今週末注目のイベント
MINI BOTA in サンシャイン 12月6日 開催
ラン展でおなじみオーキッドアンドボタニカルフェアの縮小版イベント「ミニボタ」が12月6日(土)にサンシャインシティ文化会館2階にて開催されます
洋ラン、ビカク、アガベ、塊根、スキンダプサス、万年青、食虫植物など、多彩な植物が集まるお祭的なイベントで入場無料ですので、新しい出会いを求めて遊びに行ってみるのも良いと思います
今回は有料先行入場チケットがあるので、気になるショップがある方はファストパスを使ってみるのも良いかもしれませんね!
リミックスみなと店 第25回シュリンプ祭 12月7日 開催
リミックスみなと店にてエビと植物のお祭り「第25回シュリンプ祭」が12月7日(日)に開催されます
AQUA FORTUNEさんを始め個人のエビブリーダーが集まりコダワリのエビやブセファランドラなどを販売されるイベントです
普段なかなか手に入らない植物を手に入れるチャンスということで、お近くの方は是非!
AquaFocus イワシ生誕祭セール12月6日~14日 開催!
AquaFocusさんで店員さんのお誕生日を記念?して歳末セールが12月6日(土)から開催されるそうです
熱帯植物や水草は全品20%引き、他にも関連商品が10%引きと大変オトクにお買い物ができるチャンスです
通販でも対応されるということなので、気になる方はサイトを覗いてみてはいかがでしょうか?
今週の気になる情報
アクアトーキングレビュー 第7回 1月31日開催 参加予約受付け開始!
来年1月31日に開催予定のAquaTalkingReview 7 『ナマズにひとすじ CATFISH TALKING』の参加予約受け付けが開始しています! 今回は琵琶湖博物館の職員の方による日本淡水魚とナマズのお話、東京大学海洋研究所の特任教授かつナマズ愛好家による魚の飼い方についてのトークイベントということで、ナマズ好きは見逃せないイベントになっていると思います
募集枠は80名ということで、興味のある方はまずはご予約を!
水作HP 山崎浩二のSmallBeautyWorld「スプレンデンスとインベリスのハイブリッド」更新
水作HPの人気連載、山崎浩二のSmallBeautyWorld「スプレンデンスとインベリスのハイブリッド」が更新されています タイで作出されているスプレンデンスとインベリスのハイブリッドによる新しい表現について紹介されています
本場タイの改良品種の流行の移り変わりは早いですが、やはり美しい魚を作るなぁと感じさせられますね…
ファロウェラ属の最小種Faroela kiraneが新種記載
ブラジルのマットグロッソ州にあるパラグアイ川上流域から、ファロウェラ·キラネ(Farlowella kirane) が新種のファロウェラとして記載されたそうです
本種は現状のファロエラ属では最小となり標準体長は96mm以下だそうです。ファロエラ属は32種が記載されているそうで、日本には何種入ってきているのかは謎ですが、また一つファンが垂涎の種類が増えたことになりそうですね…
ADA 旅行部門「CELESTA」を立ち上げ
ADAが"日本各地の豊かな景勝地や手つかずの自然をめぐり、「自然から学ぶ」ネイチャーアクアリウムの哲学に触れる特別ツアーやイベントを企画・運営する旅行部門”CELESTAを立ち上げたそうですまずは、"来年5月末から6月上旬にかけての1週間で、東京・佐渡・新潟をめぐり、ネイチャーアクアリウムのスピリットに触れるプレミアムな旅を企画しました。ADA水景クリエイター・本間裕介のガイドのもと、10名程度の小グループで、東京のすみだ水族館、佐渡の杉の原生林、外海府の海岸線、ドンデン山などの自然を巡ります。ツアーの締めくくりには、新潟のADAネイチャーアクアリウムギャラリーでの研修や、天野尚邸にて4m水槽を鑑賞しながら昼食を楽しむなど、特別な体験”ができるツアーということで、とんでもない額になりそうですが、好きな人にはたまらないものになりそうですね…
GEX ~長年の課題を解決。世界初*、「カルキ抜き」と「生きた水質浄化バクテリア」のハイブリッド化に成功〜
ジェックスラボラトリーが「液体カルキ抜き(塩素中和剤)」と「生きた水質浄化バクテリア」を一本化する技術の開発に成功したそうです。
ポイントはバクテリア材でおなじみの芽胞状態の硝化菌を選抜してさらに管理することでカルキ抜きの成分の中でも芽胞のまま生存できるようにした点で、今までのバクテリア剤は芽胞の維持期間に限界があって消費期限があるのが普通でしたが、この技術によって消費期限が伸びたりする…のかな? 製品としては来年6月に発売予定だそうで、カルキ抜きを愛用している人には新しい目線のアイテムとして注目かもしれませんね!
新着情報
コリドラス コチュイ(Hoplisoma cochui)
コリドラスコチュイ(本物)が、アクアショップフルーメンさんに入荷していました
いにしえのアクアリストなら現在Co.ハブロススと呼ばれる種類がコチュイとして扱われていた記憶があるかもしれません
実際に見てみるとコチュイとハブロススは体型も柄も全然似ていない全くの別種だと分かるのですが、それは鮮明な写真があるからこそ分かることなのかもしれませんね
いわゆるチビコリの中で本物のコチュイはかなり珍しく入荷は稀ですので、マニアの方は是非!
コラム
水草、果てしない挑戦の数々
抽水植物における、二次通気組織について
植物の水生適応にあたって、過湿・貧酸素は極めて大きな問題といえる。
そのため水生植物や湿生植物では、組織間にすきまの繋がったチューブ、ないしスポンジ状に穴だらけにして含気させることによって、空気中もしくは植物内部で発生した酸素を根系までいきわたらせるシステムが発達している。
空気中の気体の拡散は液体中に比べて数千倍高速なので、ガスが充満した経路があるだけで拡散速度の上昇が見込める。かつ水草のような、伸びても数メートルがせいぜいといったレベルでは、はっきりした換気システムを設けずとも通気組織を設けておけば貧酸素の問題はだいぶ問題はましになる。(これが高さ30mの木だったら大問題だが)
ただ、ハスは特殊な一方通行に近い通気系を発達させているし、コウホネ類などほかの浮葉植物も一方通行に近い経路を獲得している。より小型の水草にも、もしかしたらこのような一方通行の流路を発達させているものがあるかもしれないが、よくわかっていない。
アクアリウムで用いられるさまざまな水草の茎をカットしたときに、どの穴から気泡が出てくるかは、観察して調べるとまだまだ発見がありそうなテーマだ。
今回はこうした、植物の通気組織について取り上げようと思う。
水生・湿生植物に見られる通気組織は、大きく一次通気組織と二次通気組織の2つに分けられる。
一次、二次、と言ってもとっつきにくいので、まずはここから解説する。
植物は基本的に先端に向かって伸びる一次成長と、横に向かって茎が太くなる二次成長の、2つの成長様式をとる。
一次成長では、先端に向かって伸びていく。
この際に通気組織を作ると、先端に向かって成長しながら、かつ孔があいた組織ができていくことになる。
つまり、先に行くにつれてだんだん茎が太くなっていくということになる。
これを、一次通気組織という。
一方、二次成長で幹が肥大するとともに、表皮の下にあるコルク形成層が増殖し膨らむことによってスポンジ状に基部の茎が肥大していく場合もある。
こちらを二次通気組織といい、湿生植物や一部の抽水植物に発達する。(顕著に見られる?)
今回はこの、二次通気組織にフォーカスしよう。
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ミソハギの基部にできたひび割れ 水位が上昇すると内部に白く含気したスポンジ状の二次通気組織が発達し、下部から皮層を引き裂きながら上行していく |
さて、抽水植物を観察して気づいたことがある。
二次通気組織は、きちんと水中で育っている水草(沈水性ないし、全草が水没して成長中の植物には、という意味)にはほとんど見られない。これはあくまで個人的観測であるので例外を見つけたら是非教えてほしい。
そもそも皮層の下にある周皮(コルク形成層により合成された組織の総称)の発達に伴う表皮の裂け目すら全くと言っていいほど見当たらない。
先ほど挙げたレンコンの穴や水草の茎を切った時に出る気泡は、そのすべてが一次通気組織に由来するものであり、茎が成長してから周辺が張り裂けるようにして二次通気組織が出現するのはもっぱら抽水植物や湿生植物にみられる現象である。
だから、世界のどこかに二次通気組織を発達させる沈水性の水草があったら、大いに私はびっくりする。
いまのところ、水中で生育する植物に二次通気組織は見あたらない。
もし、まだ私が見たことがない例外があるとするならば、それはおそらくLimnosipanea spruceana(南米に産するアカネ科の水生草本)であろう。この種は沈水性であるにもかかわらず木質化した茎基部を持つからだ。
ここまで書くと、そりゃあ水草は「草」なんだから二次成長=茎を太くする成長は乏しいし、二次通気組織も発達しないのではないか、という人が出てくるかもしれない。
しかし湿生・抽水植物には、草本であっても二次通気組織を発達させるものが多い。
かのダイズですら二次通気組織を発達させることができ、耐湿性に大きく関与している。
日本では伝統的に田んぼの畔に大豆を植えて育てる(畦豆という)ことができたのは、おそらくこの性質を強く持つ品種が用いられてきたためであろう。
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ミズオジギソウ 発達した二次通気組織をフロートに用いる。
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二次通気組織は抽水植物ではミソハギ属や、有名な例ではミズオジギソウの白いフロートもそうで、一年草、多年草、さらには木本(たとえば、ポンドアップル)にすらみられる。( 上記の例は詳細な検討がすでに先行研究でなされているもののみを列挙した。 )
では、抽水植物には二次通気組織が普通にみられるのに沈水植物にはほぼ見られないのは何故か?
これを考えるにはルドウィジア属にみられる多様性はヒントになるかもしれない。
この属には、一次通気組織を発達させるもの、二次通気組織を発達させるもの、成長段階に応じて二次通気組織を発達させたりさせなかったりするものがみられる。
とはいえ、一般にルドウィジアとして親しまれるパルストリス、レペンス、アクアータあたりは茎の変化が見当たらないため、 この項ではアクアリストにはややマイナーなルドウィジアをメインに扱うことになる。
グランデュローサ(ルブラハイグロ)やスファエロカルパ、水田に見られるチョウジタデやヒレタゴボウ、特定外来生物として巷を騒がせているオオバナミズキンバイといった種においては、抽水状態の茎の根元がバキバキ裂けて太くなり、白いスポンジ状の”肉“がちらりと覗かせる様子が見られる。これが二次通気組織である。
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ケミズキンバイ とくに基部で二次通気組織が発達し、グロテスクな見た目になる
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特に顕著なものは、沖縄に行くとみられる。ケミズキンバイはグロテスクなほどに張り裂けて、白くふやけた茎が何やら死んだ魚が浮いているようであり、キダチキンバイもまるで、切腹したように白い肉を覗かせている。もはや気味が悪い。
二次通気組織を発達させる種として挙げたスファエロカルパやルブラハイグロにしてみても、水中で育てている株の茎がバキバキに裂けているのを、私は見たことがない。むしろ水草らしからぬほどに、みっちりした通気性を感じない茎である。
もしこの類の茎が水中でも張り裂けてスポンジ状の物質が出現しているのを見つけた方がいたら、是非教えてほしい。
同様に、沈水能力を持ったルドウィジアに二次通気組織の発達が見られる気配はない。パンタナルレッドピンネイトなどのL, inclinataでは二次通気組織が発達しない。かわりに非常に発達し、ホテイアオイの葉柄を思わせるほどフカフカに含気した一次通気組織をもつことが知られている。
こうしてみてみると、水草において二次通気組織と一次通気組織は役割が全く異なるのではないかという仮説が考えられる。
少なくともルドウィジアにおいて、二次通気組織は嫌気性の泥に根を下ろした状態で茎の空中部・水面部やや上から地下の根部にかけて発達し、そうしたルドウィジアでは、上向きのスポンジ状の呼吸根がともに見られる(呼吸根自体は一次通気組織なので注意。いつかフォーカスしたい)。
ケミズキンバイにみられる発達した二次通気組織は、ミズオジギソウのものと同様にフロートとしての役割に転用されたのかもしれない。ケミズキンバイは呼吸根もフロートに転用しているからだ。
このことから、ルドウィジアなど湿生~抽水植物の二次通気組織は泥中の根にかけて「空気中の」ガスを根まで取り込む、シュノーケルのような役目を果たすのではないだろうか?と推定してみた。
つまり、光合成ガスを根まで送り込む一次通気組織とはそもそも役割が違うのではないかという仮説である。
もしそうだとしたら、なぜか沈水性および全草が水に漬かった水草に二次通気組織がみられず一次通気組織ばかり発達する、という個人的観測の謎も腑に落ちる。
水の中にシュノーケルを沈めても、意味がないからだ。
・補足1
たしか遠野でのことだったと思う。
かつての農業を撮ったドキュメンタリーを見ていたら、ドロドロの田んぼの畔にダイズが育っていて唖然とした。なにせダイズを育てるために水田転換畑を作らざるを得ず、そのために折角の水田の不透水層を破壊するという話がよく聞かれて心を痛めていたからである。本当かいな、と思って調べてみると、過湿なはずの畔にダイズを植える風習は畔豆と称して国内各地であるものだったという。
耐湿性の高いダイズ品種ほど、二次通気組織をよく発達させることが知られている。一般に大豆は水はけのよい環境を好むといわれるから、きわめて過湿な畔にダイズを植える日本の伝統的な農法はダイズの常識からするとだいぶクレイジーであり、そうした環境に適した品種だからこそ可能だったと考えざるを得ない。
ダイズの原種を辿るとわりかし湿地を好むツルマメであり、これも二次通気組織を作る性質に富んでいるから面白い。そして全国各地の水田周囲にふつうにみられるツルマメと、ダイズとの交配や自然交雑による品種形成への影響もまた、たいへん注目されているところである。ただ、これと耐湿性の関連は憶測の域を出ない。
・補足2
二次通気組織はコルク形成層によって作られる。コルク形成層は表皮(もともとの皮)が肥大成長によって張り裂けたときに備えて増殖する層といえる。ただ、教科書的な「裂けたときにコルク形成層が増殖する」という増え方は、二次通気組織にはあまり適していない。
二次通気組織の場合、表皮を引き裂くようにモリモリと増殖してくる。ミズオジギソウやケミズキンバイを見ると、ポップコーンのように内側のコルク形成層が増殖して含気しながら引き延ばされ、はじけて飛び出すイメージが近い。
ところで、コルクという語感からは、あのワインの栓に使うようなもの(コルクガシの樹皮)を想像されるかと思う。コルクと二次通気組織は非常によく似ていて、同じく大量のガスを含んだ構造である。
ただし、二次通気組織はコルクと違ってスベリンをそこまで多く含まない、スポンジ状のふわふわとした柔らかい組織である。
ところで、コルクガシの分厚いコルク層は山火事の多い乾燥した地中海気候において難燃性かつ、火災時に炭化しながら吸熱する耐熱装甲として機能する。
この際に、大量に含まれるスベリンの疎水性かつ難燃性で吸熱の大きい性質が重要になってくる。まさに宇宙開発に用いるアブレータ―(熱を吸収させる素材)としての機能を果たすらしい。
なんと現在もロケットのアブレータ―としてコルクが現役である。先日もコルクアブレータ―を装着したロケットのフェアリングが石垣島の海岸に漂着した、とか、いやアブレータ―そのものではないのでは?などなどと某SNSで話題になっていたので、ついついこの話をしたくなった。
古くさいという話では全くない。今後も当分使われそうだ。次世代宇宙機の開発でもコルクを用いたアブレーターの研究が盛んに行われている。
著者プロフィール
今まさに失われつつある水草のある景色を求め、日夜フィールドを彷徨い記録している
"いつまでもあると思っていた。
ようやく手が届く、そう思ったとき、もう何もなかった。
空虚と無念と後悔は、記憶と合して憧憬を生む。その先が過去なのか、未来なのかは、もはや朧げで。
ただ私を引き込んでいく。もっと知れと。
ここを翌年訪れた時、もう水草はなかった。しかしいまでも夢に出てくる。"
表紙
ニムフォイデス フラッキダ
水草研究者のクリステル カッセルマン氏がコロンビアで採集した、細長い葉を付ける風変わりなガガブタ
日本へはカッセルマン女史からレイアウターの小野氏への贈り物として送られた。日本にやってきてまだ日の浅い水草である
流水に揺れるくすみのない明るい黄緑の葉は優美な見た目で見ているだけで元気を貰えるような爽やかな印象を受ける
至適環境だと60cm水槽では若干持て余すくらいのサイズ感になるが、水深によってサイズ感が変わるタイプのようで、そういう点では扱いやすい優等生である
2年ほど育ててみた印象だと、かなりの肥食いで新品のアマゾニアが一番調子よく育つ。底床の養分がガス欠になるとあれよあれよと調子を崩すので、定期的な施肥を意識したほうが良いだろう(また、嫌気層がある方が良いようだ)
流れの強い場所に生える水草のようで、このサイズの水草としては極端なくらいに根張りが強い(想像の3倍くらい)
そのため一度植えたらリセット以外は動かさないつもりでいた方がいいだろう(動かす時はほぼ底床リセットになるくらいの根張りという意)
葉にも水流が当たってそよいでいる方が調子が良いように思う。光を好みCO2は微量でも添加している方が調子がいい
要するにハイカロリーな管理に向いている水草であるため、そういう意識で扱うと上手く育つ
増殖はまた変わっていて、葉の基部から不定芽が出てきて増える、ラジアルヘアーグラスみたいな増え方をする
不定芽がある程度育った段階でカットして植えると根付いて増えるが、カットと移送を同時に行うと歩留まりが悪いようだ
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