今回は近所のショップで新しいブセファランドラを買ってきたのでその記録です
ブセファランドラsp.クダガン(ID便) |
正直ブセの魅力が未だに良くわかっていない不心得者でおなじみの僕なのですが、いつか理解(ワカラ)される日が来るでしょうか?
枕
消耗品を買いに近所のショップを覗いていると、エビ水槽に売る気があるんだかないんだか良くわからないブセが浮かんでいました
店長いわく正規ルートで仕入れた株の自家増殖株だそうで、クリプトコリネ イデイイやピクタムのアンダマンでおなじみの採集家の出射氏が入れたブセファランドラsp.クダガンという品種だそうです
クダガンの由来についてはナチュラさんのHPが詳しいです
店長曰くこのクダガンはとにかく特別に綺麗で、後に色々なルートから”クダガン”の名を冠したブセが入って来たけど、ID便のクダガンだけは別格だとのこと
ふーん…と帰ってから軽く調べてみると、このID便のクダガンが現在のブセブームの火付け役だったりするそうで、なるほどそれほどの魅力があるならば不粋な僕にもブセの良さが分かるかもしれない!
…ということで後日購入してきました
植え付け
いつも通り買ってきた水草は炭酸水で10分漬けてトリートメント(というかスネール殺し)
取り出して水上で見た印象は茶色がかった濃いめのグリーンの面白みのない草だなぁという感じ
カットしていいのかどうかは良く分かりませんが、お店から買ってくる時点で元株からカットしていたので多分大丈夫…なはず
葉の縁が細かく波立っているところも味がある気がしますし、よく見ると葉の表面に白いラメが散りばめられていてキラキラしています…なるほどこういう草なのかぁ…
いやまだ魅力はわかって…ない……と思う
しばらく観察していきたいと思います
おまけ
Rootsさんのyoutube生放送で聞いた話ですが、ブセファランドラsp.クダガンは当初ボルネオ島の”kedagang”という場所で取れたと記載されていたそうです
採取植物の愛好家は、産地名をググってマップで見るのを楽しみにしている変態人達が結構いるそうなのですが、”kedagang”はいくら検索しても出てこない謎の産地でした
これは導入した際に採集家の出射氏が使っていた地図の地名のつづりが誤っていて、本来Kudanganという地名が誤って”kedagang”と書いてあったことで生じたミスだそうで、そのような話が伝わり産地名も訂正されてようやく本来の産地名が広がっていくかと思われていたそうです
ところが、”kedagang”産として入ってきたこの魅力的なブセファランドラはその後海外に持ち出され、各国のファームで増殖されてしまったため、誤った産地名が独り歩きし、この世のどこにもない”kedagang”という土地の名を冠したブセファランドラが現在も世界中に出回り各国の愛好家達にに育てられているそうです
更に日本にもトロピカを始め東南アジア系のファームからもBucephalandra sp.kedagangと堂々と誤った産地名を冠したブセが再輸入されてきたりして、結局本来の地名であるkudanganは未だに根付いていないとか…
最初のちょっとした過ちから生まれた架空の地名が世界を駆け巡っていると思うとなかなか味わい深い話だなと思います
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