Greenジャーナルvol.75 2026年7月1号

2026年7月3日金曜日

Greenジャーナル イベント情報 自宅田園ビオトープ 天下一植物界 日本水草紀行 熱帯植物

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金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナル vol.75 2026年7月1号のお届けです Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です 日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています この場が水草や生き物との出会いや楽しみ、学びが広がる一助になれば幸いです


今週末もあまり空模様は優れないようですね…そろそろ梅雨明けの足音も聞こえてくるような気もしますが…


今週末のイベント

第3回 歴史ど真ん中〜直球植物〜古都の宴(京都市)7月4日に開催

オキボタの主催が開催する植物即売イベント「第3回 歴史ど真ん中〜直球植物〜古都の宴」が京都市勧業会館「みやこめっせ」にて7月4日(土)に開催されるそうです

ピクタムでおなじみのinDayさんやリミックスさんなどが参加されるそうなので結構面白いイベントになりそうな気がします!お近くの方は是非!


変態植物倶楽部FES vol.0(大阪市住之江区)7月4日、5日に開催(※レプタイルズフィーバー内併催イベント)

人気TV番組「変態植物倶楽部」が主催する植物即売イベント「変態植物倶楽部FES」が大阪南港ATCホールにて7月4日(土)、5日(日)に開催されるそうです

約20の業者が出展し、大人気の番組グッズの販売もあるそうです。また同番組の植物監修を務める長谷さんもブース参加されているので雨林園藝のファンの皆さんは見逃せないイベントになりそうですね!

関西ばっかりズルいぞ!!!


今週の気になる情報

Lmaga『天下一植物界』長谷氏のインタビュー掲載

関西の情報を掲載しているサイトLmaga.jpに先日開催された天下一植物界の取材記事が掲載されています

長谷さんへのインタビューも載っているのでご興味のある方は是非ご一読を…!

「植物界隈は西高東低」とか書かれているので関東も頑張っていきたいですね

実際花の博覧会の影響が大きく関西の方が園芸熱が高いのは事実ですが…

今回の記事の後半には餅さんによるイベントレポートも掲載していますので見比べて楽しんで頂ければと思います


AquaTalkingReview8予約開始

熱い熱帯魚トークイベントAquaTalkingReview8の参加予約受付が開始しています

毎回大好評のイベントですので、行ける人は絶対に行ったほうが良いイベントだと思います

自分の興味から外れていたとしても、何かに夢中になっている”本物”の人の熱意にあてられるのは貴重で価値ある経験になると思います

是非


ADA 特約店による通販解禁へ

ADAは長らく通販を禁止していたのですが、この度特約店によるADA製品の通販を解禁するそうです

これによって今まで届かなかった層へリーチすることができるならば良いことのように思います

個人的には、追加で通販不可/特約店限定販売のラインを新たに作り、店舗への客の流れを作っていく(GEX aquaristaやエーハイムなどが取り組んでいます)とWINWINになる(というかそれでやっと現代標準になる)んじゃないかなぁと思うのですが、どうなることやら…アマゾニアプロとかがそのラインになるのかな?


JR東日本『トランヴェール』7月号にADAネイチャーアクアリウム特集掲載

JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール」7月号にネイチャーアクアリウムの特集が掲載されています

本間氏へのインタビューや美しい写真を交えながらネイチャーアクアリウムを解説するかなり力の入った内容ですので、結構読み応えがあります

オススメ!


テトラ 「没入アクアリウム」新製品発売へ

スペクトラムブランズジャパンの熱帯魚部門テトラから「没入アクアリウム」という新しい製品ラインの商品が販売されるそうです

これもプロショップ限定商品みたいなのでおそらく通販なしで店舗限定販売になるラインかなと思います。イマドキです。

個人的に注目したいのは無線給電で回せるポンプ「テトラワイヤレスポンプ」です

要するに水槽内に配線を入れないで水槽のガラス越しに給電して内部のポンプが使えるわけですが、それってみんな(というか僕)が求めていたヤツなのでは??可能性は無限大だなと感じます

信頼性の高いテトラのブリラントフィルターに繋ぐシステムも発売されるようです。ブリードとかにも使いやすそうですね…(個人的にはエアレーション込みで性能が上がってる気もするので未知数ですが)

なにはともあれチャレンジングでとても良いと思います…早く使ってみたい!(ついでにテトラのモーター製品に対する信頼感を回復させてほしい)


新着情報

デナリーとトロピカから新しい水草が届いています

Echinodorus cordifolius’Mini’(DENNERLE)




まずはドイツの水草ファームDENNERLEから、Echinodorus cordifolius'Mini'
丸葉のエキノドルスコーディフォリウス(ラディカンスという方が伝わるかも?)の矮性種です
昔からある品種っぽいので見覚えがあるようなないような…第一印象はとても可愛らしいので水上でも水中でもどう育つか楽しみです…個人的にはずっと探し続けている思い出の改良品種Ech.スクルエテリ'レオパード'のレオパード抜きみたいな感じになったらいいなと思っています
デナリーの改良品種群のうち、矮性小型品種には"コンパクタ"と"コンパクト"と”ミニ”があり、どういう命名規則で名前が付いているのかちょっと謎です(このあたりご存じの方いらしたら是非ご教示ください)

Solenostoma tetragonum'Pearl Moss'(Tropica)




続いてデンマークの水草ファームTropicaから、Solenostoma tetragonum'Pearl Moss'
ボルネオ産の蘚苔類の一種でパールモスと呼ばれているものです
同名のモスは昨年シンガポールの水草ファームであるAquatic FarmerからもTCが入荷していて、その時はコツボゴケっぽい雰囲気で水中化しなそう…と思って見送っていました
先日TropicaのサイトをチェックしていたらNewリリースでこの名前があって、Tropicaが水中化すると言うなら…と入ってくるのを楽しみにしていました(Tropica信者なので…)
なんて思っていたら先日偶然お店に入ってきていたのを見かけたので早速購入



今回のはコツボゴケっぽさはないので同じ種類なのか違うのか…そもそもAquaticFarmerのパールモスの育成記録を見かけないのでなんともかんとも…
海外サイトではこのモスが水中化しているものをちらほら見かけるのでおそらく水中化できるんじゃないかな…変わった形です
水中で気泡をはらみやすいそうで、その見た目からパールモスと呼ばれている…らしいです
そういえば昔光合成で気泡を付けやすいウィローモスの一種をパールモス(多分今バブルモスと呼ばれるもの)と呼んでいたような記憶がありますが混同しないかちょっと心配ですね



イベントレポート

第六回天下一植物界(Report by 餅)


毎回お世話になっている餅さん(@mocchy_tingyoan)から今年の天下一植物界のお写真をご提供頂いたので一挙掲載!

先述のメディア取材とは一味違うマニア視点のレポートをお楽しみください


今回の天下一は先行入場券が4千円で最初は初日午後からの無料入場で行くつもりでした。
が、結果的には先行入場でゆっくり見て回れたので4千円の価値があったと思います。ジメジメに疎い私からするとほかの山野草やハオルチアのお店がガラガラだったので希少な株をじっくり見てから選ぶことができたのがよかったです。
ちなみに先行入場券が引換券になっており記念品が用意されていたようです。
予想以上の先行入場の人数だったのか、私は当日には記念品はもらえませんでした。
あとから運営から告知があり、先行入場券と引き換えで次回以降のイベントで記念品はもらえるようです。

昼からは人が多すぎて歩くのも困難って感じでした。

今回は京セラドーム!











個人的に気になったブース

つるかめさん
ペトロコスメアやプリムリナ、他にもほかで見ないような山野草系がたくさん。
多分まだすごさを理解できていない気がします笑


外山刃物さん
場所がなくなってきたからか、何度も見て単純接触効果なのか、いい道具あってもいいよね?という気持ちになってきました
外れなしのハサミガチャも大盛況でした

一家に一本はほしい…



喜晴園さん
細辛を中心に厳選された古典園芸植物が充実
ミヤマムギランの銘品と斑入りスミレを買っちゃいました。
同行者は吊り鉢というシャンデリアみたいなポットハンガーを大量購入してました。
終活された放出品だったような気がします(未確認)
こうして趣味家から趣味家へつながっていくのはいいことですね





K&K GARDENSさん
関東の方は周知ですかね。
直近のボーダーブレイクで委託販売があったオーストラリアの地性ランなどの取り扱いが充実していました。
ようやく争奪戦にならないぐらい行きわたってきたのでしょうか。
ハーレクインの球根をお迎えしました。





闘草はどれもすごかったのですがアグラの斑入りに惹かれました。

園芸の1ジャンルが興っている瞬間に立ち会っているのでは…?となりました。 



あとやっぱり展示出品したかったなぁなどモチベーションがあがりました。





















圧倒的規模のイベントで闘草の出品も見てるだけで心が震えるような圧巻の品々ですね…やっぱり天一はすごい…餅さんありがとうございました!



コラム

今週はお休みです


日本水草紀行

ササバモ(笹葉藻:Potamogeton malaianus Miq.)

水路に自生するササバモ

 Twitterのタイムラインでは結構見掛けるのに,いざ外に出るとびっくりするほどいないポタモゲ.レッドデータを見れば出現率にも納得です.砂利か砂底の,綺麗な水が流れる場所にいます.微妙な自治体人気があり,「県名+ササバモ」とかで調べると結構情報が出てきます.急ぎ見てみたい方はお試しあれ.ちなみに1枚目の写真は東京都です.


一面のササバモ

 

こちらは別県の湖.底の砂が見えるほどの透明度です.そこに一面に生い茂ったササバモ.たまらんですね.環境の差かと思いますが,東京のものよりも葉が細長い印象です.この密度なので,貸しボートのオールに引っ掻き回されてボロボロの切れ藻が沢山浮いています.


オールにまとわりつく

ご覧のあり様

びかびかとした葉

新鮮なものはこのように強いテカりと綺麗なブラウンがかった深緑色をしています.若干のウェーブもいいですねぇ.いやぁ見事.水槽でもこれを再現出来たらいいのですが,途端にヒョロヒョロのペラペラになってしまいます(下手なだけ).と言うよりも,単純にデカくなるのでアクア向きではないかも.育てるだけなら丈夫で簡単なんですけどね.

アイノコヒルムシロ(ササバモ×ヒルムシロ)

インバモ(ササバモ×ガシャモク)

 日本には雑種がいくつかおり,特にアイノコヒルムシロとインバモにはその形質が色濃く残っています.葉のウェーブ,尖った先端,ゴワゴワ感…… 言われれば成程の面影が見え隠れしています.時々Twitterに流れてくるポタモゲ雑種にも,こいつの香りがプンプン漂っていることがあります.するともう片方の親は~とか想像する楽しみ方もあるので,やはり色々なポタモゲを見ておきたいものです.


それでは.

著者プロフィール:Shoof



有休が底を付きそうな侍.身体が資本であることを教えてくれる腰痛君とは4歳の頃からの幼馴染.








表紙&自宅田園ビオトープを作ろう2026



今週の表紙は去年から引き続き育てている自宅田園ビオトープの今年の姿です

自分で言うのもなんですが今年は水草がギッシリと生え揃っていて美しく毎日眺めてはニコニコしてます

地元ではもう殆どみかけなくなったイチョウウキゴケ、ヒメキカシグサは昨年秋にこの田んぼの土を拾ってきた土地で見つけて追加したものですが、今年しっかり増えてくれていてとても嬉しいです
一般的な田んぼの場合、水草達の芽吹きのタイミングで除草剤を使うことが多いので、芽吹いてすぐ枯死してしまう事が多いようです

一年泥を育てていれば除草剤の影響もある程度軽微になって埋土種子から水草が発芽しやすくなる…ような気がします
今は自然に出てきたミジンコと自宅で増えたメダカが住民になっていますが、メダカは地元産の子を掬ってきて入れて地元の血脈を維持したい気もしますね…夢が広がります



同定はできませんが、カヤツリグサ系(マツバイ?)、ミズハコベ、ヒメキカシグサ、ヒレタゴボウ的なものが生えています。緑に寄っていますが目に鮮やかです


モヤモヤとしているミドロみたいなのはアミミドロという網目状の藻類で田んぼではおなじみのお友達。幾何学状でこれはこれで綺麗なんですけどね…ミドロですから爆増するので適宜回収してダンゴムシにあげています。ミドロの仲間はカルシウムが多いのでダンゴムシには良い餌になるようです

容器内の余計な養分を吸収してくれて、簡単に取り出せるのでなんだかんだありがたい存在でもあります。吸着系生物濾材的な…

田んぼの土を拾って発泡ケースに入れただけでこれができてくるってロマンがあると思いませんか…?皆さんのお住まいの土地だと埋土種子からどんな水草が出てくるか…日本中で軽率にやってほしいなぁと願わずにはいられません

(green)


Postscript


DO or DIE

ということで久々にblogを更新しております

入院前は入院中隙があれば何か書こうかなとか調子に乗っていたのですが身体に余裕がないと気持ちにも余裕は生まれないもので、術後一月でやっと以前の生活を取り戻しつつあり、心も落ち着いてきました

…と思ったらつい先日家で転んで今尻の痛みに耐えながら記事を書いています(台無し

入院中は病棟の窓から眺める庭木や街路の緑を見ながら、水草や魚、植物のことを考える事が結構あって、やたらに焦燥感が募っていました
つくづく植物が好き…というか自分の生の隣に植物がないと生きていけない人間なんだなぁと気が付かされた気がします

冷静に考えるまでもなく、人生の折り返しはとっくに過ぎているので趣味を続けられる時間は案外短く、やってやってやるしかないな…と改めて感じています

これまでの人生でワナビの春はもう過ぎ、欲望を身の丈に合わせるのが上手になり、自己の非才を知り、あとは今ある武器を手入れしながら戦い続けるしかないです


過去にも何度か名前を出したことがあると思いますが、僕が好きな園芸家でターシャ・テューダーというアメリカ人の絵本作家兼ガーデナーがいます

彼女は素晴らしい色彩のセンスを持っていて、その花や葉色のロマンティックな組み合わせの妙に憧れるファンが世界中にいます
彼女は晩年に何年もかけて綺麗に育てた自慢のバラのフェンスやブドウの樹を自分の背の高さに合わせてバッサリ切ってしまいファンを驚かせました

自分が管理できない範囲の物事からは手を引き、自分が管理できる部分に責任を持つ。厳然とした責任感と価値を持つ彼女らしい選択だったと思います

僕は甘ったれた人間なので彼女のような峻別ができずに、魚にしても草にしても漫然と維持したり増やしてしまい栽培スペースが圧迫される事が多いのですが、今回の入院を期にある程度モノを整理して、価値観も研磨しないといけないなと感じました

とはいえ、何年もかけて形成された性分なのでまた漫然と増やしてしまうかもしれませんが、なるべく数を絞ってその分愛を込める方向にシフトしていければなと、思ったりなんだり

このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ

(green)



それにしても毎回あとがきが暗いな…と、入院中に自分の記事を読み返していて思いました。もう少し明るい話題を書かないといけませんね…(笑

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