60cm水槽ネイチャーアクアリウム制作vol.14 ADA ソーラーⅡ導入

2023年6月1日木曜日

ADA NAランプツイン アイテム紹介 アクアリウム ソーラーⅡ 蛍光灯

t f B! P L

今回は製作中の水槽に探していたADAの吊り下げ蛍光灯照明器具ソーラーⅡを入手したのでそのご紹介です




やはり蛍光灯の発色は柔らかくて良いですね…

グリーングロウ604


懐かしい見た目


我が家の水槽は立ち上げからずっとADAの蛍光灯照明、グリーングロウ604を使用して来ました

グリーングロウ604は僕のアクア人生だとこれで3台目です。好みはあるとは思いますが)デザイン性が高く水槽の収まりも良いので気に入って使ってきました

グリーングロウ604はデザインはもちろんですが、換気用ファンが付いていたり、餌やりのための穴があったり、4灯式で蛍光管の本数や種類を変えることで光量や光の質の調節が可能な点などカスタマイズできる部分が多くあって機能的に優れている点も多いのですが、水槽をすっぽり覆う構造のため通気性が悪く天板のネジが錆びやすい点や水槽のメンテナンスの際に取り回しが悪い点などいくつかの難点があります

気密性が高いということは熱を逃がしにくい構造でもあるわけですから、加温が必要な季節には重宝しますし、副次的に魚の飛び出し事故を防いでくれます。ただし、特に夏は水温が上がり過ぎてしまうのがウィークポイントです

今回立ち上げているレイアウトは暑さで調子を崩しやすいミクロソリウムをメインにした水槽なので、夏の水温上昇はかなり致命的な要素です

久しぶりの水草水槽を夏も維持するために、夏前に吊り下げ式の照明を導入することにして、色々と調べてみました


久々に調べてみると大手のチャームを始め、ほとんどの通販サイトでは蛍光灯や蛍光灯照明はほぼ絶滅していて、LEDが主流になっていることが分かりました

この水槽では以前にアクロのLED照明トライアングルブライトを使っていたこともあるのですが、その時はやはり白々しい光で演色性に物足りなさを感じたり、照明を変えた途端に成長が止まり枯れた草があったりと、個人的にはLEDにあまり良い印象を持っていません

色々勘案した結果、今回は蛍光灯照明かつ吊り下げ式であるADAのソーラーⅡを買おう!と決めました


捜索&購入


ソーラーⅡを買おう!と思ったものの、発売から20年以上経っているアイテムかつ廃盤商品ですから市場ではまずお目にかかれません。またADA商品は通販が禁止されているので、在庫があるとしても通販サイトに出ていることはありません

新品は言うに及ばず、中古に強いショップを巡ったりもしましたが、吊り下げ式の蛍光灯という中途半端なアイテムでもあるため中古の出物も少なく、探し歩いてもなかなか出逢えませんでした

そうこうしているうちに6月になり、急に暑い日が続いてミクロソリウムにシダ病が出始めたり、アピストが調子を崩し始めたため慌ててネットの海に探しに行くと、メルカリで出物を発見しました!

見た目は多少やれていますが、まあダメもとで買ってみるかと即購入!!到着!!即設置!!!


スタンドは以前に使っていたアクロ用のスタンドを流用しました。華奢なので大丈夫かな?と思いましたが、意外にたわんだり緩んだりりすることもなくしっかり安定してくれました(当然自己責任ですのでオススメはしません




ソーラーⅡ


設置!


写真だと影になっていてわかりにくいですが、本体はADAのソーラーⅠと同じ懐かしのガンメタカラーで、ピアノ線を金具で留めるシンプルな構造です

ピアノ線の調節はオニギリライトなどに比べると明らかに使いづらいですが、一度位置を決めてしまったら早々動かすものでもないのでまあこんなものかな?

右端のADA旧ロゴがおじさん心に響きますね


この蛍光灯の柔らかな光がいいんですよ…

全体的なシルエットは少し大きめのソーラーⅠといった印象ですが、明るくて柔らかい蛍光灯らしい発色は爽やかで良いものです

オープンスタイルにできるので開放感もありますね


こちらはグリーングロウ604 3灯

見比べるとグリーングロウ604は3灯で管理していたこともありソーラーⅡはかなり明るくなった気がします

また604の時は点灯中に水温が4℃程度上がる時もあったのですが、ソーラーⅡだと2℃上がる程度で水温への影響も僅かになりました

水温対策として吊り下げ式にした効果はバッチリですね

蛍光灯問題

良いこと尽くめのようで実はソーラーⅡには大きな弱点があります

ソーラーⅡに使われている蛍光灯は専用の蛍光灯NAランプツイン36W2灯で20W4灯のグリーングロウ604よりもやや電力が低くなる設計になっています

当然ながらこのNAランプツイン36Wも廃盤商品ですので、現在ソーラーⅡを現役で使う人は同等品のパナソニック ツイン蛍光灯36形 クール色 2本ブリッジ(型番FPL36EXD)を利用する人が多いようです



実はNAランプツイン36Wもパナソニック製でほぼ同じ生産ラインで作られている蛍光管なのですが、違いはNAランプツインが色温度8000Kに対してパナソニッククール球は6700Kである点

単純に言えばNAランプのほうがより青っぽい光になるはずなのですが、体感的には何故かNAランプは白っぽく、クール球のほうが青っぽい光になり、蛍光灯単体の明るさも結構目減りします

具体的には中古で買ったソーラーⅡについていた使用済みNAランプツインよりも、新品のパナソニックのクール球の方が暗く感じます



上:パナソニックFPL36EXD 下:NAランプツイン36W


NAランプの色味は天野氏がより自然な発色になるように拘った光設計(ソーラーⅠのグリーン球に近い色)を目指した商品なので、何かが一味違うのかもしれません

実際クール球でもそこまで光量を必要としない植物を育成するのには問題ないと思いますが、高光量を欲しがる有茎草(特に赤系)には若干明るさが不足していると感じるかもしれません

この点を了承できる方ならばソーラーⅡは現役の照明器具として全然イケてるアイテムだと思います


まとめ



結論として、ソーラーⅡはどうしても照明器具が欲しい方の選択肢としてはアリ!といえると思います

デザイン性、静音性、取り回しの良さ、ほどよい明るさと良い事尽くめの名機といって差し支えないと思います

未だにLEDに馴染めない、蛍光灯やメタハラの演色性の高い光が好きなオールドスクールなアクアヘッズに特にオススメです

また、最新式のLED照明と比べると消費電力が少ないのも魅力かもしれません

例:ソーラーRGB 消費電力130W/ソーラーⅡ 消費電力72W/アクアスカイRGB60 消費電力72wのも大きな魅力だと想います

上述通り消耗品である純正の蛍光灯が現在ではほとんど残っていないので、各地の熱帯魚店を巡るついでに在庫を尋ねてみるのをオススメします



一応ADAのグランドソーラー(メタハラ+蛍光灯)という商品にもNAランプツイン36Wは使用されているので、グランドソーラーの中古物から蛍光灯だけ譲ってもらうといった極道行為もやれなくはないと思います(笑

念のため公式のマニュアルのリンクも置いておきます




良い色してるでしょ?


 

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