コリドラス ハブロススとアラグアイア ナローリーフハイグロ

Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的な連載です
日々情報が溢れて残らない時代に、記録を残す事を試みています

この場を通じて新たな出会いや学び、楽しみが広がっていく一助になれれば幸いです

金曜夜のお楽しみ(?)Greenジャーナル10月3号のお届けです



※主にショップや企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です
個人のツイートで特に紹介したい!と思ったものはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m

今週もイベント中心にご紹介!秋はイベントラッシュで毎週忙しいですが真冬はどうなるんだろうか…


イベントリポート

先週末開催されたアクアリウム東京ネイチャー2024に行ってきました!

アクアリウム東京はそもそもアクアリウム関係メインのイベントとして始まったものですが、現在はペットに関わる様々な出展が増えてごった煮な感じになっています

が、だからこそ普段自分からは集めない情報が受動的に味わえるため、非常にエキサイティングなイベントだと感じました


ガラス張りで明るいイベント会場

会場は新宿住友ビルの三角広場で、朝から多くの人で賑わっていました。

なんとなくお祭り感があるイベントだなぁと感じて会場をウロウロ。

全体の割合はアクアリウム関係と両爬、エキゾチックアニマルと生き物系作家さんがそれぞれ1/3ずつ参加されている感じで、老若男女入り乱れて濃い人達がウキウキと歩いている感じがして楽しかったです


マニア垂涎の水草の数々@FeelPlants


美しい透明標本@Magi


プロの熱帯魚写真販売@カメラマン佐々木浩之


素晴らしい立体紙作品@紙蔵ケンジ


ハイブリッドホマロメナの傑作の数々@KZT



爬虫類も色々@Petshop Sirius


お手頃価格の金魚も山盛り!@feed on

全体的な印象として、アクアリウムバスに比べると混みすぎてなくてそれぞれのブースをゆっくり見られるので良いイベントだなぁと思いました。個々のブースも気合が入っていて陳列も美しく、見やすい工夫がされているなぁと感心しきり


ただ一点、入場料がかなり高い(1日1,800円)と感じました


素敵なイベントなので学生料金などを設定して若い人も気軽に来られるようにできれば良いのになぁなんて思ったり……


ともあれ、盛況で何より。ご参加された皆様、会場でお愛した皆様ありがとうございました!


ということで、今週末注目のイベントのご紹介~!

今週末注目のイベント

第50回日本盆栽作風展(立川市)10月24日(木)~28日(月)開催中!

プロの盆栽作家が盆栽技術を競う、日本盆栽作風展が国営昭和記念公園内 花みどり文化センターで28日(月)まで開催中です!

50回記念の今回は過去の受賞作もズラリと揃い、非常に見応えがある展示になるそうです!

即売会も開催されるそうなので作家さんから貴重な盆栽を買うチャンスかもしれませんね

入場無料なので秋のお散歩ついでに行ってみても良いかも?


栗原苔フェスティバル2024(宮城県栗原市)10月26日(土)開催!

毎年栗駒山麓ジオパークビジターセンターで開催されている苔イベントが栗原苔フェスティバルという名称に改められて10月26日(土)に開催されます

苔テラリウムのワークショップや展示、即売、クイズ大会やマルシェなど様々なイベントが開催されます!

注目の苔テラリウム作家さんや苔ショップさんが多数参加されているので、お近くの方は是非!

草パラダイスvol.2 @東京(京橋)10月27日(日)開催!

第一回は沼津で開催された植物即売イベント「草パラダイス」の第2回がVORT京橋で10月27日(日)に開催されます!

インテリアグリーンに強いショップとAquaFortuneさんやPlantsBaseさんなどのジメジメ強豪ショップが出展しているので幅広い層に届きそうですね!楽しみです!



第30回金魚日本一大会(弥富市)10月27日(日)開催!

日本全国から様々な金魚約700匹を集め、日本一を競う品評会「金魚日本一大会」が愛知県弥富市の海南こどもの国で10月27日に開催されます!

普段まず見られないコンテストグレードの金魚が一同に介するイベントですので、目を養うためにも見に行ってみたいですね!

ミシマ高岡店(高岡市)で植物と生き物即売会開催!

北陸で最も精力的に活動されているう熱帯魚店の一つ、ミシマ高岡店さんで植物と生き物即売会が10月27日(日)に開催されます

個人的に注目している雨露屋さんや、様々なショップさんがジメジメ植物や両生類、爬虫類などを持ち込み行われるイベントですので、お近くの方は是非参加されてみてはいかがでしょうか?正直行ってみたいです…



今週の気になる情報

10月23日

水作新ブランド「SOKONIWA」開始!インスタグラムで公式アンバサダーも募集!

老舗アクアリウムメーカー水作さんが“緑と水辺の癒しを、もっと身近にもっと気軽に”をコンセプトに、アクアリウム、テラリウムの新ブランド「SOKONIWA(ソコニワ)」シリーズの商品を10月25日(金)より発売

インスタグラムでSOKONIWAシリーズ商品を紹介する公式アンバサダーも募集されていますので、ご興味のある方は是非手を上げてみてはいかがでしょうか?


10月24日

日本の深海魚図鑑Amazonで予約開始

「日本の深海魚図鑑」が山と渓谷社から12月4日に出版されるそうです。

ありそうで意外となかった深海魚図鑑の最新版が登場。気鋭の魚類学者19名が貴重な標本写真やエピソード、生態などを分かりやすく解説している本だそうです…!これはお魚好きならたまらない本になりそうですね!!



今週は新着情報はお休みです


コラム

1. 草を求めて東奔西走コラム

「ミュンヘン・ニンフェンブルク植物園」

 

今回、greenさんにお声掛けいただき、コラムを担当させていただく事になりました。­­White moonです。暇を見つけては国内外のアクアリウムショップやら植物園やら水辺の植物がありそうな場所を「百聞は一見に如かず、とりあえず行ってみよう」をモットーにふらついております。たまに外れることもありますが、まぁそれもまたおもしろです。

 

今回のコラムでは先日3月に訪れたミュンヘンのニンフェンブルク(Botanischer Garten München-Nymphenburg)植物園について備忘録を兼ねてご紹介させていただこうかと思います。

ミュンヘンはドイツ南部の割と人口のある大きな街です。ビール好きの方には世界最古のビアホールがある場所として認識されているかなと思います。実際ソーセージをアテに楽しむ地ビールは美味しい(笑)。あとはサッカーのバイエルンミュンヘンが有名ですかね。私はあまり興味がないのですが、、、、

新市庁舎の時計塔

ロジ周りはハブ空港であるミュンヘン空港があるので日本からのアクセスはとても良いです。地下鉄、トラム、バスなど公共交通機関は共通チケットを購入すればお得にまわれます。日本の公共交通機関と同様、この辺の乗り物は時間に正確ですが、ドイツ鉄道はよく遅れますので(ドイツ人にも大変不評)お気を付けください。英語で行先案内もあるので東南アジアに比べると難易度低いです。


さて前置きが長くなってしまいましたが、ニンフェンブルグ植物園はニンフェンブルグ城というむしろ観光のメインはここだろみたいな場所に隣接しています。大体の観光客はこちらに行くのですが、草の人はこちらです。

Nymphenburgは妖精の城という意味ですが、植物園前の看板も語源が同じNymphaeでオオオニバスが見られる場所としてとても有名なのです。これは期待しかないぞ。


、、、と心躍らせていたのですが、冬季の睡蓮温室はお休みとのことで、見られませんでした、、、暖房費がかさむので夏季だけの展示だそうです。うーん残念。

 ですがそれだけではない。水草とサトイモ、ジメジメ系植物の展示がとても多いんです。ご高覧あれ!

 

Gewächshäuser:Tropisches Sumpf- und Wasserpflanzenhaus

バカでかい原種アヌビやエキノは一見の価値ありですよ。グラウカスはやはり白い、、、



Echinodorus glaucus


ラゲナンのプルエルテラミッサもありました。日本ではまだ商業ルートで入ってきていないのでは?


Langenandra praetermissa


Lagenandra meeboldii


クリプトも結構ありましたが、クルダシアーナとは、、、渋い。


Cryptocoryne cruddasiana


ジメジメサトイモの類の展示もだいぶマニアック。


Schismatoglottis concinna


Naidia zygoseta

Schismatoglottis lancifolia

Homalomena humiliis


オネマもありましたが、ピクタムはなかった、、、



Aglaonema simplex

Aglaoonema fumeum

水草はご覧の通り水槽がずらりと並んでいます。雰囲気は草津の水の森に近いかな?ホレマニーもご立派でした。



 

こんな施設が日本にもあったら良いですね。こちらからは以上です。また次回のレポートでお会いしましょう。



著者プロフィール

White moon

行動派水草ハイマニア

面白い水草を求め日本のみならず世界を東奔西走。その収集力と育成技術、情報量の多さは計り知れない。

”草を求めてあっちにフラフラこっちにフラフラ。そろそろアジアをぶらつきたい。得意技は瞬間移動。”





表紙


コリドラスハブロスス(旧学名:Corydoras habrosus 現在はHoplisoma属)はいわゆるミニコリと呼ばれる小型コリドラスの仲間である

ミニコリと呼ばれるコリドラスにはピグミーやハステータスなど愛らしい仲間が多いが、本種はその中でもいわゆるコリドラスらしいずんぐりむっくりな体型をしていて特に好きな種類である

育成は特に難しいことはないが、輸入直後や導入時など環境が大きく変わるタイミングでエロモナスなどを発症することがあるので、その際は注意が必要である

”水槽にコリドラスがいると水草が育ちやすくなる”なんて昔からの言い伝えもあったりするが、実際のところはおまじないと同様であろうか?

少なくとも水草のためにコリドラスを入れることはないが、その愛らしい姿を見られるだけで十分幸せである



アラグアイアナローリーフハイグロは、いわゆるツーテンプルタイプのハイグロフィラの仲間である

南米有茎草ブームの折に日本にやってきた水草の一つで、ツーテンプルほどは大きくならず、成長もかなりゆっくりな草である

導入時に一月くらい動かない事もあるが、その間地下にしっかりと根を張り根が生え揃ったタイミングで動き出す印象がある(南米産ハイグロは大体根張りが凄い)

やっと上に伸びるか~と思って見ていると急に匍匐茎を出して横に展開していくことが多いため意表を突かれるが、前景から中景への繋ぎとして使えるためレイアウトにも活かせる水草の一つだと思う

育成は南米有茎らしくCO2を添加し弱酸性軟水であれば特にうるさいことを言わないが、多少硬度が高くても光が弱くてもちゃんと育つ。ただし成長が遅いためコケにまみれないように注意が必要であろう


PostScript

Floscopa scandens


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