遊している生体を吸い出してフィニッシュといった感じでやっています

最初に吸い出した卵殻とブラインの混ざった部分

実際この部分はブラインの密度がかなり高いのでちゃんと吸い出さないと勿体ない感じがあります


最終的に残ったブラインシュリンプ生体

写真で見ると少し未孵化の卵が混ざってしまっていますね…

我が家では孵化したブラインシュリンプを真水(水槽の水だったりカルキ抜きした水道水だったり)ですすいで塩分を抜いてから魚に与えています

余った分は百均のプラスチック小物ケース(上の写真のもの)に6等分して冷凍庫で凍らせて保存して、毎日氷の状態で水槽に入れてあげています

冷凍保存によって栄養価がどの程度落ちるかはちょっと分かりませんが一応喜んで食べているので大丈夫…なはず…?




みんな夢中で食べています…やはり生餌は強いですね…






まとめ


ということでハッチャー24Ⅱのご紹介でした

昔からの定番アイテムの改良品ということで色々便利に使いやすくなっているなあという印象です

エア吐出量をかなり微妙に調整する必要があるので、吐出量を調整できるタイプのエアポンプを購入することをオススメします

水槽の外で使う自立用のカバーがあることで吸い出し作業がかなりしやすくなっているので結構便利で使いやすい良いアイテムだと思います

初めてブラインシュリンプを沸かす人には間違いなくオススメできる一品です

上にも書きましたが付属のエアストーンとスポイトは若干ちゃちぃのでしっかりしたものを選ぶとQOLが上がると思いますよ~


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