写真ご提供:monoさん

金曜夜のお楽しみ、Greenジャーナル vol.73 2026年5月2号のお届けです! Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的なWeb連載です 日々情報が溢れて残らない時代に、本連載を通じて記録を残す事を試みています この場が水草や生き物との出会いや楽しみ、学びが広がる一助になれば幸いです ※主にショップ様や企業のHP情報やツイートを中心に構成しています また、弊blogでは常に表紙写真をご提供して頂ける方を募集しております よろしくお願いします


今週末注目のイベント

 

パンタナルフェスタ vol.5(富山市)5月9日(土)開催

富山市の熱帯魚店パンタナルさんにて、第5回となるパンタナルフェスタvol.5が開催されています
毎回恒例のAQUAFORTUNEさんがブセや熱帯植物、エビ、エンドラーズなどを揃えてご参加のようです
また、ケータリングのカシワストアさんが出張販売もあるので軽食をつまみつつ、イベントを楽しまれるのも良さそうですね!

 

初夏の山野草と錦葉珍品即売会(上野)5月9日、10日開催

毎年恒例の初夏の山野草と錦葉珍品即売会が上野グリーンクラブにて10日(日)まで開催中です
草花を買うにはいい季節ですので、ご興味のある方は是非!

AQUA FESTA vol.1 ~始めようアクアリウム生活~(浅草)5月10日開催

以前にアクアイズムという名前で行われていたイベントがAQUAFESTAとして
東京都立産業貿易センター台東館5Fにて5月10日(日)に開催されます!
元々雑誌を作っているところが主催ですので、普通の即売イベントと異なりステージがあったり、メーカーが参加したりとちょっと違いがあるのが面白いところです
今回は大阪のAquaFocusさんやCharm、寒川水族館などが参加されているので面白いものが買えるかもしれません!是非

今週の気になる情報

MPJ月刊アクアライフ6月号発売開始

熱帯魚専門誌月刊アクアライフ6月号が発売中です
今月の特集は「特集 アクアリウムのデザイン学」ということで、水槽を活かした空間デザインのお話でしょうか
思えば公共の空間やオフィスで水槽をあまり見かけなくなって久しいですが、結構需要自体はあるんじゃないかなぁと思うんですよね…
ちょっと勉強してみようかなぁ

新着情報

 

ネオレビアス アクセルロディ(Neolebias axelrodi

横浜の熱帯魚店AQUA LUMIERE.internationalさんにアフリカンカラシンのネオレビアスアクセルロディが入荷しています
個人的に結構待っていた魚で単独輸入はかなり久々なのではないでしょうか?

一見黒いラインの地味な魚に見えますが、ラインは濃い緑に発色し、その上に茶色の明るいラインが入り、なかなか他の魚では見られない味わいのある美しい魚です
買える時に買っておけ枠ですので、お探しの方は是非…!

コラム

迷宮探訪

Macropodus属の魚について②

お世話になっております。

前回はMacropodus属の2種、タイワンキンギョとチョウセンブナについてご紹介いたしました。 今回はMacropodus属の多数派であるブラックパラダイス種群についてご紹介致します。

このブラックパラダイス種群の特徴として、まず高い環境適応能力が挙げられます。 本グループは止水域から流水域まで幅広い環境に生息しており、比較的生息環境を選ばないものと思われます。

現在有効と思われる本グループの記載種は4種、M.spechti、M.erythropterus、M.hongkongensis、M.minnanensisとなります。
 他にも数種記載されていますが、生息地や報告されている特徴から上記の種のシノニムではないかと考えています。 

M.minnanensisは近年M.hongkongensisと思われていた一部の個体群が別種として記載されたものです。
以前からM.hongkongensisの福建省個体群として知られていましたが、M.hongkongensisとは分布の連続性がないので恐らく別種であろうと考えておりこれには納得感があります。

その他の3種、M.spechti、M.erythropterus、M.hongkongensisについては全てM.concolorとして1種類とされていたものが分割記載されたものになります。

 他にも数種未記載種と思われる個体群が報告されていますが、それらについてはここでは割愛します。 

 ではそれぞれの種を見ていきましょう。

 まずはブラックパラダイスことM.spechtiから。




本種はベトナム中部に生息が確認されています。 特徴としては流通名の通り黒の印象が強い体色でしょうか。
 「本種の腹鰭には赤がはいらない」と紹介されていることもありますが、実際はほとんどの個体群の腹鰭や尾鰭には赤が入ります。

 環境適応能力が非常に高く、止水域流水域を問わず繁殖することができ、水質汚濁に対しても本グループの中でも最も強い種であろうと思われます。 




 続いてレッドウィングパラダイス(レッドバックパラダイス)ことM.erythropterusについて。




本種はベトナム中部、M.spechtiと比較すると僅かに北に生息しています。
 地図で見ると両種の分布域は接していますが、実際には両種の分布域の境界には山岳地帯があり、それによって地理的隔離が保たれています。

 本種とM.spechtiを同種とする意見もありますが、上記の地理的隔離の事実と外見的な特徴から個人的には別種であると考えています。

 外見的にはブラックパラダイスとは異なり赤の印象が強いカラーリングをしています。
 M.spechtiに比べるとやや水質にうるさく比較的綺麗な流水域を好む印象があります。



 3種類目はホンコンパラダイスフィッシュことM.hongkongensisです。 




本種はその名の通り香港において生息が確認されています。 
中国本土にも生息しているという報告がありますが、前述のM.minnanensisの例があるため実際には香港島にしか生息していない固有種の可能性があります。 

海南島やベトナム北部からもよく似た魚が報告されていますが、分布の連続性や外見的特徴の観点からこれらは別種であろうと考えています。
 限られた地域にしか生息しておらず生息地でも個体数は減少傾向にあり、香港政府が域外保全を行っていることからも本種の置かれている状況をうかがい知る事ができるでしょう。

 外見的には黄色味の強いブラックパラダイスといった印象で、繁殖期には美しいブルーの発色を見ることができます。 

 最後は近年記載されたM.minnanensis 

※Macropodus minnanensis • A New Species of Macropodus (Teleotsei: Osphronemidae) from Fujian Province, southern Chinaより引用



本種は前述のとおり福建省周辺のM.hongkongensisと思われていた個体群が記載されたものになります。 外見的にはM.hongkongensisと大きな違いはありません。
 本種については実際に採集したことがないため簡単なご紹介のみとさせて頂きます。

 と、以上がMacropodus属を構成する記載種になります。 

 昨今改良品種が盛んに作出されている本属ですが、原種にも興味を持って頂ければ幸いです。

著者プロフィール

けんご

原種アナバス専門店「闘魚庵
主催のアナバニスト

アナバス以外にもメダカや水草などの採集も行っており、業界注目度が高い熱帯魚ハンターである


”原種アナバスと呼ばれるグループの魚に魅せられ、闘魚庵という原種アナバスの専門店を営んでいます。

「アナバス全種の繁殖維持」を目標に掲げ、東南アジアをフラフラしながら観察、収集や繁殖などにも力を入れています。”


表紙

Cryptocoryne purpureaの自生地

今回はIAPLC常連でおなじみのmonoさんにマレーシアのジャングルで撮影したCry.プルプレアの花の希少なお写真をご提供いただきました。ありがとうございます

よく見ると花の先に糸トンボが停まっています。

(mono)

自宅田園ビオトープを作ろう2026


水面の縁に黒いのがいっぱい付いていて草の種か何かかな?と思ったらどう見てもボウフラでした…本当にありがとうございます

水換えついでに全部流しても良かったのですが、せっかくなのでお家にいた餌用ヒメダカ(観賞用)を2匹ほど入れておいたら3日とせずにほとんど食べ尽くしてしまいました…さすがです

さて改めて水中に目を転じるとミジンコが大量に湧いてきていて目まぐるしく動き回っています
ミジンコは地味にコケ取り能力があるので容器の中を綺麗にしてくれます。これから綺麗になるかもしれませんね

水底からはなんか面白そうな草がポツポツと芽を出してきていて…これらが水草なのかはわかりませんが、今後が楽しみです

そろそろ違う田園地帯に泥を拾いに行こうかなと思っています



余ったクワイなどを入れている水鉢
あまり大きくならないように密集させていますが、果たして制御可能なのか…(半ば諦めている)

PostScript

”仕事じゃないんだぞ真面目にやれ”

今回はちょっと色々と重なって翌日更新という形になってしまいました
金曜夜の更新をお楽しみにしていただいていた方々には申し訳ございません
遊びは真面目にやらないといけません
特に僕の場合は他の方に原稿などを頂戴しているので、責任を持ってやらないとですね…
頑張ります

(green)

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