Greenジャーナルvol.06 2024年10月2号

2024年10月11日金曜日

404 ADA Greenジャーナル うじ草あわせ 新着情報 水草 熱帯魚 熱帯植物

t f B! P L

 

コロンビアダータテトラとラビットイヤーロータス

Greenジャーナルは水草、熱帯植物、熱帯魚など僕が個人的に気になったモノやイベント、入荷情報などを整理して記録、告知する備忘録的な連載です
日々情報が溢れて残らない時代に、記録を残す事を試みています

この場を通じて新たな出会いや学び、楽しみが広がっていく一助になれれば幸いです

金曜夜のお楽しみ(?)Greenジャーナル10月2号のお届けです



※主にショップや企業のHP情報やツイートを中心に構成していく予定です
個人のツイートで特に紹介したい!と思ったものはお声がけさせて頂くかもしれませんので可能であればご協力お願いしますm(__)m

今週末注目のイベント


パルダリウムとパルダプランツの展示即売会パルコレ(東大阪)10月12日(土)~13日(日)開催

パルダリウムやテラリウム作品の展示、植物の即売会も行われるパルダリウム専門の展示即売会パルコレが10月12日(土)~13日(日)にLink!近畿大学前で開催されます
販売だけでなく、オークションやワークショップ、ビンゴ大会など、色々楽しそうなイベントが開催されるようで是非覗いてみたいイベントですね!






うじ草あわせ"闘草"特集



今回は10月4日(土)、5日(日)に開催された、植物展示即売会「うじ草あわせ」から、植物展示イベント”闘草”に出品されていた素晴らしい植物の写真を4G様(@VivariumTokyo)、餅様(@mocchy_tingyoan)、その他の皆様にご提供いただきましたので紹介致します


Homalomena hyb. ‘銀鱗(鯖×月)’【LA-hyb.22-04】


Aglaonema pictum '氷柱錦(甲)'【LA0215-4G】



Aglaonema pictum 'Pickete’



Platycerium willinckii 'OMG'


ミヤマウズラ ’金閣殿’


Begonia'淡雪'とvankerckhovenii


サギソウ


奄美姫ソテツ


うーん、どれも素晴らしい…!!

どの植物も健康に育てるだけでも大変ですが、集めて並べることで”作を上げる”ことの意味を感じられる素晴らしい試みだと思います

こういった展示に魅力を感じる方は各地で開催されている盆栽展などを見に行くのもよいかもしれません(バチバチに仕上がった植物を沢山見られるので植物が好きな人は結構刺さると思います)

闘草は今後も開催していく予定だそうなのでこれからの展開が楽しみですねぇ~!




ということで、今週の気になる情報~

10月3日(木)

まっかちん跡地(中野)にAQUA SHOP MⅢプレオープン中

先月惜しまれながら閉店(移転)した中野の老舗熱帯魚店まっかちんの跡地に、まっかちんの従業員だったの方が新たに熱帯魚店をオープンされたそうです
まっかちんは怪魚に強いお店として知られていましたが、新しいお店もスネークヘッドなどの入荷に力を入れているようです!応援したいですね!


10月6日

夢の島熱帯植物園#植物交換会 in夢の島(江東区)10月12日、13日に開催

自宅で増えた、飼いきれなくなった植物同士を100円で交換する交換会が夢の島公園で10月12日(土)~13日(日)に開催されます
毎回好評なイベントで皆さん新しい子にも出会えているようですね…うーん興味あるぅ~


10月7日

月刊アクアライフ1月号(12月11日発売予定)はナマズ特集 ナマズ写真大募集中!

一般公募のお魚写真が集まるアクアライフの超◯◯図鑑シリーズ、1月号はナマズ特集ということでナマズの写真を募集しています!過去に飼っていたお魚の写真でも良いそうなので、可愛い我が子の写真を送ってみてはいかがでしょうか?


10月8日

誠文堂出版「ディスカバリー 生き物・再発見 熱帯魚・水草大図鑑」発売

熱帯魚の撮影でおなじみの写真家、佐々木浩之氏が中心となって作成された熱帯魚図鑑が発売されました。定番から新着まで熱帯魚と水草を1100種掲載しているそうです。最近は紙媒体の図録はあまり出ていないので、知識のアップデートのためにも手にしてみると思わぬ出会いがあるかもしれません



10月10日

水作コラム「大美賀隆のステップアップアクアリウム」第8回 ペルヴィカクロミス・プルケールの繁殖公開

アクアライフのOミカさんでおなじみの大美賀氏の水作の連載が更新されました。今回は第3回の連載で紹介されたペルヴィカの繁殖と稚魚の育成についての要点がまとまっていてとても勉強になります



10月11日

杜若園芸(京都府)秋のメダカ祭り第二弾が12日(土)~14日(月)開催!

水辺植物の販売で有名な杜若園芸の本店温室にて、秋のメダカ祭りと銘打ったイベントが開催されるそうです
杜若園芸さんは最近改良メダカの販売にかなり力を入れているので、普段なかなか見られない素敵なメダカに会えるかもしれません
またメダカすくいや抽選会もあるそうで、覗きに行くだけでも楽しそうですね!

杜若さんといえば、先日販売水槽でオトシンクルスネグロの子どもが生まれたというツイートをされていましたね
生まれたてのオトシンのベビちゃんを見る機会はなかなかないと思うので、メダカだけでなく観察しに行くのも良いかもしれません




新着情報

レッドチェリーラスボラ(Rasbora lacrimula


新着、というわけではないが魅力的なラスボラのご紹介。小型で赤いヒレにブルーのラインが美しい、ソムフォングシィを派手にしたような印象のラスボラである

5年ぶりくらいの入荷になるのだろうか?コイ科の常で"よく似ているけど違う”魚が入ってきがちであるが、今回は本物っぽいそうだ

心待ちにしていた方も多いのではないだろうか?





コラム

水草、果てしない挑戦の数々


マツモ(マツモ目)、ヤナギモ(オモダカ目)、ホザキノフサモ(ユキノシタ目)、
コウホネ、カボンバ(スイレン目)。弘前城にて、2024.

水草の魅力は多々ある。
多くのアクアリストにとって、健康に育った水草の色あいや気泡は水槽の彩りとして最高のものだろう。水草レイアウトというものが、アクアリウムの中でかなり大きな地位を保ち続けているのが何よりの証拠である。
いっぽうで、水草のコレクション性に着目する人もいる。エキノドルス、クリプトコリネ、ホシクサ、ブセファランドラなどなど、様々な近似種や個体変異や地域差をもつグループに注目し、その違いを楽しむのもまたすばらしい。

さて、私にとっての水草の魅力はと聞かれて第一に挙げるとすれば、その多様性・・・とくに多系統性と多様な水生適応だろう。
水草という植物の分類群はない。水草というのは植物の様々なグループのなかにちりばめられた、水生適応した植物の総称でしかない。

私の数えたところ、抽水植物や抽水生活可能な植物を含めると大まかに100科、450属を超える(コケ植物は除く)。その中で、水中で生育できる種をふくむ属は228属ある。この中には野生では水中に生えている姿を見ないにも拘らず水槽では栽培可能であるものや、日本での生態観察をもとに水草として数え加えた属が多くある。つまり海外、ひょっとすると日本国内にすらも未だ水草として認知されていない水生適応を示す植物がまだまだあるはずである。

水への適応回数という視点で見てみるのも面白い。一属内においても水生適応は複数回起こっているものがいくつか見当たるように思われ、水生適応の程度の差…たとえば抽水⇔浮葉⇔沈水などを考えるとさらに複雑だ。

水草というのは植物の、水中というフロンティアへの挑戦の産物である。そしてその実態は、けっして単一、均質、同質なものではありえない。
ただし、挑戦し成功した結果はしばしば収束し、一見よく似た「水草」というグループのイメージをなす。しかしその中でも挑戦の数だけ、そこには水と陸の狭間でできた断続的で本質的な違いが発生している。

水草は極めて多彩で、互いに異質なものである。


著者プロフィール

4.04
水草blog「水草オタクの水草がたり.」連載
今まさに失われつつある水草のある景色を求め、日夜フィールドを彷徨い記録している

"いつまでもあると思っていた。
ようやく手が届く、そう思ったとき、もう何もなかった。
空虚と無念と後悔は、記憶と合して憧憬を生む。その先が過去なのか、未来なのかは、もはや朧げで。
ただ私を引き込んでいく。もっと知れと。

ここを翌年訪れた時、もう水草はなかった。しかしいまでも夢に出てくる。"




表紙






ダータテトラと呼ばれる魚は南米大陸に広く分布していていて、北はベネズエラから南はウルグアイまで、あらゆる水系に存在していて細かい変種が存在する
中でも通称コロンビアダータテトラと呼ばれるオリノコ川水系に産するものが代表的な種であろう

カラシンの仲間ながらハゼに近い雰囲気を持ち、好奇心旺盛で水底を泳ぎ回ったり、草の上で休んだりと動きが可愛いので見た目の地味さを補って余りある愛くるしい魚である

国内にはほぼ現地便でしか来ないが、ワイルドの多分に漏れず輸入直後は活き餌しか口にしない傾向があり、導入は若干気難しい面がある

できればショップで人工飼料に餌付いた魚を買うか、導入初期だけサテライトなどに隔離して活き餌(冷凍でも可)を与え、徐々に人工飼料に慣らすのが理想だろう

活き餌を好む性質上、同居する魚の自然繁殖した卵や仔魚も喜んで食べてしまう(大体の魚はそうだが)ので、他魚の自然繁殖を狙う際は少し注意が必要かもしれない
それでも一度でも飼ってしまえば必ず虜になると思われる可愛らしさなので、もし見かけたら是非お迎えしてみて欲しい

個人的には魚というより犬に近い印象を受ける魚なので、水槽が賑やかになり幸福度が上がること請け合いである(犬派)



ラビットイヤーロータスはブラジル、パンタナル周辺に産する熱帯性睡蓮の一種である。レヨンベールさんによれば96年に来日した種類だそう

名前の通り深い切れ込みを持った耳を持ち、環境によって明るい緑色から薄い橙色に色が変わる

睡蓮の常として移植に弱いが、落ち着いてからは非常に強健で、意識的に週1回程度葉を間引いていかないと水槽が暗くなってしまうほどに茂る
逆に言うと間引くことで大きさを調整しやすいため60cm規格水槽でも収まるように仕立てられる

繁殖形態は睡蓮らしく地下茎を伸ばして、周囲に子株を形成していくタイプである
南米睡蓮の中でもかなり浮葉を出しにくい方であるため水中育成に向いているニムファと言えるだろう

我が家においては2000年頃にオープン当時の新宿アクアフォレストで入手して以来ずっと維持している数少ない水草であり、無加温の室内でも冬越しするなどなかなかパワフルな植物である

ここまで付き合いが長くなると水草といえど親愛に近い少し重めの感情を抱いてしまう(笑)

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